名簿作製と「告発のとき」  

各支部から戻って来た修正箇所に基づき、
『東京食肉名鑑』の作製は順調に進んでいます。

今日は業界の長老の方を訪ね、
新聞の広告について、ちょっとお願いごとを。
あまり人にお願いごとをするのは好きではないのですが、
仕方ない。仕事ですから。
そのあと雑談に入って、
1時間もお邪魔してしまいました。

名簿が順調に進んだので、
行ける時には、行っておこうと、せっせと映画を観ています。
今日の映画は↓「告発のとき」

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「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本で脚本賞を取り、
翌年、「クラッシュ」を監督して作品賞を取った、
ポール・ハギスの作品。

イラクの戦場から帰還した一人の青年が、
帰国直後に軍隊から失踪。
父親の退役軍人が息子の捜索を始めるが、
友人たちの供述から
父親の抱いていた息子像と違った姿が見えて来る。
そして、判明した真相は・・・。

という、ミステリー・タッチの社会派ドラマ。
明らかになった真相は余りに重い。
この監督はどうしても
こういう人間の深い罪業を描かずにはいられないようだ。

さすが脚本家出身の監督らしく、
息子のパソコンの映像、
昔かかってきた電話などが
ある一点に集中して謎が解ける過程は実にうまくできている。
最後にある小道具によって
「告発」の様相が明らかになる伏線もうまい。

もっとも、「告発のとき」というのは、日本で付けた題名で、
原題は、「In the Valley of Elah」(エラの谷で)
エラの谷というのは、
旧約聖書でダビデが石投げ器で巨人ゴリアテと戦った場所。
敬虔なクリスチャンである父親が
警察の捜査官の息子に語って聞かせる物語。
これも後で生きてきて、
この話について捜査官の息子が
「どうして王様は戦えと言ったの?」
と言うセリフに作者の言いたいことがこめられている。

父親役はトミー・リー・ジョーンズ
アカデミー賞では、「ノーカントリー」ではなく、
こちらでノミネートされたとおり、
見事な演技を見せる。
他にシャーリーズ・セロンスーザン・サランドンというオスカー俳優を
ずらりと並べた演技合戦はすごい。

しかし、辛かった。
しんどく、どっと疲れた。
世界で起こる出来事の重さをドカンと向けられても
受け止めきれるものではない。
5段階評価の「4」





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