冷や汗  

昨日はやけに長いブログを書いてしまったので、
今日は短くしましょう。

午後、顧問のN参議院議員の来訪を島田理事長と共に受けました。
島田理事長になってからまだ挨拶をしていなかったので、
という表敬訪問。
現在、わが組合の顧問は、
落選したり、立候補断念したり、亡くなったりで変動があり、
現職の国会議員の顧問はN参議院議員一人。
別に国会議員の力を借りなければならないことはありませんが、
東京選挙区の選出議員ですので、
顧問をお願いしています。

先日も内閣改造という日本的慣例について書きましたが、
衆議院解散というのは、
外国にはどれだけ例があるのでしょうか。
少なくとも主要国でこんなに頻繁に解散している国というのは知りません。

任期というものがあるのですから、
本来、それを全うすればいいわけで、
そんなに頻繁に「民意を問う」ことがあるはずはありません。
県議会だって、区議会だって、
よほどの不祥事がない限り、
任期満了でやって不都合はありません。

解散という制度がどうしても政局を生み、
いつもそれが圧迫材料となって、
議員の足腰をふらつかせており、
内閣改造、首相の交代、衆議院解散など、
わざわざ政治を不安定にする要素を
議員とマスコミが弄んでいるようにしか思えません。
政治記者も、血が騒ぐでしょうが、
煽るのはやめて、
一度立ち止まり、「これでいいのか」と考えてみたらどうでしょうか。

この制度を変えるには、
憲法改正が必要なわけで、
このあたりも
抜本的な見直しをしてみてはいかがでしょうか。

その後、島田理事長と共に、市場の会議に出席。
秋に行われる、「東京食肉市場まつり」の実行委員会です。
芝浦の各団体トップと事務方の集まり。

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毎年、全国いずれかの銘柄牛がメインになるのですが、
今年は新潟牛
きっとコシヒカリの即売などもあるのでしょう。
当日、島田理事長も事務局長も不在なので、
少々、気が引ける会議でした。

その後、旅行社の来訪を受けて、
秋のアメリカ食肉事情視察の打ち合わせ。
たまたま出て来た一言で、
重大な食い違いが発覚。
1時間後には修復しましたが、
このまま放置しておいたら後戻り不可能な事態に陥ったわけで、
一瞬、冷や汗が流れました。

これは他の旅行会社ですが、
昨年の台湾の理事・支部長会においても、
途中で重大な問題が発生していたのです。
何とか修復できたので、
最終的にはOKだったので、
そんな苦労話は人には言いませんでしたし、
そういう問題を解決するために
給料をもらっているのですから、当たり前ですが、
ただ、
こういうことで一番いやなのは、
相手との間に不信感が生ずること。
信頼関係があれば、
「任せて安心」になるのに、
それがないと、「任せて心配」になってしまいます。
お金を払って心配するなんて、バカな話です。

「10」を言っても「5」しか伝わらない相手もいれば、
「1」を言えば、「10」を悟ってくれる相手もいます。

今わが組合事務局が役員さんから信頼を得てお任せいただいているのも、
組合員や役員の要望を
任された立場で一つ一つ達成しているからで、
時には組合員や役員の無意識の中にある願望さえも
敏感にキャッチして
先へ先へと手を打ったり、企画化しているからだと思います。
「そうなんだ、こういうことをしてほしかったんだ」
と言われることが無常の歓びで、
「5」要求したことが「7」にも「8」にも、場合には「10」になって返ってくれば、喜んでいただけるのは当然です。

組合事務局職員もこの数年何人か入れ替えがあって、
ようやく今、
任せていられる、ベストメンバーになりました。
この体制であと数年間は行ってもらいたい、と思っています。

短いはずが、この長さ。



自主点検と表示講習会  

昨日の続き。

座談会の後、急遽三役会に切り換えて、検討していただいた件。

このたび、A全国某団体では、

(全国団体がいくつもあるので、混同を避けて、
A,B,Cとアルファベットを付けることにする)

傘下組合員全員を対象に、
食肉表示の遵守状況に関して自主点検調査をすることになり、
B全国団体の事務局会議の場で発表、
各県組合での実施が要請 (実質、強制) され、
わが組合も
非公式な要請を受けた。

( 公式なら、先方の専務が組合に来て事務局長に話をすることになるが、
そうではなく、
当日B全国団体の会議に出ていたわが組合の事務局職員に、専務が
「東京、やりたいなら、調査票を提供するよ」
という程度なので、形式的にも実質的にも非公式。)

わが組合はA全国団体からは脱退しているので、
それに従う必要はないが、
それだけでは済まないのは、
この自主点検の必要性が、
最近の一連の食肉偽装の不祥事の中で出て来たのは明白で、
その「一連」の中に、
わが組合員であった、山形屋の問題がある。
山形屋は除名したが、
トカゲの尻尾を切ればいいわけではなく、
わが組合としても、
何らかの対応を迫られる事態だ。

この自主点検もそういう文脈の中で、
全国団体も何かをしなけれはならない状況の中で出て来たのだろう。

で、問題はその「自主点検」の内容。
5ページにわたる調査票は文字が沢山。
選択肢に〇を付けるものだけではなく、
記入する欄も多い。
比較的文字に親しんでいる事務局長でさえ
頭がくらくらするほどだから、
現場で仕事をしている方が、
仕事の合間にこれを記入するのは、さぞ大変だろう。

大変でも「自主点検」することで、
もう一度自店の表示を見直してみることに意義がある、
ということだろうが、
点検内容は適正表示指導員が巡回指導する内容と同じ。
というより、
秋に実施するB全国団体の店舗調査と同じで、
調査票の作りも同じ。

こういう調査票を作って自分で点検させれば、
さぞ、姿勢が正されるだろう、
ありがたく思え、という発想はかなりお役所的

事務局会議では「えー、こんなことさせられるの〜」
という声が上がったそうだが、
調査票は各店舗に直送。
封筒の宛名を書いたり、
その対象店舗の一覧表をA全国団体に提出したりする
事務局の仕事は大変に違いない。
なお、A全国団体に直接返信される封筒の切手代は
A全国団体が持つが、
お店に郵送する切手代140円は各県組合持ち。
(500名組合員のいる組合では7万円。
わが組合だと18万9千円になる)

大変でもやらねばならない、
各県組合がそういう自主点検をしないと、
世間の批判には耐えられない、
業界ではちゃんと自粛作業、矯正作業をしていますよ、
という一種のアリバイ作りにはなるだろうが、
実質の効果は疑問。
調査結果の集計はA全国団体がするというが、(おそらく外注で)
集計結果が出るのは
数から見て、
相当先になるはず。

通常の状況であれば、
「公取協では指導員の制度があり、
その巡回指導があるので、十分」
と言えるところだが、
山形屋という震源地を抱えたわが組合としては、
そうとばかりは言っていられない。

そこで、
この自主点検に乗りましょうか、どういたしましょうか、
ということを三役会にかけた次第。

調査票を見た三役たちの反応は否定的。
「こんな難しいもの、みんな書かないよ」と。

(ここで、話は飛ぶが、
2カ月ほど前に、
ある調査会社から
非営利団体に関する、
行政がらみの調査票が送られて来た。
回収率が低いと担当者は困るだろう、
と思った事務局長は、この種の調査にはいつも協力するのだが、
記入しているうち、
組合決算を、
収益事業と非収益事業を分離して記入せよ、
という部分で、これは無理だ、
こんなことに時間はかけていられない、と断念。
放置していたら、
数日前、催促の手紙が来た。
そこで、担当者に電話をかけて、
とても難しくて無理、と伝えると、
「みんなからそう言われます」と担当者は泣きそうだった。
不思議なのは、
調査票の案の段階で、
どうして現場レベルにモニターさせないのだろう。

今度のA全国団体の調査票も、
それはしたのかね。)

みんな書かないよ、やらないよ、
で済めばいいのだが、
「震源地」を抱えていたわが組合としては、
それで終われるわけもない。
そこで、では、どうしますか、
と審議して、もっと大変なことになった。

組合の6ブロックで表示の講習会をする。
自主点検調査票に記入して返送する、
などというのより、
もっと血の通ったことをしよう

と。
調査票を送りつけて、書け、というくらいなら、
自分たちが現地に行って、
一緒に学びましょう
、という発想。
問題は、山形屋のようなタイプの人は、
こういう講習会にはもともと出ないということ。
そしたら、更に、おまけがついた。

講習会参加者には、受講証明書を発行
それを店頭に掲示することで、
消費者にその店の
表示に対する取り組みをアピールできる。

と。
B全国団体でも、それに近いものを作るようだが、
なにやら委員会を作って検討するので、
10月にならないと出てきそうもない。
となれば、組合独自で作るしかなく、
その証明書には、
受講者の名前などを書き込まなければならないだろうから、
事務局の手間は大変なものになる。

更に心配なのは、受講者。
何人集まるか。
集めるのに苦労するか、
それとも、集まりすぎて苦労するか。
「受講証明書」に価値を認めれば、
殺到する可能性もある。
本来、全組合員が出るべき講習会だと思うので、
それはそれでいいが、
問題は費用。
参加者には交通費を出すから、
それだけでも百万以上。
招集状を各店に出す切手代、
「証明書」の郵送代・・・
18万9千円どころの騒ぎではなくなった。

ただ、山形屋という
内部から偽装者を出してしまったわが組合としては、
それくらいの対応は必要ではないか、というのは、確かに、正論。

で、講師は誰か。
東京公取協の専務がやるという。
つまり、事務局長だ。

何年か前、規約が全国統一された時、
6ブロックを回って講習会をやったことはある。
また、あれをやるのか。
当然、夜になる。
50周年事業のあった昨年より今年は楽だと思ったのに。
自分で仕事を増やしてしまった。

さて、もう一つのセミナー
これは前にも書いたかもしれないが、
C全国団体 (新登場 ! ) が全国30箇所でやるというセミナー。
標準コースで1日かける、というとんでもないセミナー。
これについては、C全国団体の事務局長に、
何が大変かというと、人を集めることほど大変なことはない。
まして、1日かけるなどという、
休日を奪ったり、商売の邪魔になることはできない。
半日程度でないと無理、
と申し上げていたのが功を奏したのか、
2時間以上であればいいことになったので、
それなら何とか可能かな、と、
これも6ブロックでお願いすることになった。
(お願いは、これから)
会場費や講師謝礼は補助金が出るらしいが、
参加者への交通費は組合持ち。
また金が出ていく。

ここで文体が変わり、
昨日書いたことにつながります。


昨日書いたミニ支部長会での問題発言は、
背後に根深い「アンチ本部」の気配を感じます。
こんなに今組合は組合員にプラスの仕事をしているのに、なぜ
と思っていましたが、
今書いた、一連のA全国団体のしていることを見て、
はたと、思い当たりました。
そういうば、昔の本部はこれとそっくりだった、と。

当時、補助金事業の御旗をかかげて、
支部に膨大な負担をかけた時代が、確かにあったのです。
「どうしてこんな無駄なことをさせるんだ」
と怨嗟の声が出ることがたびたび。
それも全て「補助金事業だから」という印籠で処理してきました。

今度のA全国団体の自主点検のことも、
会議で「指導員の調査と同じ内容だが、しなければならないか」
という質問には、
「そうです。自主点検もやり、巡回調査もやるのです」
という答えだったらしい。
その人は、実際巡回調査をした時に、
「何だよ、これ、前に俺、書いて出したよ。
また同じことやるのかよ」
と言われる指導員のご苦労は御存知ないのでしょう。

また、「自主点検を回答しない人がいた場合はどうするのか」
という質問には、
「そういう前提でモノを考えないで下さい」
という回答だったといいます。
すごい答だね。

先程、調査対象の一覧を事前に提出する、
と書きましたが、
回答がない店については、
A全国団体がその一覧表でチェックして、
「こことここは回答がまだなので、催促して下さい」
という連絡が来るそうです。

こういうやりとり、姿勢を聞くと、
事務局長はまた、あのマリー・アントワネットの言葉を思い出します。
「お妃、民衆はパンがなくて飢えているのです」
という廷臣の意見を受けた、マリア・アントワネットの答。
「バカねえ。パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃないの」

確かに、昔昔、組合本部がそういう体質を持っていた時代がありました。
そのために、ある支部では、
「本部の仕事をしなくていいのなら支部長を引き受けてもいい」
という人さえ現れたといいます。

そういう時代の組合本部の気質に触れていた方が
アンチ本部になるのは当たり前。
数年前から本部は変貌したのですが、
その認識がまだの方には
昔の本部の姿のままで見えているのかもしれません。

不要な補助金事業に関わる膨大な作業に疲弊するようなことはしたくない、
と思い、
今、組合は、組合員の役に立つ事業だけをするように努力しています。
それでも「大変だ、大変だ」
という声は聞こえてきます。

今度の二つセミナーも、人を集めるのは大変でしょう。
しかし、組合が社会的存在であることも確か。
山形屋という大きな波紋で
消費者の不信感を増大させてしまった責任は、
やはり組合としては、取っていかなければなりません。




座談会  

本日は『東京食肉新報』恒例の夏の座談会
今回は4年ぶりに三役がメンバーです。

4年前のこの三役座談会で、
各ブロックへ三役が出かけて支部長の声に耳を傾ける会、
つまりミニ支部長会が立案され、
それによって、
数々の現場レベルの提案をいただき、
それを取り入れることによって
組合が大きく変貌し、
活力あふれる組合に変身していった、という歴史を持っています。

人の意見に耳を傾ける、というのは、
言うのは簡単ですが、
なかなか難しいことで、
受け止める側に
玉石混交 (ぎょくせきこんこう=立派なものとつまらないものとが混じっていること。混淆とも書く)の意見の中から
宝石を見分ける見識
良い意見を取り入れ実施する実行力
更にそれを可能にする財力がないと出来るものではありません。

4年前の初めてのミニ支部長会以来、
それが円滑にうまくいったのは、
懐の深い三役の資質と仕組債による資産運用が組み合わさった
奇跡に近い、ラッキーなことであったと思います。

しかし、4回目ともなれば、
きれいな石は既に拾い上げられ、
少々石が増えたかな、
という印象もあります。

そうした印象は今日の座談会にもやはり出て来て、
ミニ支部長会における
いくつかのエゴに近い発言や
あまりに狭い視野の発言には、
少々三役はご立腹でした。

昨日書いた「気になる発言」の
「肉の配送は各個店に、集金も各自」については、
発言した支部長が高齢に至ったからだろう
という、優しい (? 考えようによっては、ちょっと怖い) 受け止め方。

事務局長は、
これがその方だけの特殊な例なのか、
それとも世の中全体の奉仕の精神の崩壊の現れなのかを
見定めたいと思っています。
そういう中で、
ある若い支部長が健闘している姿を↓ブログで読むと、

http://white.ap.teacup.com/applet/vanilla_ice/20080804/archive

いたく感動し、希望を持ってしまうわけです。
だって、そうでしょう。
組合員が注文した肉を預かって、
「取りに来て下さい」
と言ってもいいのに、
自ら配達して、
それを組合員と交流し、情報収集する場として活用してるんですよ。
「肉の配分が大変だから、本部は個々の店に配送してくれ」
とは極にある世界。
よく「次世代の育成」などといいますが、
こういう奉仕の精神を養うことが
本当の育成だと思います。
もっとも、人のためにつくして、それを心の中の満足感、歓びとしていく、
などというのは、
実は個人の資質の問題なので、
そう簡単ではありませんが。

おそらく、あの発言をした支部長も昔はそういう人だったはずで、
あの発言に至るには、
やはり、何かいやけがさすような
疲れを誘うようなことがあったはずです。
たとえば、肉を預かっているのに、なかなか取りに来てくれなかったり、
取りに来ても、何の感謝もされず、逆に迷惑顔されたり・・・。
こうした、悪しき行為が組織をすこしづつ腐らせていくんですね。

「本部が太って、支部がやせ細る」という発言も
そのような「毒」を含んだもので、
三役は相当いやけがさしたと思います。
あまりに今までの経過を知らなすぎる無知な発言
ということになり、
一度支部長を集めて、
そういうことへの講習をしたら、
という提案にも、
ある三役は
「そんなことしても無駄、変わらない」
と断固、怒っていましたからね。

お互い感謝の思いを持って接していれば、
心地よく前に進めるものを
心ない言葉で人の歩みまで止めさせることだけは
なしにしたいものです。


こういう現実は、怒っていても仕方ないので、
改善するしかありません。
ブログの読者の中には、
「事務局長がキレはしないか」
と心配して下さる方がいるのですが、
こういう時、
事務局長が昔学習塾の講師をしたり、
家庭教師をしていた時の経験が役立ちます。
勉強のできない子供に対して腹を立てる教師は落第。
怒ることは教師の仕事ではありません。
その子供はどこが分からないのかを見抜いて、
どうやったら分かるのかを補ってやるのが教師の仕事。
その時に一番いけないのは、
「それは前に言っただろう」という言葉。
だって、現実にその子の中には
前に聞いたことが残っていないんですから、
それをあげつらっても何にもなりません。
言えば、恐怖心を与えて、萎縮させるだけです。
そこは忍耐強く、
分かるまで教える。
これしかありません。

機関紙『東京食肉新報』にとっくに書いてあることでも、
読んでなくて、
知らないなら、
手間でももう一度説明しなければなりません。

ですから、くさるのが一番いけない
くさるのはプロではない証拠ですから。

まあ、難しいですけどね。

聞き及ぶところでは、
今組合がしている組合内助成事業のことを聞くと、
他の団体の人は、
一様に驚愕
するそうです。
資産運用したその果実で組合員に助成する、
なんてことをやっている団体は一つもないと。

そう言われてみると、なるほど珍しいことかもしれません。
きっと、普通はそんなことはしないのでしょう。
昔、組合が何億円も利益を上げていた時でも、
支部や組合員への還元、なんて、誰も言いませんでしたから。
それは、やはり、
数代前からの三役の資質の問題です。

今の組合は、そういう希有なことをしているのだと
みんなが感謝していけば、前に進むと思います。

今回の座談会で出た認識は、煎じ詰めれば、

@助成を続けた結果、もらうのが当たり前になってしまったようだ。
Aその結果「もっとくれ、もっとくれ」が起こってしまった。
Bしかし、一度始めたことは、そう簡単にはやめられない。
C今の良い状態の中でやれるだけの助成はするが、
何でもかんでも本部に頼る形は正して、
本部ですべきこと、ブロックですべきこと、
支部ですべきこと、個店ですべきこと
については、明確にしていく必要がある。
Dそのために必要な支部への助成は、可能な限りやろう。
E円高の進行、経済の波乱などにより、今のような形での助成ができなくなる時のことも視野に入れながら進めていこう。

というものです。
今の三役は実に健全ですね。

座談会は延々2時間、活発な議論。
各自が自由にものを言っている姿は心地よい。
本音をみんな言っていました。
はっきり言って、面白かった。
というのが事務局長の感想。
まあ、紙面にそのまま掲載はできませんが。

2時間もかけて延々した座談会の後は臨時三役会に切り換えて、
秋に早急に対応しなけれはならない二つの案件を検討してもらったのですが、
長くなるので、それは、明日。


気になる発言  

今日もゆっくり休みが取れました。
エアロビクスにも数カ月ぶりに行けたし。
ちょっと気持ちにゆとりができました。

明日は『東京食肉新報』の「座談会」
新三役の皆さんに集まっていただいて、
抱負を語っていただくのですが、
ミニ支部長会の後ですから、
そこで出た意見への対応にも触れることになります。

事務局長としては、
ミニ支部長会の中で見過ごせない発言があったので、
それについても皆さんの意見を聞いてみたいと思っています。

一つは、
「肉の配送は各店にしてくれないか。
支部会で集金するのも大変だから、
代金の送金も各店ごとにしてもらいたい」

という発言。
正直言って、この発言にはびっくり仰天
組合がしている中心事業、
「食肉共同購入供給事業」の根本思想に関わることだからです。

共同購入というのは、
まとめて買って、まとめて配送するからこそ成り立つもので、
支部の1箇所 ( 広い支部では数箇所 ) にまとめて配送するから配送料も安くなります。
支部では連絡して取りに来てもらう。
そして代金もまとめて支払ってもらう。
支部によっては手数料を上乗せするところもあるし、
重量に従った分荷配送費、
一定期間に入金した際の「支部販売強費」を本部から差し上げ、
それが支部運営の資金にもなっているわけです。

それを「大変だから」という理由で
個々の店への配送、
個々の店からの集金なら、
単なる通信販売になり、
支部が何のためにあるか分からなくなります。

前に「ポスターが何回も来て大変なので、
1年分まとめて配送してくれないか」

という発言があり、
保管して
時期になって忘れず配る方がかえって大変、
ということになりました。
その発言は、支部長になりたての人の発言でしたが、
今度の発言者は、支部長歴10年のベテランの発言。

共同購入において支部が機能しなくなったのか、
支部長さんの中のボランティア精神が希薄になったのか、
それほど支部長さんに余裕がなくなったのか、
一度見定めて、
今後の共同購入事業について考える必要がありそうです。

もう一つの発言は、
「本部だけが太って、支部がやせ細っては何にもならない」
という発言。
文字だけ追えば、それはその通りなのですが、
それが、
「やめていく方に対して、1万円の出資金の返還だけでいいのか」
という文脈の中で語られました。
その根底には、
「本部には沢山お金があるのだから、
やめていく組合員にもっと出せないのか」

更にその根底には、
「本部に沢山お金があるのだから、
分配したらどうか」

という「分け前」意識があります。

しかし、これは定款上からも法律的にもできない相談で、
このような協同組合では、
配当金さえ10パーセント上限という
のが法律の定めです。

法律には、
もう一つの利益配分方式として、「利用分量配当」というのがありますが、
共同購入の利益は、
人件費を入れればトントンですから、
ものの数にもなりません。
脱退した方への返還は、出資金を限度とする、と定款で定められ、
これについては、全員の同意のハンコをいだいています。

なぜこうなっているかというと、
協同組合というのは、法律の保護を受けており、
税金も普通の会社より軽減されています。
その主旨は中小企業の育成
したがって、「山分け」を禁止しており、
どんなに利益が出ても、
配当の限度が10パーセントまで、というのはそういう主旨の反映です。

もし事業で儲けて、沢山配当が欲しいなら、
株式会社を作ればいいわけですから、
組合を形成している以上
それを制限した法律には従わなければなりません
法律に決まっていることを変えようというのは、
議論するだけ時間の無駄です。

BSEの時、組合は10万円の「見舞金」を出しました。
「配当金」でなくて、「見舞金」ならいいのか、
という意見がありますが、
あれは全くの緊急事態で、
それが「配当」に認定されないように、
東京都と話し合い、
顧問の国会議員を通じて税務署にも話をし、
行政諸方面の了解を得て実施したものです。
当時の業界の大変な窮状の中、
社会的にも「過配当」とは思われない状況が整ったからこそできたことです。

あの時は、沢山の組合員に感謝された一方、
全く組合活動に参加していない人が
10万円を真っ先に受け取りに来て、
支部の役員は大変複雑な思いをしたと聞いています。
組合員に一律でお金を分けるというのは、
このように「貢献度」という複雑な問題を派生させます。
お金を出して、組合員同士が内心で対立するようなことは
二度としたくないと思いました。

話は元に戻りますが、
「本部が太って、支部がやせ細る」という
本部と支部を対立させる概念は一体どこから出て来るのでしょうか。
本部も支部も組合員もまとまって、一つの「組合」ではないのですか。

もし本部が支部に対して、加重な上納金を課しているというのなら、
分かります。
しかし、本部は組合員からは月1100円をいただいているだけです。
うち、400円は共助事業(旧共助会)の負担金であり、200円は機関紙購読料。
つまり、組合が運営費用としていただいているのは、
月500円の「賦課金」のみ。
支部に対する上納金などありません。

支部は組合員から支部費をいただいて運営しているのですから、
適正に運営すれば何ら問題はないはずです。
本部が「太る」ことと、支部が「やせる」ことには、何の関係もありません。

本部が「太った」といいますが、別に支部から搾取したわけではなく、
輸入牛肉の指定店に配分する牛肉で過剰な利益を吸い上げたわけでもありません。
輸入牛肉の枠があった時代に
「民貿分」という組合に割り当てられた枠を
独自に活用して利益を上げたのです。

その利益を大切に囲い込んで、
一部の人が私物化し、
決して周囲に恩恵を与えないなら、
確かに本部が悪い。

しかし、そうではなく、
知恵を使った資産の運用で生み出た利息で
沢山の組合内助成事業を起こし、
それで組合員に恩恵を与えている
のですから、
褒められこそすれ、
非難されることではありません。

つまり、10パーセントの配当制限、
脱退者への返還は出資金限度の制限の中で、
資産を減らさずに利息を使って、
組合員でいる時に、恩恵を受けてもらおう、
しかも、ただ受けるのではなく、
事業に参加してもらうことで、
恩恵を受けてもらおう
という
のが本部の基本方針なのです。

事務局長は、これを、
本当に賢い選択を組合の役員さんたちはした、と思っています。

組合内助成事業の総額は、今年7000万円。
単純計算で一人5万円強の恩恵を受けることができます。
既に4年目ですし、これを10年続けていただけば、
50万円。
やめていく人に数万円を差し上げて
組合全体の資産を減らすよりよほど賢い方法だと思います。

こうした組合の基本姿勢が理解しないから、
「本部ばかり太って」などという発言が出るのですが、
本部と言わず、「組合」と呼べば、
それはあなたの組合ではありませんか?
と言いたいところです。

しかし、こうした発言が出る背景には、
支部が財政的に難しい状況にある、
ということがあるのでしょう。

そういう現状を見て、
今後、組合はブロックや支部に対して補助を強化する方向を
三役は検討しています。
そうであれば、
益々、本部がすべきこと、ブロックがすべきこと、
支部がすべきこと、個店が自らすべきこと

を明白に分けていかなけれはなりません。

やめていく方にどうしても差し上げたいという温かい気持があるなら、
そうした資金を積み立てて、
支部として差し上げればいいのではないでしょうか。
その方が、
貢献度が支部レベルで公平に勘案され、
意義あるものになるのではないでしょうか。




ランチと『ダークナイト』  

5週間ぶりに迎える土・日連続の休み
特に先週は土日も会合があり、
2週間ぶっつづけ。
今度の休みは家に仕事は一切持ち帰らず、
頭の中をからっぽにすることにしました。

で、東京ディズニーランドホテルにランチを予約して、家族で。
バイキングの方は予約が一杯だったので、
フランス料理風のレストラン、「カンナ」へ。
「風」と書いたのは、ちょっと正体不明だったからです。

場所はホテルの1階。↓入り口。

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↓入ったところ。落ち着いた雰囲気です。

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↓照明がなんとも素敵です。

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↓カウンター席もあります。

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↓ほぼ満席の店内。

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↓素敵なお皿がお出迎え。

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コースとアラカルトがあり、
コースはスタータ2品、スープ、季節野菜の盛り合わせ、
魚料理または肉料理、デザート。
まさにフランス料理ですが、出たものは、何となく和風。

↓ノンアルコールのカクテル。マドラスがミッキーの形。

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右の飲み物の底には、電池を仕込んだ発光体が入っており、
赤から青に又赤にと刻々色を変えます。
その分飲み物の分量は少なく、かつ、氷が一杯。(貧乏人の発想だね)

事務局長が食べたものを紹介しましょう。
↓スタータ二つ。
シュリップのマリネ フレッシュレモン添え
マグロのコンフィ ビーンズ入りトマトサルサ

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名前のつけ方はまさにフランス料理。
↓本日のスープは野菜スープでした。

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↓季節の野菜の盛り合わせ 3種のコンディメント添え
右の葉っぱの形の小さいお皿には、
もろみみそとシェリーヴィネガー、アンチョヴィ・オリーヴ、シトラスソルト。

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↓肉料理。ビーフテンダーロインのグリル コチュジャンと松の実のピュレ。

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↓デザートはチョコレートケーキ 黒胡麻と白胡麻の風味 きな粉のアイスクリーム。

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コーヒーは追加料金で、1杯1000円。

どの料理も吟味された素材で、味も見事。
しかし、上品過ぎて、あきれるほど量が少ない。(うわ、また貧乏人だ)
おそらくアメリカ人やドイツ人は、
「日本人はこんなに小食なのか」
と驚くことでしょう。
田舎の方も野菜が小さくてびっくりするかもしれません。
妙な配置をされた野菜も子供には不向き。

接待の女性陣は、おそらく他のディズニーレストランから
優秀なメンバーだけ抜擢したと思われ、
レストランの雰囲気、料理の内容は高級ですが、
何だか食べた気がしない
そんなレストランでした。
いくらランチでも
お気に入りのクイーン・アリスや
アラン・ウォンズでは
「食べたなあ」という感想を持ったのに。

↓は、ディズニーランド公認のバス。
窓、ランプ、更に排気筒もミッキーです。

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その後は、イクスピアリでかみさんと娘の買い物に付き合って、
それから映画。

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公開は来週からで、この土日に先行上映。
アメリカで公開10日間で3億ドルの興収をあげた大ヒット作品。
バットマンシリーズだが、題名からその名を外し、
ただ「ダークナイト」とした。
THE DARK NIGHT(暗い夜)ではなく、
THE DARK KNIGHT(暗黒の騎士)。
発音は同じ。

親子3人で観て、カミさんを無理やり巻き込んだため、
始まって5分で
「いかん、カミさんには向かなかった」
と気になって、気になって、集中できず。

元々事務局長、バットマンシリーズは「ビギニング」を除いて、好きではない。
あの暗いテイストがちょっと苦手。
(もっと、「ビギニング」からは新シリーズですけどね)
今度のも技術はすごいと思うし、
役者の陣容も素晴らしいが、
やはり肌に合わない
ヒース・レジャーのジョーカーも、この人、こんなに達者だったかとは思うが、
それが際立ってしまっては、どうかと思う。

前半は退屈、
後半、善と悪の対立が明確になり、
それぞれの登場人物の位置関係が立って来て、
二つのフェリーの実験での人間本性の露呈、
バットマンと地方検事の相剋など、
ドラマはうまく収束していくが、
やはり、肌が合わないのは変わりない。
深読みはいくらでもできるが、
深読みしても、仕方ないでしょう。
ラストで題名の意味も明白になり、
そのアイロニーはなかなかいい。
バットマンの新しい乗り物が出て来るところは、あっと言わせる。
あと、音楽は良かった。
レイチェルは、もっときれいじゃないと。

観た後の感想は、
予想通りカミさんは「全くダメ」。
娘は「チョー面白かった」。
こうして、世代の溝はますます深まっていく。

5段階評価の「3」

アメリカのレビューでは、評論家は平均で「A-」、ユーザーは「A」。
日本のレビューでも、ほとんどが「4」か「5」を付けている。
異様に高い。

「自分は高い点を付けたのに、
何で世間の評価はこんなに低いのか」

というのもあれば、
「自分は全然評価していないのに、
何で世間はこんなに褒めるのか」

というのもある。
今度の場合は後者に当たる。
事務局長、老いたり。









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