花のお見舞いと『ウォーリー』  

お見舞の花が届きました。

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きれいきれいな花がカミさんの心を癒しています。

今日はお休みで、
明日の入院の準備にあけくれました。
一人の人間が生活の場を別の空間に移すのですから、
いろいろな生活用品がついて行きます。
かといって、短期の生活ですから、
おおげさなものにはなりません。
その時、100円ショップというのは役立ちますね。
安価で、かつ量が少ない。

事故から11日。
明日から次の段階に入ります。

で、カミさんのお許しをいただいて、映画を観ました。

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舞台は、人間たちが見捨てた後の29世紀の地球。
荒廃とした町に、一つだけ動くものが。
それがゴミ処理ロポットの「WALL・E」。
宇宙船で飛び立つ人間がロボットのスイッチを切るのを忘れたために、
その後もソーラー電池でエネルギーを自分で補給しながら、
営々としてゴミを処理し続け、
高層ビルのようなゴミの山を作り続けている。
700年もたてば、
ロボットの中にも感情が生まれ、
孤独感も出て来る。

そこへある時、
宇宙から最新型のロボット・イヴが現れて・・・

というわけで、冒頭のアイデア、後半のシチュエーションには
先行作品もあり、
決して独自のものではない。
中には、
「ショート・サーキットのパクリ」
「人のアイデアの寄せ集め」と悪口を言う人もいる。

しかし、どこにでもある食材で
名シェフが素晴らしい料理を作り上げるように、
才能あるふれる人たち
(監督は「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン)
の手にかかると、
このように光輝く素晴らしい作品が出来上がる。
なにしろ、ロサンゼルス映画批評家協会は、
作品賞に「ウォーリー」を選んだほどだ。

うまいストーリー展開、
CGキャラクターにさせた、生身の役者異常に繊細な演技、
ディテールへのこだわり。
どれを取っても最高級。

後半については、
全く予備知識がなかったため、楽しめた。
予告編やチラシで一切出さないでくれて、ありがたかった。

とういわけで、書きたいことは沢山あれど、
これから観る人のために何も言わないのがマナー。
でも、誰が観ても楽しめる、
本当のエンターテインメントであることは保証する。

5段階評価の、もちろん「5」


ところで、この映画、アメリカ公開は6月27日。
日本公開は11月29日。
しかし、お隣の韓国では、
アメリカと同時公開だった。
この名作を、世界中で日本の観客だけが5カ月も待たされた。
おかしいと思いませんか?


新聞入稿と『誤解だらけの「危ない話」』  

昨夕取材に行った店頭試食会の記事と写真を入れ、
更に前の店頭試食の写真も増やして、
新聞は午後、入稿
明日には郵送されます。
トップは「国産牛肉まつり実施中」で、
写真満載の
主催の(財)日本食肉消費総合センターが
泣いて喜びそうな紙面になりました。
どうせやるなら、盛り上げませんとね。
「おまつり」なんてすからね。

夕方、理事の一人が亡くなったことが判明。
逝去されたのは厚生部理事の森下安次さんで、
市場から帰って心不全でそのまま逝ってしまわれたといいます。
65歳というのは、
あまりに早いと言わざるを得ません。
最新の新聞に訃報を掲載できなかったのが残念。

現職の理事が逝去した時のことは
慶弔規程に定めがあるので、
組合はそのとおり進めますが、
現時点で通夜・葬儀の日程だけは分かったものの、
時間不明で、
しかも葬儀の会場もあいまい。
花屋さんも分からない。
結局、
土日のいずれかには事務所に出て、
生花や弔電の手配をしなければらないようです。

今朝は京葉線の人身事故に巻き込まれ、
ものすごい満員電車で通勤。
あれ以来、「事故」とか「人身」とかいう言葉を聞くと、
はっとしてしまいます。
事故から今日で10日目で、
さすがに疲れが出たのか、
食事の後、気分が悪くなって、ちょっと横に。
こういう時、このまま目覚めないのではないかと不安になったりします。

ブログの読者の方で、
「食材の足しに」とハム・ソーセージを送って来てくれた方がいました。
この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

その他、親戚筋からは
魚の粕漬けや手料理も届き、
他にケーキや果物など。
何だか急に食べ物が豊富になってしまいました。
事務局長の「主夫」姿は、
興味と同情の的のようです。


[書籍紹介]

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食品の安全に対する過剰な不安を
マスコミがいかに不当に煽り、
また、無責任であるかをあますところなく告発した本。

食肉業界もBSEの時に風評被害に苦しめられたが、
あの時、どんなに「牛肉は元々安全」と訴えても、
聞く耳を持っていただけなかった。
合理的に考えれば、
BSEの原因である異常プリオンの分布からみて、
特定部位を処理場で除去すれば、
牛肉そのものは安全なのだが、
どんなに言っても聞いてくれない。

その過程で分かったのは、
「食品に対して不安を抱く」ことが
一つの流行になっている
ということだった。

この本は、
そういう大衆が不安を抱いていれば、
それに合わせてマーケティングするのが、
商売人としてのマスコミであって、
新聞、雑誌、テレビ、書籍がこぞって
その売れ筋商品、
つまり消費者の好みに合った不安情報を販売しているにすぎないと看破する。

「牛肉が危ない」
「中国産が危ない」
「添加物が危ない」
「遺伝子組み換えが危ない」

と書けば、一定数の読者が買ってくれ、
視聴率は上がるのだから、
それは熱心にやる。
「安全」などと書いても売れないし、
第一、後で責任を取りたくないから、
誰も書かない。

こういう「危険」報道が
記者のまともな学習によって書かれているならまだいいが、
ほとんどが一過性のにわか勉強で書いているのが実際。
それはBSEの時、
事務局長はテレビの記者とさんざんやりあってよく分かった。
あきれるほど不勉強だし、
決して自分の非を認めないのがあの人種だ。

この本は
そうした食品に対する危険報道の背後にある
間違いと不勉強とやり口のメカニズムを
筆者自身の経験によって暴いてくれる。

吉野家の社長は、
マスコミや消費者団体とのバトルの最後に、
「牛肉を食べる人だけ分かってくれればいいです」
という結論に到達したが、
それはまさに正しい。

この本を読んだところで、
「不安のままでいたい人」
すぐ忘れるだろう。
しかし、食品を扱う人間が
日々さらされる攻撃に耐えるためには、
是非読んでいただきたい。
日頃感じていたことが裏づけられた気がして、
嬉しくなりますよ。


試食会巡りと事故現場写真  

昨日はブログをさぼり、申し訳ありません。
家で原稿を書くつもりで持ち帰りながら、
マッサージ機に捕まり、
暖かいベッドに引きずり込まれたら、
もう朝でした。
仕事は全く出来ず。
こんなことなら、
最初から寝る気でベッドインすれば疲れも取れたでしょうに。

よくこんな目見当でうまく炊けるものだ、
と思うくらいご飯の炊き方はうまくなり、
おかず作りの手順や洗い物の段取りなど
どんどん上達していますが、
今日は失敗。
お風呂の湯はりで、温度が低かったのと、
終了の音声をマッサージ機で寝ていて聞かなかったため、
湯船からあふれ、
その上、水風呂状態。

夕方、事故の事情聴取で警官の来訪を受け、
現場写真を見せてもらい、ぞっとしました。
自転車は車の下に完全に入り込み、
後輪は前に出ているものの、
前輪は踏みつぶされて、車輪の向こう。

自転車はまず車の左前にぶつかり、
左に倒れたカミさんの自転車の上に
車が乗り上げて来たわけで、
車があと数十センチ前に出ていたら、
カミさんの腹はつぶされていました。
まさに九死に一生。
娘からの電話が
「ママが死んじゃったの・・・」
でなくてよかったし、
病院からの娘への電話が
「お母さんが事故で亡くなりました」
でなくてよかった。

写真はカミさんはこわくて見れず。
「コピーさせてくれませんか」
と言ったら、
警官から即座に
「それはダメです」
と断られました。

しかし、この写真を見ると、
カミさんは殺されかけたわけで、
改めて怒りがわいてきました。

さて、この数日間、
事務局長は事務所を出たり入ったり。
「国産牛肉まつり」の店頭試食会の写真を撮るためにでかけたのです。

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↑こんな感じ。

デパートなどの試食と違い、
歩いている人の足を止めて試食させるのはなかなか難しい。
相手の「羞恥心」と「プライド」を克服させなければならないので、
事務局長だって、
ただで人からものをもらったり、
食べさせてもらうのはいやです。
試食したら買わざるをえなくなり、
従って、試食を敬遠してしまいます。

上の最後の写真は近所の高校生が下校してきての黒山の人だかり。
これも男の子は食べますが、
女の子は通り過ぎます。
ダイエットなのか、恥ずかしいのか。

どうやったら、足を止めて試食させるか。
なかなかの課題です。


事前検査と「風のガーデン」  

先月末に、
1日の違いで利息収入が増えたという話を書きましたが、
また、同じことが。

昨日、事業組合の仕組債の一つの利息が入金。
利率算定が12月1日の午後3時のロイターの画面の米ドル価格で、
95円22銭
この日の夕方から急速に円高が始まり、
翌2日の午後3時の米ドルは93円22銭
きっちり2円違ったわけで、
その差額は79万4千円 (税引前)。
タッチの差で約80万円の利息が増えました。(正確には、減らずに済んだ)
まだ組合はラッキーなようです。

予定より減ったとはいえ、利率は2.60080%。
こんなご時世で624万円 (税引後) もの利息収入があるのですから、
ありがたいことです。

「組合の1年間」は書き上げ、
今は「国産牛肉まつり」の記事を執筆中。
店頭試食を取材していますが、
お店によって取り組みの落差があり、心配。
ブログも「国産牛肉まつり」でのアクセスが増えています。
こういう方は初めての来訪者なので、
興味を持って読み続けてくれるとありがたいです。

「今日の食肉組合」という言葉で毎日アクセスしている方がいて、
おそらく上海のツァーで一緒だった方だと思われます。
毎日検索しなくても、上の方のツールバーの「ブックマーク」で
登録しておけば、そちらから入れますよ。

昨日ブログを休んだのは、家事の疲れのため。
食事を作ったり、食器を洗ったり、風呂を入れたり、洗濯したり
の後、マッサージチェアにかかると、
15分で停止した後も、
そのまま眠ってしまうのです。
よく風邪をひかないものだ。
今も途中で起きて、お米を水にひたしたところです。

朝食もワンパターンを避けるために、
今日は特製トーストサンドを作ったら、
凝り過ぎたせいか、
かえって普段のごはんより
時間がかかってしまいました。

当初、「慰謝料」など念頭になかったのですが、
こうして家事労働をしてみると、
確かに3人分の生活が破壊されており、
慰謝料は必要かな、の心境です。
交渉相手は加害者の青年 (実は娘の同窓生) ではなく、
A損保会社。
しぶいので有名な会社なので、
あまり不誠実な態度を取ったら、一戦交えるかもしれません。
先日のATM前のバトルもそうですが、
相手が反省すれば許しますが、
反論したりすると、
闘志を燃やしてしまうタイプなので。

その後、いろいろなことが分かりました。

事故の後駆けつけてジャッキを出させ、
操作方法を知らない加害者青年に代わり、
ジャッキで車体を上げ、
カミさんを引きずり出してくれたのは、
同じ棟の同じフロアのTさんでした。
カミさんは「赤い服を着た方」という認識しかなかったのですが、
当日、建物から見ていたカミさんの友人Aさん (この方も同じフロア) が
戻って来たTさんと話をし、
その時はAさんは被害者がうちのカミさんとは知らなかったのですが、
後日、お見舞いに来たOさんがAさんと知人で、
エレベーターホールでばったり会って、
あら、何をしに?
実は知り合いの奥さんが交通事故に遇って、
という話になって、
えっ、あれはあそこの奥さんだったのか、と、
ここで、Tさん〜Aさん〜Oさん経由で、
伝わって来たわけです。

先日、菓子折りを持って、感謝の挨拶に行ってきました。

このTさん、
ジャッキで車を上げてカミさんを引きずり出し、気道を確保して、
という話があまりに専門的なので、訊ねると、
介護の仕事の方
警察でも、ジャッキで上げた措置が良かったと言っていましたし、
これもラッキーな巡り合わせだったようです。

なお、事故当日、救急車、パトカー、レスキュー隊がやって来て、
事務局長のマンションは鈴なりだったそうです。
事務局長だって、普段救急車が来れば、廊下に出ますからね。

本日は午前中休みをいただき、
病院に付き添って、
手術の際の麻酔医の説明を聞き、
3DCTスキャンを受けました。
時間はほとんど待つ時間。
麻酔については、↓のような説明資料があり、

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説明のチェックシートもあって、
何かと気を遣っているようです。

ところで、麻酔医といえば、
倉本聰のドラマ「風のガーデン」がなかなかいい。
中井貴一扮する麻酔医が主人公で、
若い頃、浮気が原因で妻に自殺され、
父 (緒方拳)に「二度と富良野に足を踏み入れるな」
と義絶されて、娘と息子から引き離されてしまう。
優秀な麻酔医として活躍しているが、
最近進行性の膵臓癌にかかっていることが判明し、
最後の日々を故郷ですごすために、
富良野に密かに戻って、
娘が経営するガーデンの近所にキャンピングカーで住み着く。
たまたま息子に会ってしまい、
「大天使ガブリエル様」と勘違いされて、
息子との交流が始まる。
(息子は父親は昔死んだと思っている)
やがて、彼の帰郷は人の知るところとなり、
娘も知り、ついには父親の耳にも入る。
父は密かにキャンピングカーを訪ね、
息子が不治の病であることを知る。

というわけで、少々ベタな部分はありますが、
いつもの倉本臭さは控えており、
段々、これが贖罪と赦しのドラマだと分かってきました。

先週 (12/4放送)は、父と子の再会。
緒方拳が抜群にいい。
父親は、一時の感情で息子を断罪し、
子供から切り離したことが
間違っていた、
自分は心の狭い人間だ、
と自分を責める思いがあり、
息子には、
父から裁かれ、
故郷に拒まれながら、
死期が迫って戻って来たひけめがある。
父の前で罪の意識におののく中井貴一の表情がいい。

何だか宗教的な奥行きまで感じさせて来た、
倉本聰最後のドラマは、
倉本さんの心境でしょうか。

次の放送は、12月11日(木)夜10時からフジテレビで。


日曜出勤と謎手本忠臣蔵  

今日は日曜出勤
家に仕事は持ち帰っていたのですが、
やはり、「主夫」をしていると、家で仕事はできません。
今日は家に娘がいるのをいいことに、
午後から職場にでかけました。

主な仕事は、『東京食肉新報』に載せる「組合の1年の動き」
50周年記念行事にあけくれた19年に比べ
20年は見劣りがするのではないかと思いましたが、
そんなことはありませんでしたね。
次から次へと課題が出て来ます。

今年のポイントは、

「より堅固な組織を作るために」の策定で、
組合員の資格を問うたこと、

島田理事長の誕生で、
組合が新体制に入り、
ミニ支部長会を6ブロックで開催したこと、

支部統合が完了して祝賀会をしたこと、

組合員から偽装者を出した対処で、
表示講習会を8回開催したこと、


などでしょうか。

その間に、
奥様孝行ハワイの旅やソウルでの暑気払い、
アメリカ横断旅行
などがはさまります。

なかなかにぎやかな1年。
来年は役員改選もなく、
ミニ支部長会もなく、
楽な1年、
などと思いつつ、
やはり忙しくなるのかもしれません。
ありがたいことですが。

[書籍紹介]

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12月14日が赤穂浪士の討ち入りの日(実際は15日早朝)ですので、
今読むのには最適の小説。

「信長の棺」で本能寺事件に全く違った観点を導入し、
読書好きを驚かせた加藤廣さんの新作。(週刊新潮に連載)

「謎」というくらいですから、
どんなユニークな観点で
書きつくされたこの事件に新しい光を当ててくれるか、
興味津々で読みました。
目次にも
「終章 民に知らしむべからず」
などというのもあって、
どんな謎が、と期待を膨らませます。

(読む予定の人は、以下を読まない方がいいでしょう)

初めの方で、「神君・家康の密書」などというのが出て来て、
その密書の内容が徳川幕府を震撼させるものなので、
おっ、そんな方向に話が行くのか、
と期待させますが、
最終的には、
刃傷事件の根底の根底、ということで、
生煮えに終わります。
せっかくの素材を料理しそこない
という感じ。残念。

従って、新しい観点というのは、
桂昌院 (将軍綱吉の生母) の従一位授与を巡る朝廷と幕府の間の紛争に
浅野内匠頭が口をはさみ、
これを吉良上野介が咎めた
というのですが、
ここから先は「田舎大名」という罵倒に
浅野が遺恨を持った、
というわけで、
刃傷の直接の引き金は従来と同じ。

桂昌院の従一位問題というのも、
特別に新しい観点とは思えません。

というわけで、
「謎」という点では不満が残りますが、
さすが加藤廣らしく、
資料を駆使しての大石蔵之助の慎重な戦略の構築は面白く読みました。
江戸の過激派・堀部安兵衛の手紙など、面白い。

吉良邸から泉岳寺への凱旋も
歌舞伎にあるようなものではなく、
途中見とがめられないように経路を事前に慎重に選んだなど、
初めて知りました。
確かに大石、なかなかの人物です。

そういう意味で「謎」以外には大変面白い本
この書籍紹介をここまで読んでしまった方も、
是非、読んで下さい。





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