五輪終わる  

昨日、いつもの床屋さんで頭をきれいにしてもらっていると、
カミさんから電話。
「あなた、大変なことが起こったの」
という声に、
火事か地震か、誰か死んだか、と一瞬あわてると、
「ピが閉会式で歌うんだって」
というミーハーな話。
娘から連絡が入ったそうです。

大部分の知らない方のために説明すると、
「ピ」は、韓国のスター歌手兼俳優。
ピというのは、韓国語で「雨」の意。
最近国際的に売り出しており、別名「RAIN」。
「スピードレーサー」という
夏に公開されたハリウッド映画にも準主役で出演しています。

わがミーハー娘は彼の長年のファンで、
全ての出演韓国ドラマを観、
CDは聴きまくり、
わざわざラスベガスまでコンサートに行くほどの信者。
最近は出ることが少ないために、
若い東方神起と浮気していますが、
本当の夫はピ(RAIN)。

その夫が閉会式の中で歌うというので、
録画の準備をして閉会式の中継を観ました。

開会式同様、チャン・イーモウの演出ですが、
「これはCGではないか」
「これは口パクではないか」
と疑う態勢がこちらに出来ており、少々気の毒。

開会式同様視覚的なものを重視した華麗な演出でしたが、
練習不足か人の配置にほころびも。
開会式より統一感が欠けました。
しかし、日本ではこれ以上のものはやれないだろう、
従って、開会式・閉会式に関しては、
東京は開催しない方がいい、
という感想は変わりません。

肝心のピは、「愛する北京」という歌のところで、
他の中国人歌手、香港歌手、台湾歌手らと共に登場。

↓右から2人目。

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背の君(せのきみ)の姿は、
画面を横切っただけで
娘には分かったそうです。

ドミンゴも出てきましたが、
トリノでのパヴァロッティの例もあり、
口パクではないかとの疑いは晴れず。
全体に音響はあまり良くかったですね。
というより、アナウンサーのしゃべりが多くて、うるさい。
黙っていては使命が果たせないという強迫観念からか、
画面で見ていれば分かることをわざわざ説明。
感想も平凡。
まるで観客席の男女のおしゃべりのよう。

東京オリンピックの開会式、閉会式の時は、
NHKはプロのアナウンサー一人で対応。
良く練られた解説は文学的香りさえ漂わせていました。
「4年前、ローマのピンチェの丘に花火が上がった時、
東京オリンピックは始められたのであります」

で始まる締めくくりのナレーションは今でも覚えています。

女子バレー決勝の勝利直後のアナウンスもよかった。
「苦しい練習に継ぐ練習。
全てを捨てて鍛練したのはこの瞬間のためでした。
美しい涙です。
うんと泣いて下さい。
それが、貴女がたに許された、特権です」

という調子。

今はこういう放送台本を書く人がいなくなったんでしょうね。
全てがお手軽に、その場しのぎになりました。

ところで、北島選手の金メダルは、
組合にとっては理想的な展開でした。
というのは、組合の機関紙は毎月15日の発行。
100メートル決勝は11日、
200メートル決勝は14日、
という日程は、まさに合わせてくれたかのようです。
結果については、4つのバターンを想定。

@どちらも金メダルを取る
A11日は金だが、14日は金を取れず
B11日は金を取れず、14日は金
Cどちらも金を取れず


@とAの場合はすぐ記事化でき、写真の手配も間に合いますが、
問題はBとCの場合。
14日の締め切りぎりぎりまで見出しさえ決まらないことになります。
特に、Cの場合は、残念記事になってしまいます。

結果は最良の@のパターンで、
その上、決勝は午前中でしたので、
記事は二冠に変えて入稿。
夕方までに事務所に届けていただき、
翌朝、ソウルに出かける常務会メンバーに
飛行機の中で配るという、
日刊紙並の対応が出来ました。

まだまだ組合の幸運は続いています。

いよいよ五輪は閉幕。
組合事務所のドアの外側に貼られていた
「金メダルおめでとう」のポスターも取り外すことになります。
組合員店舗に貼られたものの扱いは各自の判断に任せます。
良い家宝ができました。





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