座談会  

本日は『東京食肉新報』恒例の夏の座談会
今回は4年ぶりに三役がメンバーです。

4年前のこの三役座談会で、
各ブロックへ三役が出かけて支部長の声に耳を傾ける会、
つまりミニ支部長会が立案され、
それによって、
数々の現場レベルの提案をいただき、
それを取り入れることによって
組合が大きく変貌し、
活力あふれる組合に変身していった、という歴史を持っています。

人の意見に耳を傾ける、というのは、
言うのは簡単ですが、
なかなか難しいことで、
受け止める側に
玉石混交 (ぎょくせきこんこう=立派なものとつまらないものとが混じっていること。混淆とも書く)の意見の中から
宝石を見分ける見識
良い意見を取り入れ実施する実行力
更にそれを可能にする財力がないと出来るものではありません。

4年前の初めてのミニ支部長会以来、
それが円滑にうまくいったのは、
懐の深い三役の資質と仕組債による資産運用が組み合わさった
奇跡に近い、ラッキーなことであったと思います。

しかし、4回目ともなれば、
きれいな石は既に拾い上げられ、
少々石が増えたかな、
という印象もあります。

そうした印象は今日の座談会にもやはり出て来て、
ミニ支部長会における
いくつかのエゴに近い発言や
あまりに狭い視野の発言には、
少々三役はご立腹でした。

昨日書いた「気になる発言」の
「肉の配送は各個店に、集金も各自」については、
発言した支部長が高齢に至ったからだろう
という、優しい (? 考えようによっては、ちょっと怖い) 受け止め方。

事務局長は、
これがその方だけの特殊な例なのか、
それとも世の中全体の奉仕の精神の崩壊の現れなのかを
見定めたいと思っています。
そういう中で、
ある若い支部長が健闘している姿を↓ブログで読むと、

http://white.ap.teacup.com/applet/vanilla_ice/20080804/archive

いたく感動し、希望を持ってしまうわけです。
だって、そうでしょう。
組合員が注文した肉を預かって、
「取りに来て下さい」
と言ってもいいのに、
自ら配達して、
それを組合員と交流し、情報収集する場として活用してるんですよ。
「肉の配分が大変だから、本部は個々の店に配送してくれ」
とは極にある世界。
よく「次世代の育成」などといいますが、
こういう奉仕の精神を養うことが
本当の育成だと思います。
もっとも、人のためにつくして、それを心の中の満足感、歓びとしていく、
などというのは、
実は個人の資質の問題なので、
そう簡単ではありませんが。

おそらく、あの発言をした支部長も昔はそういう人だったはずで、
あの発言に至るには、
やはり、何かいやけがさすような
疲れを誘うようなことがあったはずです。
たとえば、肉を預かっているのに、なかなか取りに来てくれなかったり、
取りに来ても、何の感謝もされず、逆に迷惑顔されたり・・・。
こうした、悪しき行為が組織をすこしづつ腐らせていくんですね。

「本部が太って、支部がやせ細る」という発言も
そのような「毒」を含んだもので、
三役は相当いやけがさしたと思います。
あまりに今までの経過を知らなすぎる無知な発言
ということになり、
一度支部長を集めて、
そういうことへの講習をしたら、
という提案にも、
ある三役は
「そんなことしても無駄、変わらない」
と断固、怒っていましたからね。

お互い感謝の思いを持って接していれば、
心地よく前に進めるものを
心ない言葉で人の歩みまで止めさせることだけは
なしにしたいものです。


こういう現実は、怒っていても仕方ないので、
改善するしかありません。
ブログの読者の中には、
「事務局長がキレはしないか」
と心配して下さる方がいるのですが、
こういう時、
事務局長が昔学習塾の講師をしたり、
家庭教師をしていた時の経験が役立ちます。
勉強のできない子供に対して腹を立てる教師は落第。
怒ることは教師の仕事ではありません。
その子供はどこが分からないのかを見抜いて、
どうやったら分かるのかを補ってやるのが教師の仕事。
その時に一番いけないのは、
「それは前に言っただろう」という言葉。
だって、現実にその子の中には
前に聞いたことが残っていないんですから、
それをあげつらっても何にもなりません。
言えば、恐怖心を与えて、萎縮させるだけです。
そこは忍耐強く、
分かるまで教える。
これしかありません。

機関紙『東京食肉新報』にとっくに書いてあることでも、
読んでなくて、
知らないなら、
手間でももう一度説明しなければなりません。

ですから、くさるのが一番いけない
くさるのはプロではない証拠ですから。

まあ、難しいですけどね。

聞き及ぶところでは、
今組合がしている組合内助成事業のことを聞くと、
他の団体の人は、
一様に驚愕
するそうです。
資産運用したその果実で組合員に助成する、
なんてことをやっている団体は一つもないと。

そう言われてみると、なるほど珍しいことかもしれません。
きっと、普通はそんなことはしないのでしょう。
昔、組合が何億円も利益を上げていた時でも、
支部や組合員への還元、なんて、誰も言いませんでしたから。
それは、やはり、
数代前からの三役の資質の問題です。

今の組合は、そういう希有なことをしているのだと
みんなが感謝していけば、前に進むと思います。

今回の座談会で出た認識は、煎じ詰めれば、

@助成を続けた結果、もらうのが当たり前になってしまったようだ。
Aその結果「もっとくれ、もっとくれ」が起こってしまった。
Bしかし、一度始めたことは、そう簡単にはやめられない。
C今の良い状態の中でやれるだけの助成はするが、
何でもかんでも本部に頼る形は正して、
本部ですべきこと、ブロックですべきこと、
支部ですべきこと、個店ですべきこと
については、明確にしていく必要がある。
Dそのために必要な支部への助成は、可能な限りやろう。
E円高の進行、経済の波乱などにより、今のような形での助成ができなくなる時のことも視野に入れながら進めていこう。

というものです。
今の三役は実に健全ですね。

座談会は延々2時間、活発な議論。
各自が自由にものを言っている姿は心地よい。
本音をみんな言っていました。
はっきり言って、面白かった。
というのが事務局長の感想。
まあ、紙面にそのまま掲載はできませんが。

2時間もかけて延々した座談会の後は臨時三役会に切り換えて、
秋に早急に対応しなけれはならない二つの案件を検討してもらったのですが、
長くなるので、それは、明日。





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