常務会準備と『フロスト×ニクソン』  

事業報告を含め、
常務会の資料作りにあけくれた一日。
7月の都議会議員選挙の推薦は
5月の議題にする予定でしたが、
どうも今年は推薦要請の動きが早いので、
4月の議題に追加。
また政治の季節が来ましたね。
このブログの読者はよくお分かりのように、
どうも事務局長は政治とは肌が合わないのです。

[映画紹介]

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ウォーターゲート事件により、
アメリカ史上ただ一人
任期半ばで辞任した大統領・リチャード・ニクソン
そのニクソンに単独インタビューを試みる
イギリスのテレビ司会者・デビッド・フロスト
ニクソンには、そのインタビューを通じて政治的復権をしようとする意図が、
フロストには、アメリカに進出しようとする野心が
あり、それぞれの思惑を胸に、
ボクシングのようなインタビューが幕を開ける。
実話に基づく話。

元々はロンドン発の舞台劇で、
舞台の配役そのままに
フランク・ランジェラがニクソンを、
マイケル・シーンがフロストを演じる。
フランク・ランジェラは、この役で
2年前にトニー賞を受賞。

舞台劇の映画化は、
「ダウト」のように、
どんなに教会の学校の日常を描いたり、
野外でロケしても、
「ああ、元の芝居は、セットは校長室一つで、
登場人物は4人だな」
などと見当がつくのだが、
この「フロスト×ニクソン」は、
どんな舞台だったのか見当がつかない。
それだけうまい脚色ということだ。
脚色はオリジナル舞台の脚本を書いたピーター・モーガン
「クイーン」や「ラスト・キング・オブ・スコットランド」など
実在の人物を使った政治劇で独特な才能を発揮する人。

超一流の策士・ニクソンの前に
一介のテレビ司会者でしかないフロストは
格が違い、翻弄される。
しかし、最後に・・・

このラストの流れでのニクソンの急変は、
納得できない方はいるだろうが、実話。

こうしたごく最近の実際に起きたことの中から
新たな人間ドラマを生み出す手腕はすごい。
類型化した日本の政治ドラマとはえらい違いで、
日本映画の中にもこういうものが出てきたらどんなにいいだろう。

2時間をあきさせない緊迫のドラマは、
事務局長好みで、実に面白い。
ただ、ウォーターゲート事件は
もはや随分前の話なので、多少の予備知識は必要。

うまい脚本と演出(ロン・ハワード監督)、
それに名優の演技で見せるが、
もう一つ突き抜けた感動がなく、
それが、
各賞ノミネートまで行きながら、
ことごとく受賞を逃した原因か。

5段階評価の「4」






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