潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ  

今日は家でゆっくりしました。
夜、明日の表示講習会の準備をしましたが。

娘からのソウル報告によれば、
ジュンスとの出会いはあまりにハイテンションで、
その後、東方神起の他メンバーのコメントで話題にされたそうです。

[映画紹介]

昨日はちょっと古い映画を紹介しましたので、
今日は、もっと古い映画を。

クリックすると元のサイズで表示します

「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」

1993年の作品。

舞台はフロリダ。
さわやかな風が吹く海辺の町。
キューバから亡命してきて、床屋で生計を立て、
独身のままリタイアしたウォルト (ロバート・デュヴァル) の
一日の楽しみは、食堂でエレーン (サンドラ・ブロック)という
若いウェイトレスにベーコンサンドを注文すること。
別にそれが食べたいわけではなく、
エレーンに「体に悪いわよ」と毎回説教してもらいたいのだ。

ウォルトはそのベーコンサンドを朝、食堂で食べ、
残りは海辺のベンチでパズルをしながら昼食として食べる。

そんな日課の中、一人のやはりリタイアした船乗り・フランク (リチャード・ハリス) と知り合う。
彼は世界中の港を旅しており、
昔、ヘミングウェイとレスリングをしたのが自慢だ。

というわけで、
「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」の三題噺のできあがり。
原題は「WRESTLING ERNEST HEMINGWAY」。

フランクは75歳になったが、まだまだ生臭く、
大家のクーニー (シャーリー・マクレーン) に密かな想いを抱いているし、
映画館で会う老婦人 (パイバー・ローリー) をナンパしたりしている。

荒くれ男のフランクと紳士のウォルトは
なぜかうまが合い、
フランクはウォルトのエレーンへの思慕を悟って
応援したりする。

こうした老人二人の人生の残照ともいえる日々を淡々と描く。

元々事務局長は「淡々とした」映画は好きではないのだが、
この作品は良かった。
うまい役者とうまい監督 (女流監督のランダ・ヘインズ。『愛は静けさの中に』 ('86) が有名)が出会うと、
淡々としていてもドラマが生まれる典型だ。

事務局長は「老境」には達したくないと思っており、
昔は65歳で死ぬ予定、と言っており、
だんだん近くなってきたので、
今は70歳で死ぬ、と修正、
多分先に行くともっと修正してしまうのだろうが、
この映画を観て、
なんとなくウルウルしてしまうのは、
老境が近づいたせいだろうか。

ロバート・デュヴァルが名演技。
対するリチャード・ハリスも互角に相撲(レスリング?)を取る。
シャーリー・マクレーンは老いて素敵。
パイパー・ローリーは、わずかな出番ながら、
気位の高い老婦人の孤独を表す。
サンドラ・ブロックは「スピード」(1994)でブレイクする直前。
脇役ながら暖かく優しく二人を見守る演技はさわやか。
こんなウェイトレスがいたら、
毎日でも通うね。

撮影も音楽もいい。
花火を観ながら連れションするシーンは秀逸。

実は、この映画、日本未公開
ビデオテープでのみ発売。
DVDにさえなっていない。

ロバート・デュヴァルとマイケル・ケインが
老コンビを演ずる
ウォルター少年と、夏の休日」は、
「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメント少年が
出ているため大々的に公開されたが、
こちらは配役が地味すぎてか公開されず。
「スピード」の直後に公開すればよかったのに。
もし劇場公開されていたら、
事務局長はその年のベスト・スリーには入れただろう。

友人に薦められて観たのは、
NHK衛星で放映されたものの録画。
レンタル屋にはないと思うので、
観たい方は事務局長にご連絡を
ビデオテープ(しかも、三倍速)→DVDのダビングなので、画質の点はご容赦を。





AutoPage最新お知らせ