赤字解消と映画2本  

上がったり下がったりを繰り返す米ドルを尻目に、
豪ドルは元気良く上昇を続けて
今日も年初来高値を更新
夜10時頃77円を突破すると、
そのままの勢いで78円台に突入
80円もすぐそこです。

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今の段階で一喜一憂しても仕方ありませんが、
できれば、来年の4月の新聞に
「事業組合、1年で黒字に復帰」
と見出しを打ちたいものです。

やはり黒字と赤字では気分的に違い、
そのせいか、先日の総代会では、
職員給与についての質問が出ました。
やはりいろいろな意味で窮屈感があることは、否めません。

ところで、先日の東京都からの定款変更等の指導内容を点検していて、
驚愕の事実に気づきました。
組合の「特別積立金」を赤字補てんの用途以外に使えるとのこと。
(ただし、総代会の議決が必要)
ならば、特別会計の組合内助成事業の一部を
特別会計を原資にすれば、
本会計の黒字化は今でも可能
組合員への利益還元という趣旨からも外れません。

念のため東京都に問い合わせてみたら、
合法であるとのこと。
だったら、もっと先にそう指導してくれよ。

まあ、資産が減ることには変わりはないので、
出来れば単年度でも黒字にしたいですが、
為替の状況が悪いままでも、
そういう形で黒字化できるとなれば、
先が明るくなってきました。

あとは、理事会や総代会の議決で
どれだけ正しい手続きを踏めるかだけ。

組合内助成事業という特別会計を持っていなければ
そんなことも出来ず、
実にうまい方向に進んでいます。
神は組合を見離していない、とつくづく感じました。

[映画紹介]

まず、「重力ピエロ」

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一つの家族を巡る、
哀しくも残酷な、そしてやさしい物語。

仙台市内で連続放火が起こる。
頻発する壁への落書きを消す仕事をしている弟・春は、
兄・泉水に、落書きの近所で火事が起こっているという法則性を指摘する。
落書きの内容を調べていた泉水は、
落書きの中にある言葉に、
遺伝子にからむ法則性を見つける。
その兄弟には、母を巡る過去の事件があって・・・

最近立て続けに映画化されている
伊坂幸太郎の原作は、
ずいぶん前に読んだので覚えていなかったが、
ああ、こういう話だったか、と記憶を辿りながら観た。

それにしても難しい小説を上手に映画化したものだ。
脚本は相沢友子(「鹿男あをによし」を見事に脚色した人)
監督は森淳一。センスがいい。

兄弟を演ずる加瀬亮、岡田将生、母親の鈴木京香はもちろんいいが、
出色は父親を演ずる小日向文世
大きな人生の十字架を負わされながら、
それを見事に克服し、
淡々と生きている父親の姿を見事に演じて感動的。
こういう演技を日本アカデミー賞は評価しないとすれば、
日本の映画人の目は節穴だ。

ただ、最後の火事の部分は、
ドアのノブを握れないほど熱くなっていながら、
室内で平然としているリアリティのなさは困る。

小ぶりながら、家族の絆を描いて感動的な作品。

5段階評価の「4」

次は、「セブンティーン アゲイン」

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こういう「大人のファンタジー」を作らせると、
アメリカ映画は、どうしてこんなにうまいんだろう


察するに、アメリカの映画人は
幼児性をたっぷり持っていながら、
技術も持っているからだ、と結論づけたい。
そこが、若者に迎合して、
技術も何も持たずに幼稚さだけを露呈する日本の映画人との違い。

まず、冒頭、
アメリカの高校生・17歳のマイケルが、
スカウトの見ているバスケの試合で
好きな女の子のために
試合放棄してしまう場面から始まる。
それから20年、すっかりダメおやじになり、
娘と息子には軽蔑され、
妻とは離婚話が進行中のマイク。
心にあるのは、バスケのスターだった高校時代の栄光と、
あの試合で放棄したことへの後悔。

そんなマイクに奇跡が起こり、
突然17歳の昔に戻ってしまう

時代まで17年前に戻ってしまえば、
ただのタイムスリップものだが、
一味違うのは、
時代はそのままで、肉体だけが17歳の昔に戻ってしまうこと。

友人の息子になりすまして高校に転入したマイクは、
そこでいじめにあっている息子や
貞操を失いかけている娘に出逢い、
父親として知らなかった子供の世界に触れていく・・

というわけで、
ありえない話を
リズムとテンポと乗りで一気に持っていってしまう。

誰でもただ昔に戻るだけでなく、
今の経験や分別を持って戻りたいという願望がある。
事務局長にも小学校時代と高校時代、それに大学時代と
3回「黄金時代」があるが、
もし戻るとしても、
あの時のままではいやだ。
あの時の青臭い自分ではなく、
人生をある程度味わった者として戻ったら、
全然違う人生を歩むことが出来るのではないかと思う。

そういう、失われた過去と今の自分を見る、
なかなか味わいのある作品だ。

中でも、裁判所で「勧進帳」をやるシーンと、
ラストの、元に戻る下りは出色。
ここは演出のセンスの良さが光り、
分かっていてもウルウルしてしまう。

友人が美人の校長に接近して、うまくいくきっかけが、
両者ともある映画のおタクだったというのも笑える。

案外中年の夫婦で観たら、
感慨深い映画かもしれない。
その二人が高校時代のクラスメート同士の結婚だったら
(実際、事務局長の友人にそういうのがいる)
もっと感じるだろう。

5段階評価の「4」








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