解散と時局講演会  

ニューヨークのホテルに電話がかかって来て、
誰かと思ったら、太郎クンだった。
「解散することにしたんだけどさ〜、何時にしたらよかんべえ」
「えっ、帰国するまで待ってくれないかなあ」
「そうか、じゃ、21日ということにしようかねえ」
というやりとりがあって、

昨日帰って来たら、今日、解散。
(以上、赤い部分は真っ赤な嘘です。)

それにしても不思議な解散だ。
解散権は総理の伝家の宝刀で、
最も政権に有利な時にするものだが、
昨年秋の就任以来、
最悪のタイミングで解散するとは。
それも、「麻生降ろし」を封殺するための解散だというのだから、
あくまで自民党の都合だ。
その結果、政治空白は2ヶ月に及ぶ。
憲法54条は解散の日から40日以内に選挙を行うと定めており、
解散からちょうど40日後の8月30日が投票日。
つまり、現行憲法下で最長
選挙の結果、新政権が本格的に始動するのは9月中旬。
それも政権交代となれば、ゴタゴタギクシャクで
始めは仕事にならないだろう。
2ヶ月といえば、1年の6分の1ですぞ。
せっかく景気が上向いて来たというのに、
何をしているんだろうね。
任期一杯やればいいのであって、
この解散という制度、
国民にとっては欠陥のある制度
としか思えない。

そうした中、安井潤一郎衆議院議員の「時局講演会」が開催された。

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場所は永田町の憲政会館。

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11時30分からで、
自民党の議員懇談会(別名「ガス抜き懇談会」)と重なったため、
来賓の議員センセイたちは欠席↓。

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講師をつとめるはずの武部元幹事長は、
開会前に挨拶して、自民党本部へ。
安井議員の1時間にわたる講演に。

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随分タイミングが悪かったが、
議員懇談会の方が後から決まったのだから、
仕方ない。

議員懇談会の方は、
麻生指弾の声もほとんどなく、まとまったらしい。
それも、麻生さんが、
はっきりと自らの非を認めて謝罪したからで、
真摯に謝った人間を日本人は、撃てない。
麻生さん、ああいうことが言えるなら、
もっと早くそうすればいいのに。
この人は、ちょっとずつ判断がずれる。
総理としては困る。

ところで、
賢人・曽野綾子さんが、
産経新聞で、
自分が芥川賞候補になって文壇で歩み始めた頃、
プロの作家として、
今後も書き続けられるかという不安の方が
喜びよりも大きかったとして、
選挙に当選して「バンザイ」をしている光景に戸惑いを感ずる、
と書いている。

「人生で最高の幸福の瞬間といわんばかりの笑顔を見せる人もいるが、
少し思慮深い人なら、
決してそんな表情を見せないだろう、と思う。
小説なら駄作を書いても社会に及ぼす影響はそれほど大きくはない。
しかし政治は違う。
都民の幸福に責任を持ちますと言った手前、
当選した瞬間から、
その現実の重荷に暗澹とするはずだ。
皆に囲まれて舞い上がっている場合ではないだろう。」


これと同様な話を、
以前、伊坂幸太郎の小説『魔王』に出て来る政治家について
このブログで紹介したことがある。

その政治家のグループは、
選挙に勝って党勢をのばしても、
険しい顔をしており、
これから国のためにやるべき責任を考えたら、
万歳などできるはずがないと言って、万歳もしないのだ。

詳しく知りたい方は、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20080129/archive

しかし、今度の自民党のゴタゴタは、
あの政治家たちの中に
サムライがいないことを示している。
男らしくない。
潔くない。
日本男児はどこへ行った。
今回の選挙を通じて、
手練手管だけに長じた、
骨のない政治家たちがいなくなってくれて、
若くても鍛え甲斐のある若き獅子たちが輩出してくれればいいのだが。

組合事務所の方は、半数が夏休みで閑散。
明日の監査会の準備をして家に帰りました。

旅の報告は明日からです。










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