長い一週間
会議を3連続でしたせいか、
今週はやけに長い一週間でした。
途中、モツについての問い合わせ殺到に対応しましたし。
残りの2つの部会は2月中旬までないので、
ここで一段落。
ただ、明後日の日曜日には
臨時三役会で重大課題の検討があるので、
その資料作りをしました。
なかなか気は抜けません。
全然違う話ですが、
先日 (1/29)紹介した伊坂幸太郎の「魔王」の中に、
次のような挿話が書かれています。
イタリアの独裁者のムッソリーニは、
最後に恋人のクラレッタと一緒に銃殺されて、
死体は広場でさらしものにされた。
群衆は死体に唾を吐いたり、
叩いたりして辱めた。
そのうち、死体は逆さに吊るされた。
すると、クラレッタのスカートがめくれて、下着が丸見えになり、
群衆は大喜びをしてはやしたてた。
その時、一人、
はしごをかけて、
スカートを戻し、
自分のベルトで縛って、めくれないようにしてあげた人がいたという。
当然、群衆はブーイングする。
そんな奴のかたを持つのか、と罵倒されもした。
でも、その人は、恐怖にたえながら、それをした。
そこで、小説の主人公は
「実は、私はいつも、
せめてそういう人間になりたいな、と思っている」
と言う。
昔、日本がアメリカの空襲を受けた時、
中には打ち落とされる爆撃機もあって、
アメリカ兵が拘束されたことがあった。
なにしろ鬼畜米英の時代で、
空爆して来た相手だから、
みんなで小突き回して連行していった。
その時、群衆の中に一人の婦人がいて、
おもわず「おかわいそうに」とつぶやいた。
すると、そのことが新聞記事になって、
その婦人は世間からつまはじきされたという。
その子孫から聞いた話です。
群衆心理で行動し、
それが人間性の一線を越えようとする時に、
「それをしてはならない。
それをしたら、我々も同類になってしまう」
と言えるだけの勇気を持ちたいと思いますね。
と言っても、
もし北朝鮮で革命が起こって、
金正日がさらしものにされたら、
喜んで石を投げに行ってしまうかもしれませんが。
今週はやけに長い一週間でした。
途中、モツについての問い合わせ殺到に対応しましたし。
残りの2つの部会は2月中旬までないので、
ここで一段落。
ただ、明後日の日曜日には
臨時三役会で重大課題の検討があるので、
その資料作りをしました。
なかなか気は抜けません。
全然違う話ですが、
先日 (1/29)紹介した伊坂幸太郎の「魔王」の中に、
次のような挿話が書かれています。
イタリアの独裁者のムッソリーニは、
最後に恋人のクラレッタと一緒に銃殺されて、
死体は広場でさらしものにされた。
群衆は死体に唾を吐いたり、
叩いたりして辱めた。
そのうち、死体は逆さに吊るされた。
すると、クラレッタのスカートがめくれて、下着が丸見えになり、
群衆は大喜びをしてはやしたてた。
その時、一人、
はしごをかけて、
スカートを戻し、
自分のベルトで縛って、めくれないようにしてあげた人がいたという。
当然、群衆はブーイングする。
そんな奴のかたを持つのか、と罵倒されもした。
でも、その人は、恐怖にたえながら、それをした。
そこで、小説の主人公は
「実は、私はいつも、
せめてそういう人間になりたいな、と思っている」
と言う。
昔、日本がアメリカの空襲を受けた時、
中には打ち落とされる爆撃機もあって、
アメリカ兵が拘束されたことがあった。
なにしろ鬼畜米英の時代で、
空爆して来た相手だから、
みんなで小突き回して連行していった。
その時、群衆の中に一人の婦人がいて、
おもわず「おかわいそうに」とつぶやいた。
すると、そのことが新聞記事になって、
その婦人は世間からつまはじきされたという。
その子孫から聞いた話です。
群衆心理で行動し、
それが人間性の一線を越えようとする時に、
「それをしてはならない。
それをしたら、我々も同類になってしまう」
と言えるだけの勇気を持ちたいと思いますね。
と言っても、
もし北朝鮮で革命が起こって、
金正日がさらしものにされたら、
喜んで石を投げに行ってしまうかもしれませんが。