1月も終わり  

早いですねえ、1月も終わりです。
この時期は新年会だのなんだの、
食べる行事が続くので、
1キロ跳ね上がった基本体重は
ついに戻らないままでした。

[書籍紹介]

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「ノルゲ」とは、ノルウェーのこと。

友人に勧められて読んでみました。
分類すれば「純文学」の「私小説」。
ノルウエーに留学した妻に付いていった夫の1年間を
淡々とつづって500ページ近く。
オスロのアパートの隣人のことや
妻の学校の友人のことや
町で知り合いになった人々のことや
ノルウェーの鳥のことを
ゆるゆると書いて
ちゃんと読ませる。
まさに「筆力」とはこういうものか。
パソコンに不具合が生じたので、
初期化するまでの経過が延々描かれたりします。

読み方によっては、
異文化との遭遇の話。
昨年オスロにはごく短時間だけいたことがあるので、
興味津々で読みました。

その中で一つ面白い話が。

ノルウェーはサマータイムを採用していますが、
人間は新しい時間にすぐ慣れても、
動物たちはそうはいかない。
牧場主たちは、
夏時間と冬時間の切り換えのたびに
馬の食事や訓練の時間を
毎日5分刻みでずらしていくそうです。
12日かけて1時間ずらした生活に順応させる。
牛でも搾乳の時間を同様ずらしていく。

日本人だったら、
今までの3時はこれから4時だから、
では、半年間は4時に餌を与えればいいんだな、
とやりそうですが、
ノルウェーではそうではないようです。

「ペール・ギュント」に関するイプセンとグリーグに対する
中古レコード店の主人の話も興味深い。

「多くのノルウエー人は、
いまでもこの曲を好んでいない。
グリーグの曲としても、
最悪の作品だという意見もあるくらいだ」

「そもそもイプセンは、
ノルウエーに生まれたけれど、
父親は祖先がデンマーク人で母親はドイツ系だった。
そして、イプセンはこの国では認められずに、
長い間外国に暮らして、
晩年になるまでノルウェーに帰らなかった。
『ペール・ギュント』は、
そんなイプセンのノルウェーに対する怒りが
込められた作品なんだよ」

知りませんでした。

あとがきを読んで驚愕。
この小説、「群像」に6年もかけて連載したのだそうです。
何も起こらない話で6年間。
純文学、私小説、恐るべし。

ところで、
つい最近、
「事務局長はいつ本を読んでいるのか
という質問を受けました。
もっぱら会社の行き帰りの電車の中で読んでいます。

また、以前小説を書いていた頃、
「いつ書くのか」
と聞かれました。
家で夜遅く、睡眠時間を削って書いているに決まっています。

更に、
ブログはいつ書いているのか
とも聞かれます。
これも、家で夜中に書いています
中には昼間、組合事務所で書いていると思っていた人がいたらしい。
そんなはずないでしょう。





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