マネー資本主義とポカラへの旅  

本日夜9時からのNHKスペシャル「マネー資本主義」
なかなか興味深い内容だった。

アメリカの年金基金が
より運用実績の上がる金融商品を求めて肥大していく姿、
そのために株式の運用制限をとっぱらい、
投資会社に委託し、
ITバブルの崩壊によって株式の運用が低下すると、
最後はヘッジファンドに丸投げして
今日の事態を招いた経過に
まさに「マネー資本主義」のあやうさを感じた次第。

ヘッジファンドについては、

ヘッジファンド(hedge fund)の正確な定義は難しいが、
公募によって一般から広く小口の資金を集めて
大規模なファンドを形成することを目指す通常の投資信託と異なり、
通常は私募によって機関投資家や富裕層等から私的に大規模な資金を集め、金融派生商品等を活用した様々な手法で運用するファンドのことを指す。


というWikipediaの解説が分かり易い。

私募だから、運用内容は公開の義務がない。
投資者の高利回りの圧力があるため、
常にハイリターンのものを求める。
従って、格付けの低いものも投資し、
格付けなしのものにまで手を出す。
空売りさえする。
サブプライムローンも大幅に取り入れたため、
不動産バブルの破綻により、
大きな影響を受けた。

という経過もよく分かった。

日本の場合として、
青果年金基金(青果業の方たちの年金制度)が
取材に応じ、
思ったような成果があがらなくて困ってい様子が描かれていた。

では、組合はどうか。
「お金にお金を稼がせる」
のが良いか悪いかについては、
個人の考え方はさておき、
組合員の資産を運用しないのは、
本部として怠慢、と考えて運用を開始した。

その時の最低限のルールは、
@元本保証であること
A投資先の安全性の担保

だった。

@は当然として、
Aについては、
具体的には国際格付けがA格以上(投資適格性あり)であることとし、
実際はもっと強く制限して、
購入時トリプルAのものしか購入していない。

投資会社には丸投げせず、
証券会社の提案を比較して、判断。
運用内容は明確だし、
利息計算すら自分でできる。

リスクは、
@投資先の倒産リスク(これは何にでもつきまとう)
A円高による利息低下のリスク
の二つで、
昨年の世界的金融危機の影響はAとして現れた。
具体的には米ドル、豪ドルの下落により、
利息収入が減少した。
これについては、
最近の豪ドルの回復で希望が出て来た。

そういう意味で、
青果年金基金のみなさんには悪いが、
わが組合の方は大丈夫ということを
再学習した次第。

「お金にお金を稼がせる」が
良いかどうかは、
一種の人生観に関わる問題だろうと思う。

組合の資産を運用し、
個人的にも株式をやっている事務局長は、
あまり大きなことは言えません。

さて、もうほとんど忘れそうになっているインド・ネパールの旅
3日は王中央ネパールの町、ポカラに向かいます。

7時間の行程を走破するのは、この乗用車。

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運転手とガイド2人で、事務局長一人を案内。
豪華版ですが、料金は2人分取られます。

窓から見るカントマドゥの町。

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それにしても、

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なんて汚いのでしょう。
ガイドのDさんは、日本語学校を経営しており、
最近生徒を連れて、福岡に行ったそうです。
日本の感想は、第一に「町がきれい」
それはそうでしょう。こういう町を見ていたら。

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ちょっと走ったら、もう町の外に出ます。

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山は日本に似ています。

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基本的に山国ですから、

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段々畑が沢山あります。

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川沿いの道。

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ネパールの家は、

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建てるのが、とても簡単そう。

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重たい物は、頭で運びます。

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トラックはものすごい黒煙を出して走ります。
石原知事が見たら目をむきそう。

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二車線の道をすごいスピードですれ違います。
前の車を追い越す時は、
右側の車線から車が来ないのを確認してから、
ぐんと追い越します。
アメリカ人なら、知らない間に右車線を走っていそう。

↓バスの上にも人が乗っています。

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↓はしごが付いているところを見ると、当たり前のことのようです。

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ここで休憩。

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でもトイレはないので、道端で。日本なら軽犯罪法違反。

ここでも↓ホンダはステータス。

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事故渋滞に巻き込まれました。

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仕方なく、みんなでゆっくり。

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歩きの人はさっさと追い抜いて行きます。

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おかげで、

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田園風景を

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ゆっくり楽しむことが

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できました。

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ようやく動きだしたら、片側ずつ。
てっきり事故車を脇に寄せて、
警察が片側ずつ通しているのかと思ったら、
事故車はなく、人がはねられたそうで、
↓この人たちが被害者への寄付を募って片側規制。

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ネパールにはそういう相互扶助があるらしく、
ドライバーたちは、当たり前のように献金をしていました。
女の人が首に巻くスカーフがこの時はお金の受け皿に早変わり。

ガイドのDさんは、28歳の青年で、
日本に住み、日本で仕事をすることが夢だそうです。
更に日本の女の子と結婚したいという夢も持っています。
日本人の女の子、大好きだそうです。
「ネパールの人は日本が好き。
でも、日本の人はネパールの人を嫌い」
だと断言。その理由は、
「色が黒いから」
というのですが・・・。う〜ん。

インドのムンバイの生まれ。
お父さんがネパールから出て、インドでビジネスをしていたので。
だから、ヒンドゥー語も英語もしゃべれます。
英国に兄がいて、ロンドンに行ったことも。
姉が4人、兄が2人。
つまり、7人きょうだいの末っ子で、
今はカトマンドゥの姉の家に住んでいます。
好青年ですが、とても濃い顔。
なにしろ2日間も一緒にいて、
事務局長の質問攻めに合いましたから、
彼のことは随分詳しくなりました。


ポカラに近くなると、こうしたモダンも建物が増えてきます。

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その前を牛がゆうゆうと歩きます。

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↓やっとポカラの町に到着。

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大きな町だと分かります。

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続きは、今度。


新聞ネタ、政治ネタ  

土曜日なので、新聞ネタ、政治ネタを少々。

産経抄に、
ヒマラヤの小国・ブータンの賢君のことが出ていた。
なにしろ九州くらいの広さの小さな国で、
産業も何もない貧しい国だ。
わずか半世紀前まで鎖国すらしていた。

その雷龍王3世は、
1952年に王位に就くと、
翌年に国会を設立し、政治改革に取り組んだ他、
農奴を解放し、長かった鎖国を解いた
おそらく、老臣たちの反対を押しての決断だろう。

44歳で早世した3世の後、
弱冠16歳で後を継いだ4世は、
民主化を更に推し進め、
行政権を手放して首相職を置き、
初の総選挙を成功させ、成文憲法を制定した。
国民総幸福 (GNH) という理念を打ち出し、
国民総生産 (GDP) より国民総幸福の方が大切だと言った。
そして、3年前、
26歳の皇太子に王位を譲ってしまった。

と聞いて、頭に浮かぶのは、
隣国の「王朝」三代。
金日成→金正日と来た政権は、
いよいよ次の世代に継承の準備を進めており、
長男の金正男ではなく、
26歳の3男・金正雲への継承の情報が流れている。
長男でないのは、金正男が開明的すぎるからだそうだ。

この正男という人、
小堺一機を太らせたような風貌で、
太っているのが気になるが、
マカオの街角で突然のインタビューに応じたり、
どこに行くのもお付きを付けずに一人で航空券を買ってでかけたり、
なかなか面白い。
成田空港で強制送還を受けた時のふてぶてしい態度でも、
腹は座っているようだ。

開明的すぎるので、今の北朝鮮に向かないというのは
あの国の内情を示して面白いが、
三男の正雲も外国の学校に行って、
他文化の洗礼を受けており、
本質的には解放路線を内包しているように感じる。

そこで、雷龍王3世。
おそらくこの方も外国で教育を受ける中、
自分の国の貧しさを思い、
どうしたら、この小国が発展するかを考え、
悩み抜いたに違いない。
そうでなければ、
国会の開設や農奴の解放などという
思い切ったことができるはずがない。
その薫陶を受けた4世と共に、
まず自分の既得権益を手放すことから始めたのだ。

「金王朝」の方はそれと全く真逆の道を進んでおり、
自分の一族とその権益をむさぼる一群の人だけを守り、
国内では民を飢えさせ、
国外には核とミサイルで威嚇する。
「国民総幸福」などという概念はどこにもない。
3代目が仮に開明的な人物だとしても、
周囲を取り巻く既得権益の階層からの反対を受けて大変だろう。

ようやく国連は非難決議をしたが、
中国は相変わらず足を引っ張った。

前にも書いたが、話し合いであの国が核を手放すはずはない
あんな小国を世界が相手にするのは、
核を持っているからで、
核を手放した途端に誰も相手にしてくれなくなることを知っているから、
隠してでも核を持ち続けるだろう。
後は周囲の圧力、
中でも後見人・中国のやり方一つだ。

こんな国の隣にいるから
さすがに最近は
日本の核開発の議論が始まっているが、
実際はそれは無理だと
筋道立てて考えれば、すぐ分かる。

核を持つということは、
NPT (核拡散防止条約)からの脱退を意味するから、
日本は世界からの制裁にさらされる。
日本の基幹産業である自動車の輸出が止まったり、
食糧の輸入が制限されたら、
国民にそれだけの覚悟はないから、
直ちにその内閣は倒れるだろう。

ならば、あとは、人の核をお借りするしかない。

日本はそろそろ40年も前の非核三原則を見直す時に来ているのだ。
非核三原則とは、
佐藤栄作の
「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」
のこと。
当時の政府の姿勢を示したもので、
法律でも何でもなく、拘束力もない。
確かに前の二つの
「核兵器を持たず、作らず」は、
1955年に締結された日米原子力協力協定、
国内法の原子力基本法および、
国際原子力機関(IAEA)、
核拡散防止条約(NPT)等の批准で
法的に禁止されている。
だが、3つ目の
「核兵器を持ち込ませず」には法的な拘束力がない

ならば、アメリカに頼んで
沖縄なり、島根県なりに
アメリカの核を配備したらいい。
中国はその話が出ただけで、
大慌てで北朝鮮の核をつぶしにかかるだろう。
なぜなら、中国のすぐそばにアメリカの核が配備されることは、
中国の一番いやがることだからだ。

前に「隣人のいやがることはやらない」
と言った能天気な首相がいたが、
外交の基本は、
相手の喜ぶことをしてあげると約束して譲歩を引き出すか
相手のいやがることをするぞと脅かして譲歩を引き出すか

のどちらかだろう。

大体、尖閣諸島を自国の領土だと言ったり、
日本領海内の天然ガスを密かに抜き取ったり、
隣国(日本)のいやがることばかりしている国相手に
「あなたのいがることはしませんよ」
と言うのだから、なめられるに決まっている。

その上、北朝鮮は
わが国民を拉致して返さないだけでなく、
実際に核を持ち、
ミサイルの標的を日本において、
既に配備を終えている国なのだ。
「話合いで解決」の領域を既に越えている

今、政治は政権交代で民主党政権が誕生する方向に向かっているが、
国民の一抹の不安は鳩山由紀夫党首の「友愛」外交。
「日本を火の海にしてやる」
と言っているような国を相手に友愛を説く神経が分からない。
宗教家ならそれでいいが、
国民の生命財産をあずかる政治家の言葉では困る。

相手の喜ぶことをしてあげると約束して譲歩を引き出すか
相手のいやがることをするぞと脅かして譲歩を引き出すか
でいけば、
韓国に「竹島を30年後にあげるから、
竹島に米軍基地を共同配備しよう」
と言ってもいい。

北方領土は、
「4島一括返還してくれたら、シベリア開発をしてあげよう」
と持ちかければいい。
シベリアには宝の山が眠っている。
その開発技術がないだけだから、
ロシアは大喜びで乗って来るだろう。
それが世界経済にも貢献することになる。

上記の話、相当乱暴に見えるだろうが、
今の北朝鮮の状況下では
国民の支持を受けられるだろう。
旧社会党の「化石人間」たちや共産党は反対するだろうが、
放っておけばいい。
あの人たちは「思考停止」した時代遅れの人たちなのだから。

話は更に発展し、
鳩山つながりで、鳩山邦夫総務相の更迭問題。
彼の主張は庶民感覚に近い。
共感する人は多いだろう。
ただ、問題は、
民営化されたはずの会社について、
いかに権限があるとはいえ、
政府が口出しするということ。
だから、彼の主張は正しいが、立場は間違っていたのだ。
その筋道が分からず、
総務相を棒に振った彼は、
本当に老化現象が進んでいる。

彼は「世襲議員」の一人なので、
話は世襲議員に移る。
自民党は結局世襲議員の問題は投げ出したようだ。
この問題について、
産経新聞に「安易な世襲規制は疑問だ」
というような主張が立て続けに載った。
それはそれで一つの主張で、
多少感情的な世論の
何が問題なのかを整理するには、必要な声だと思う。

ただ、このことについて
世襲議員の反発を見ていると、
やはり鈍感なんだな、と感ずる。

一般国民がこの数年間の政治を見ていて、
立て続けに政権を投げ出す首相が出たり、
記者会見で酔っぱらったり、
ほっぺたにでっかい絆創膏を付けた大臣がいたり、
ああうい姿を見ていて、
それが全員二世三世であることに気づき、
良い政治家が出ない一つの原因に世襲制があるのではないかと疑問を持ったのだ。
その上、調べてみると、
政治団体の資産が無税で継承されているという。
これはおかしいのではないか、
というのが庶民感覚。

政治家は、こうした庶民感覚に敏感でなければならない
その点で、
後藤田正純が、テレビで盛んに
「政治家が何をしたかで判断すべきだ」
などと言っていたが、
まさに国民は政治家のていたらくを見て言っているのだということが
この人は分かっていないようだ。
若いのに、この問題でがっかりさせられた政治家の一人だ。

産経新聞の論文によれば、
アメリカの連邦議会では、
公費で雇う秘書、補佐官、秘書官らに
妻子など近親者の採用を固く禁じているそうだ。
その上、これらの公設秘書は、
個人の政治活動や選挙活動にタッチすることも一切禁じられているという。
縁故採用の弊害を最初から排する姿勢で、
もし政治の世界で勉強したいなら、
他人の政治家の下で秘書修行を積みなさいということのようだ。

世襲を是とするなら、
こうした改善策を提示して初めて成り立つだろう。

今の日本の弊害は、
議員も官僚も政府外郭団体も
みな「既得権益の死守」していることに集約される。
小国ブータンからは英明な王が出たというのに、
大国日本はこのまま愚昧な政治家たちによって
没落の道を行くのだろうか。






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