嬉しい誤算  

証券会社からメールが来ていて、
30日利払の仕組債の利率確定の報告がありました。

前に、先週末20日に利率確定、と書きましたが、
正確には、
「利払日の5営業日前の午後3時のロイター東京の画面の為替で利率計算」。
23日の祭日を除いて20日と思う一方、
アメリカの感謝祭休日も除外ならば、
19日ではないかと思っていたら、後者が正解。

↓のように、一日の違いで、利率が変わります。

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利率計算の基準為替は82.33豪ドル。
下落の途中でした。
この結果、利息が予想より多く取れました。
もう一日前の83円ならもっと多かったのですが、
この逆もあるわけです。
今日は81円直前まで行っています。

確定利率は、6.485397%。
現在の経済情勢の中では、
立派な成績。
よくコール(解約)がかからなかったと不思議なくらいです。

次は30日に利率確定。
対象は米ドルですから、
あまり大きな期待はできません。
更に12月初旬に、次の利率確定日がやって来ます。

リーマン・ショック以来、1年がたちましたが、
日本だけが回復が遅れ、株価も低迷。
思ったよりたちが悪い。
政府はデフレを宣言しましたが、
宣言だけでは、評論家と同じ。
ちゃんと政策を立てなければ。
財務大臣は「株価の低迷は大企業の資金調達のせいだ」といい、
亀井さんは「日銀は眠っている」といいます。
いずれにせよ、
人に責任をなすり付けている間は問題は解決しません
本当に日本の政治家はお粗末の一言。




南の国へ  旅行関係

連休を利用して、
暖かい場所に行って来ました。

阪急交通社「クリスタル・ハート」の
「美しき八重山・宮古諸島9島めぐり 4日間」

阪急交通社には「トラピックス」というブランドがあり、
事務局長はよく利用しますが、
今回参加した「クリスタル・ハート」は、
それより年齢の高い客層をターゲットにしていますので、
ゆったりめの旅程。
そこが、あわただしい「トラピックス」と違うところです。

なにしろ空港で参加者の顔ぶれを見てびっくり。
事務局長夫妻を除き、
全員が高齢者。
というより、後期高齢者。
旅行中わかったのは、
うち3人は、脳梗塞の既往者。
もともと「クリスタル・ハート」は
高齢者や身障者を受け入れる旅作りをしているようです。

旅費も「トラピックス」より高く、
高いかわりに、ホテルは良い。
1日目の石垣島ホテルは普通でしたが、
2日目の西表島のホテルは豪華。
それにびっくりしていたら、
3日目の宮古島のホテルは、その上を行く超豪華。
日本にこんなホテルがあったのか
と思うほどでした。

気温は最低21度、最高27度という調子で、
暖かく、半袖で過ごしたので、
東京に戻った途端、寒さが身にこたえました。

娘もホンコンから無事に帰国し、
ペットホテルに預けた「小春」も戻って、
久しぶりに、我が家に家族が揃いました。

一枚だけ、写真を紹介。

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新聞広告などによく使われる光景ですね。
これは、西表島 (いりおもてじま) の脇にある
由布島 (ゆぶじま) に渡る時に、
浅瀬を行く牛車。
おだやかでのんびりした風景です。



西宮冷蔵の水谷さん  

明日利率が決まるというのに、
豪ドルが大幅下落
1日の間に1.5円も下がる乱暴さ。
今回の仕組債の利息は、
1円違うと20万円違う。
つまり、今日1日で組合は
30万円損をした(正確には、儲け損ねた)ことになります。
やれやれ、こういう巡り合わせだとは。

そんな中、変更された最新定款の配付用冊子を作る作業に取り組みました。
今回は変更箇所が多いので、
集中力を欠くと、
間違えたものになるので、
細心の注意を払って仕事をして、
少々疲れてしまいました。

そういえば、先日、テレビで
「妻が夫に言ってほしくない言葉」というのを特集していて、
その1位が「疲れた」という言葉だそうです。

先日、芝浦の食肉市場のエレベーターの中で、
若い人が、
奥さんから、「あなたため息だかりついてる」
と叱られた話を披露していました。
「あなたは『疲れた』しか言わない」とも言われたそうです。

なるほど、そんなものか、と思いましたが、
一緒にテレビを見ていた娘が、こう言ったといいます。
「パパは絶対言わない言葉だね」

そうかもしれません。
還暦を過ぎて
この元気はどこから来るのか。
仕事を終えた後、
帰りに映画や芝居を観にいくエネルギーは一体何なのか。

早めに死のうと常々言っている恐怖心が
生き急ぎをさせているのかもしれません。

先日、テレビで西宮冷蔵の元社長水谷さんのことをやっていました。

西宮冷蔵株式会社は、
兵庫県西宮市の冷蔵倉庫会社で、
ここの倉庫で、雪印食品が
輸入牛肉を国産牛肉の箱に詰め替えて、
当時の国産牛肉買い上げ制度を悪用する不正を行った。
2002年1月、
社長の水谷洋一さんが知って、この牛肉偽装を告発
その結果、雪印食品は世間の批判を浴び、廃業に追い込まれた。

勇気ある行動として、世間は拍手を送ったが、
在庫証明書を改竄して偽装に加担したとして
国は西宮冷蔵を
7日間の営業停止命令の処分にした。
また、取引先を告発した会社として、
倉庫に預ける取引先が激減し、
2002年11月、休業に。

その後
水谷社長自ら大阪の梅田駅前歩道橋等でカンパを募り、
全国から800万円の資金を集めて、
2004年3月に営業を再開。
まだ厳しい状態は続いているが、
会社は発展している。

このことは、
ドキュメンタリー映画「ハダカの城」となって
2007年10月から全国各地で自主上映会が開かれている。
2008年7月には、
NHKの再現ドラマ
『たったひとりの反乱 食品偽装告発、“さきがけ”となった男』
が放送され、
先日11月12日に、
フシテレビの『奇跡体験!アンビリバボー』でも
再現ドラマが放送された。

水谷さんの告発で
補助金詐取の実態が暴露され、
牛肉買い上げ事業を巡る
業界の不正が明らかになった。
この流れの中で
ハンナンの補助金詐取も発覚、
この事件がなかったら、
「食肉のドン」が逮捕されることもなかった。

更に身近に引き寄せれば、
全肉連の日本食品を巡る問題も発生せず
つまりは、
都肉連の全肉連からの脱退も起こらなかった。
脱退がなければ、
返還された持分を活用しての「組合内助成事業」もなく、
今の組合の姿もなかった。

そういう意味で、
時代を変え、
組合を変えたのが水谷さんだった。

その水谷さんに対して
四角四面の規則を適用して営業停止処分にした国交省の役人は本当に馬鹿だ。
正しいことをした人が割に合わない、ということでは
社会正義は宇宙の彼方に飛んで行ってしまう。

今回の「アンビリバボー」では、
水谷さんの行動の背景には、
正しいことをするのを恐れてはいけないと教えた
お母さんの教育があったことを初めて知った。

また、事件の後、雪印食品の社員が訪ねて来て、
どんな恨み言を言われるかと覚悟の水谷さんに
「私たちのせいで、水谷さんに苦労させて申し訳ない」と
言ったという話も初めて知った。

世の中には、汚濁に染まらず、
真珠のような心を持ち続けている
人がいる。

水谷さんにぴったり寄り添って息子さんが同じ道を行ったことも
初めて知った。
息子さんの応援は大変な支えになっただろう。

正しいことを曲げる人ばかりの中、
あるいは、正しい行為を笑う人が多い中、
愚直に正しいことを貫く人がいた。
まだまだ日本人は、捨てたものじゃない
こういうサムライがいる限り、
と思わせる、いい番組だった。


今日から冬になりました。
今年初めて、コートで出勤。
あんまり寒いので、
明日は有給休暇を取って、
暖かいところに行ってまいります。
いえ、
海外ではありません。
娘は海外ですが。
娘は、
東方神起のコンサートを観に、
深圳に行くはずが、
所属事務所とのトラブルで中止に。

↓は、その幻のチケット。

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しかし、ホンコンまでの航空券は
キャンセルできない種類のものだったので、
仕方なしにホンコンへ。
コンサートが行われるはずだった会場の外で
勝手にファンが開く
ファンミーティングに参加して来るそうです。

残された老夫婦は暖かいところへの旅。
そういうわけで、
数日間、このブログもお休みです。


利率確定日迫る、と『ヴォツェック』  

最近、証券会社の方の来訪が増えているのは、
仕組債の利払日が近くなり、
場合によっては解約→新たな設定
というストーリーを期待しているらしい。

残念ながら、その気配はありません。
まず米ドルは、今の為替水準では、まず無理。
豪ドルは、これ以上円安になると、
ひょっとして、と思いましたが、
利上げのスピードが鈍ったことから、
今日は売られています。

第1回目の利率の確定日は20日の金曜日。
午後3時の為替で利率が決まります。
その後2つ控えており、
暫くは神経がすり減りそうです。

そんな中、今日は新国立劇場へ。
作品はベルクの「ヴォツェック」

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「20世紀オペラの最重要な作品」だそうで、
無調で作曲されています。

実は、音楽について幅広く受け入れる事務局長も、
ド演歌とヘビメタ、それにクラシックの現代音楽は苦手。
というか、普通の人は、現代音楽は受け入れにくいでしょう。

無調というのは、ハ長調とかロ短調とか、
そういうものではなく、
ピアノでいうと、
白鍵も黒鍵も全部、
ドレミファの7音ではなく、
12音を使う。
楽譜はシャープとフラットのオンパレード。
さぞ演奏するのは大変でしょう。
歌うのも、しゃべるような、怒鳴るような。
あんなメロディーのないものを
よく覚えられるもんです。

調がないから、
和音もコード進行もなく、
つまり、響かない
不協和音ばかり。
従って、心地よくなく、
早い話がエンタテインメントではない

しかし、音楽技法としては
伝統的なものを壊したとして、
専門家たちは高く評価しています。
素人目には、単なる音楽家の自己満足、
と見えるのですが、
まあ、純文学みたいなものです。

シェーンベルクが有名ですが、
(数年前、「モーゼとアロン」観ましたよ。)
ベルクはその弟子。
「ルル」と「ヴォツェック」が上演される機会が多い。

そういうわけで、覚悟して行ったのですが、
音楽の方は
事務局長の中に現代音楽を受け入れる回路が
知らないうちに出来ていたらしく、
それほど抵抗はありませんでした。

問題は演出の方で、
↓のような巨大な部屋が宙づりになっていて、
上下したり、前に迫り出して来たりします。
邪魔。

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床は一面水が覆っており、
その上を禿げ頭でせむしのような
異様な風体の人々がうろうろとうごめきます。

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事務局長が最も嫌うタイプの演出
バイエルン州立歌劇場との共同制作で、
あちらでは大絶賛だったとか。
いかにもドイツ人が喜びそうな演出です。

話は、貧困にあえぐ兵卒のヴォツェックが
副業に床屋をしたり、
医者の人体実験に応じたりしていると、
薬の副作用で幻覚を見るようになる。
一方、内縁の妻のマリーは体格のいい鼓手長と浮気をして
罪の意識にさいなまれている。
妻の浮気に気付いたヴォツェックは嫉妬に苦しみ、
鼓手長から辱めを受け、
錯乱の中でマリーを殺してしまう。
凶器のナイフを捨てるために池に入ったヴォツェックは溺れてしまう。
マリーの息子に子供たちが
「お前のお母さんは死んだぞ」と告げる・・・

という、暗い暗いお話。
元々実話で、ドイツの劇作家ゲオルク・ビューヒナーの戯曲を観て
ベルクはオペラ化を思い立ったといいます。
1925年初演ですが、
内容は今にも通じる話。
前衛的な無調音楽でも、十分描ききっていました。

しかし、音楽が前衛的で、演出も前衛的だと、
難解に感ずるだけで、訴えるものがない。
まともにリアリズムでやった方が
音楽が生きるような気がしました。
両方前衛では、どちらも生きず、
まるで、砂糖の上にハチミツをかけたよう。
とうがらしの上にコショウをかけたよう。
しょうゆの上からソースをかけたよう。
アイスクリームの上に・・・もうやめます。

昔は母子の関係にしぼって、
センチな話にした演じ方が主流だったようですが、
どうしても演出家は新機軸を出したがります。

舞台を石油プラントの工場にして、
資本家と労働者の対決にした演出もあったらしい。↓

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今度の舞台は、床面に水が張られていて、
人物が長靴で音をたてて歩きますが、
これについて、演出家のアンドレアス・クリーゲンブルクは、
こう言っています。

「水のぴちゃぴちゃという音。
至高の芸術である音楽に対して、
それとは違う音を対抗させたかったのです」


演出家には、本当に愚かな人がいます。

そういうわけで、
音楽が無調でも
しっかりと音楽的に描かれたドラマを
演出が一つの見解を押しつけて来るという舞台。
こういうのを持ち上げる人がいるから困る。

3幕15場ですが、休憩なしの1時間30分で早く終わって、救われました。

自分でなら決して観ないオペラですが、
年間会員で切符が自動的に来るので、観て、いい経験。
ワーグナーの時より
もっと頑固そうなお年寄りが沢山来ていました。



仕分け作業  政治関係

今回の仕分け作業で、
国庫に返納される金額は1兆円を少し越えたという。
目標の3兆円には届かないが、
今回の仕分けは全体の一割強。
時間をかけて全部をやれば目標に達成したかもしれない。
いろいろ批判は出ているが、
よくやったと思う。

昔、「デーブ」という映画があって、
アメリカ大統領のそっくりさんのデーブは、
一夜限りの代役を引き受けるが、
大統領が脳卒中で倒れたために
替え玉生活を続ける。
事情を知っている側近たちは軽く扱い、
弱い人たちのためにお金を使いたいというと、
「だったら、自分であみ出せ」と無理を言う。
そこでデーブは会議の場で、
無駄な予算の
あっちを削りこっちを削りして、
そのお金を作ってしまう。
余計をことをした、と側近は怒るが、
「だって、自分で作れと言ったじゃないか」
と言い返される。

何だか、その話を思い出した。

操り人形でしかなかったデーヴが、
誠実さで政治を改革していく様を描いた
「デーブ」は、1993年の作品。
監督はアイヴァン・ライトマン
ケヴィン・クライン、
シガーニー・ウィーヴァー主演。

仕分け作業の中で、
新たな天下りの姑息な手口が発覚。
ある団体では、元官僚を「参与」という肩書で嘱託扱いで雇用した。
「天下り役員」にも「天下り職員」にもカウントされず、報告の義務なし。
しかも二つの団体が合併した際に
足りなくなった役員ポストを埋めるためにこの役職を作り、
3つの省庁から受け入れるバランス人事で、
600万〜1100万の年俸が支払われていたという。
恥ずかしくないのか、と思うほどの姑息なやり方。

いつまで国民は
こうした天下り役人を、血税で養わなければならないのか。

長妻大臣はさっそくこの役職の廃止を決定。
こうしたことも仕分け作業の中であぶりだされて来た。

昨日は、農林水産省の4つの事業が仕分けの対象として議論されたらしい。
「事業開始年度は昭和53年。
同じ手法で事業を継続することが妥当と言えるのか」
「国産食肉の販売促進等の取り組みは、
本来、生産者団体が自ら取り組むべきものではないのか」
「今も国産牛肉需要が低迷しているなら、
それで事業効果は発現しているといえるのか」

などと、もっともな批判が出たという。

いつも不思議に思うのだが、
「野菜の需要が低迷しているから、国で何とかしてくれないか」
とか、
「サンマがとれ過ぎて値崩れしているので、国で販売促進してくれないか」
などという話は聞いたことがない。
更にいえば、
「洋品が売れないから国で何とかしてほしい」とか
「定食屋の客が減ったから、キャンペーンを国でしてくれないか」
などという話も聞いたことがない。

どうして、食肉業界だけが、
いつもいつも国から応援してもらえるのだろうか。
あるいは、応援してもらおうという発想があるのだろうか。

どうも長い間の補助金行政の癖が身についているとしか思えない。
自分たちの努力の足りなさを国が埋めてあげても仕方ない。
そういうマイナスな使い方より、
生産局長が言ったように、
「和牛は日本の財産であるから、
輸出促進に力を入れたい」
というような、
前向きなことに補助金は使うべきだろう。

かつて輸入牛肉は枠があり、
それは、日本の畜産農家を保護するためと言ったが、
いざ自由化してみると、
それで畜産農家が滅亡することはなかった。
輸入牛肉と競合しない高級和牛を飼育する路線を開発していった。

保護することは足腰を弱くすることにはなっても、
育成することにはならない。
補助金をもらうことが既得権益になってしまった時、
そこからは惰性としがらみに縛られて、
業界全体が卑しくなっていくだけだ。

自民党の農水部会では、
あいかわらず農業代表の方が
「日本の農業をつぶす気か」
などと相も変わらぬ恫喝をしているらしい。

補助金というものは、
本当に困っている人たち
身障者や母子家庭などの補助に使うべきであって、
声の大きいうるさい業界団体に補助金をじゃぶじゃぶ与えるのは、
かえって不健全な体質を生むだけだろう。
全ての商業行為は、
最終的に自己責任と自助努力でやるべき
であって、
補助金を取って来ることが
業界団体の長の手柄になるような体質は
もはや時代遅れであることを知るべきだ。

だから、わが組合は補助金に頼らない体質に改造したし、
「ウチのような潤沢な資金を持つ団体が
補助金をもらうのではなく、
もっと困っている方々に使ってほしい」と
補助金事業をお断りする気概を持っているのだ。

この際、全ての補助金事業を一旦全て休止して、
その中から
本当に必要なものだけを新たに作り上げていかない限り、
既得権益の呪縛から逃れることは出来ないだろう。

せっかく政権交代がなったのだから、
この際、民主党には、
天下り問題とセットで
補助金事業にもメスを入れてもらいたいものだ。







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