映画3本、これがIMAX?  

休日で映画を3本観ました。
どうしてそんな無茶をするかというと、
映画のサークルCCSの機関誌の映画採点コーナーの締め切りが
来週半ばに来るからです。

まず、舞浜の映画館で「愛を読むひと」

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世界的ベストセラー「朗読者」の映画化。
先のアカデミー賞では作品賞・監督賞などにノミネート。
ケイト・ウィンスレットは、これで念願の主演女優賞を獲得。

ストーリーは書かない方がいいのではないかと思っていたら、
チラシにはほとんど書いてある。
さすがに核心となる「秘密」は書いてないが、
別な映画紹介では、ある単語が書いてあった。
そのため、事務局長は主人公のマイケルが気づくより
はるか先にその「秘密」に気づいてしまった。
どうしてこういうことをするのだろうね。

大戦後のドイツ。
15歳のマイケルは、
病気で倒れた時に助けてくれた21歳年上の女性・ハンナと恋に落ちる。
物語が好きなハンナは、マイケルに本の朗読を頼み、
それが二人の愛の儀式になっていった。
しかし、市電の車掌だったハンナは、
配置転換をきっかけに突然姿を消してしまう。

これで3分の1。
ここまでは話していい。

8年後、大学で法科を専攻したマイケルはゼミの研修で傍聴した裁判で
被告となったハンナを見てしまう。
証言を聞いていたマイケルは、
誰も知らないハンナの秘密に気づく。
それを明らかにすれば、
ハンナの刑期は軽減されるかもしれないのだが・・・。

ここまでがぎりぎり。
後は映画を観て下さい。

映画は現在と過去を行き交う形で進行し、
人と人の出逢いの宿命と
若き日の過ちとその贖罪が語られる。
切ない話だ。
特に、勇気が出ずに一人の女性を救えなかったことへの悔恨は辛い。

外国映画は大体そうだが、
演劇で言う「3幕もの」の構成。
第1幕の青春篇は、美化された記憶。
ここの描写は大人の映画。

青春の傷となる第2幕は、
人間の心の闇の深淵を覗かせる。
つまるところは戦争の悲劇。

この前記2幕がすぐれているだけに、
第3幕の贖罪篇は、やや無理があるし、駆け足だ。
ただ、ほぼ終幕間際の、ある人にものを届けるシーンは
思いっきりビターな味付けで、やはり大人の映画。

「めぐりあう時間たち」「リトル・ダンサー」の
スティーヴン・ダルトリー監督の演出は的確で、
物語全体に豊かな香りを付けた。
マイケル役の新人デヴィッド・クロスは新鮮。
大人のマイケルを演ずるレイフ・ファインズは、やや陰鬱度が強すぎる。
もちろんケント・ウィンスレットの演技は素晴らしく、
音楽もいい。

胸を打つ、いい映画だが、爽快感はない。
辛い思いをしたくないひとは、観ないで下さい。

5段階評価の4.5

これで、アカデミー賞作品賞の候補作5本をようやく制覇。
あえて順位を付けると、
@ベンジャミン・バトン 数奇な人生
Aスラムドック$ミリオネア
B愛を読むひと
Cフロスト×ニクソン
Dミルク

の順か。

映画が終わると、すぐ電車に乗って、
東京駅経由で、川崎へ。
トランスフォーマー リベンジ」は、
舞浜でもやっているのに、
なぜわざわざ川崎まで行ったかというと、
ここはIMAXで上映しているからです。

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アメリカでは根強い人気があり、
館数も多く、
興行的にも成功しているIMAXは、
日本では、新宿でも品川でも失敗。
なのに、なぜ今更、川崎で、と疑問ですが、
109シネマズは、他に埼玉と大阪でもIMAXを同時オープンしました。

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館内いたるところでIMAXを

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にぎやかに宣伝しています。

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巨大映像は後ろの方が観やすいので、
事前にネットで座席を確保しての万全の構え。

しかし、館内に入り、画面を見て、オヤッとしました。
というのは、IMAXは
70ミリ幅 (通常は35ミリ) のフィルムの
フレームを3つ使った大きな1コマ (通常の映画の10倍近い)で、
巨大スクリーンに鮮明な映像を映す方式。
その関係で、スクリーンは限りなく正方形に近くなります。
なのに、ここのスクリーンは、
ビスタサイズです。

映画が始まると、
更に上下に黒い部分が出て、シネスコサイズになりました。
ところどころ、上下の黒い部分が消えたりします。

後でよく見ると、
IMAXはIMAXでも、IMAXデジタルとなっており、
映写機も↓のように、DLPの変形のようです。

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つまり、従来の70ミリフィルム、3フレーム方式とは別物
先程書いた、部分的にフルサイズ、というのも
↓のようなことらしい。

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これでは、ただ、画面が大きいだけのことで、
これをIMAXと呼んでいいのか、疑問です。

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映画の方は、基本的に子供向き。
1時間半、にぎやかにお金のかかった映像が続きます。
ピラミッドがああなるのは、笑えます。
こういう変身ロボットを好きな方はきっと、喜ぶでしょう。

5段階評価の「3」

それから東京駅経由で、再び舞浜に逆戻り。

途中、東京駅八重洲地下街で食べたラーメンのまずかったこと。
麺もダメ、スープもダメで、悲しくなりました。
ここの店員は、自分の店で出すラーメンを試食していないのでしょうか。

舞浜で観たのは、「お買いもの中毒な私」

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買物中毒の女の子が
カード破産の寸前で持ちこたえ、
その観点で書いたコラムを間違えて経済誌に送ったところ、
評判になり、
ついでに恋も成就してしまう、というシンデレラストーリー。

こういう映画を撮らせると、
アメリカ映画は本当にうまい

次々と繰り出すファッションには、
デザイナーが原宿で買い集めたものが沢山入っているという。
(主演の女優が小柄なので、日本人サイズでぴったりだった。)
原宿は今や世界の女の子の注目の的らしい。

買物中毒を直すための座談会などというのもあって、面白い。
買物を封印するために、
クレジットカードを氷漬けにするというのも初めて見た。
ハサミで切れば済む話なのに。

5段階評価の「3」。女の子向け。

映画館のある商業施設イスクピアリでは、
各お店のレジのところに、
この映画のチラシが置いてあります。
「買物中毒」を一つのファッションにしようということでしょう。

ちなみに、クレジットカードは本質的に借金には違いなく、
借金嫌いの事務局長は持たないのが基本方針。
ところが、一方、事務局長はポイントに弱く、
ポイント及びマイル目当てで、7枚ほど保有。
せっせと商品券に替えています。
映画や芝居のチケットの予約にも必要ですし。
しかし、便利な時代ですね。






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