菓子祭と中央ブロック新年会  

高田馬場にある東京製菓学校の学園祭「菓子祭」へ。

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知り合いがいるわけではあませんが、
以前に一度来たことがあり、
事務局長にとっては驚異の世界だったので、
カミさんに見せてあげたかったのです。

↓このあたりは専門学校が多く、その一つです。

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↓生徒たちの作品が展示されています。

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↓和菓子も奥が深そうです。
(写真をクリックすると、大きくなります。)

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↓まだこんなもので驚いてはいられません。

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↓中央には共同制作の大きなものが並びます。

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↓芸が細かい。

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↓まさに、「ヘンゼルとグレーテル」の世界です。

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↓チューリップはアメ細工。

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↓きっと、これは、「白鳥」という課題だったのでしょう。

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↓どうして首か折れないのか。

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全部を紹介できないのは残念です。

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↓松も楓も、みんなお菓子。この微妙な色合いをどうやって出すのか。

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↓製造過程も公開。最近、パテシェはあこがれの職業のようです。
韓国ドラマ「私の名前はキム・サンスン」の影響もあるのでしょうか。
事務局長の甥の子供も「パテシェになりたい」と言っているとか。

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パン科、和菓子科、洋菓子科などとクラス分けされているようです。

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↓このユリもお菓子。とても信じられません。

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↓花弁の上の水滴も再現されています。

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↓事務局長は不器用なので、こんなもの、10年かかっても作れません。

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↓体験コーナーは長蛇の列。2時間待ちです。

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菓子祭は26(土)・27(日)。行ってあげて下さい。
高田馬場駅から徒歩7分。
地図は↓をクリック。

http://www.tokyoseika.ac.jp/access.html


その後、池袋へ出て、カミさんが買い物している間に、
昨日行った武蔵野調理師専門学校、
全肉連の料理コンテスト会場へ。

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なぜ、また来たかというと、
前日、忘れ物(落とし物)をしたからです。
電話で問い合わせ、確保されていたので、いただきに。

さすが全国大会。↓にぎやかに行われていました。

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制作と選考を終えて、作品紹介とインタビューの場面。

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年ですねえ。最近、物忘れが多くて
先日は日曜出勤で職場に行ったら、鍵を忘れて入れません。
映画館に向かう途中、メガネを忘れたことに気付いたり。
どちらも早めに対応してカバーしただけいいですが、
いつの日かとんでもないことがあるかもしれません。
昔、成田空港でパスポートを忘れて来た人を見たことがあります。
家の鍵をかけたか気になって、
その場でキャンセルして帰宅した人も見ました。

それにしても、高田馬場も池袋も年に1,2回しかこない場所になりました。
どちらも昔住んでいたことがあるので、なつかしく歩きました。
事務局長は
巣鴨 ⇒ 大塚 ⇒ 池袋 ⇒ 目白 ⇒ 高田馬場
と一駅ずつ転々とした時期があります。
その後東西線沿いに門前仲町に住み、
一挙に江戸川を越えて浦安町民となり、
浦安市内の猫実 ⇒ 富岡 と移転して、
今が一番長くなります。

一旦家に戻ってひと眠りした後、八芳園へ。
中央ブロックの新年会です。

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↓近藤理事長からは後光がさしています。

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↓ここでも安井潤一郎と遭遇。

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近藤理事長の話によると、
先日の全肉生連の理事会・新年会で
各県の理事長から言われたのが
50周年記念誌のこと。
「とてもこんなものは作れない」というだけでなく、
広告が一つもないことに驚かれたとか。
確かに、全国で大会などやると、
その冊子は半分は広告ですからね。
ちょっとそれは事務局長の体質に合わないのでやらないのですが、
妙なところに感心されたものです。

こんな風に今日一日動いたので、
「リア王」のことは明日に延長です。


全肉連の会議  

ブログのアクセスデータで、
「東京食肉組合」「切手」などという
言葉でのアクセスが増えたので、
もしかして、
と調べたところ、
組合の記念切手が
フレーム切手のサイトで紹介されていました。


http://yushu.or.jp/cgi/p_stamp2/yomi.cgi?mode=new

電話でも、
「おたくの記念切手のシートがほしい」という問い合わせが何本も。
ついに、在庫は全てなくなりました。
1シート2000円くらいで取引されているようです。
(原価は1200円)

午後から全肉連の会議に出席
会場は池袋の武蔵野調理師専門学校。
なぜこの場所でやるかというと、
明日、ここで肉料理コンテストがあり、
そのために各県の事務局が集まっているためです。

なにしろ、全肉連の会議に出るのは、
平成16年5月の総会に出て以来。
3年8ヶ月ぶりになります。
なつかしい顔が沢山あり、
みなさんも事務局長のことを覚えていてくれました。

なぜ全肉連の会員でないのに出席したかというと、
期限付きお肉のギフト券についての説明
日本食肉協議会のイベント事業についての説明があったからです。
どちらもわが組合の関わりますので。

今までのギフト券は期限なし。
これで問題なのは、
昔発行した券がいつまでもだらだらと戻って来ること。
それがなぜ問題かというと、
ギフト券というのは、
先払いで代金をいただいており、
それは「預り金」として処理していますが、
3会計年度を経過しても戻ってこないものは、
毎年度末において、一旦益金処理しなければなりません。
それ以降に戻って来たものは、
損金として処理。
すると、古い券でいつまでも戻ってこないものは
潜在的経費となります。
東京の組合でも、
食肉ギフト券の発行停止後も
昔出した券が毎年3千枚ほど戻ってきますので、
毎年150万円ほどが経費として出て行きます。

全肉連は益金処理したものを
各県肉連に還元していますので、
手元に残らず、
将来の圧迫要因になってしまいます。

期限を付けるメリットは、
商品との交換を早めることと、
期限を過ぎた券が引き出しの奥から出て来た場合、
消費者自らが「これは使えないな」と自己規制して
使わないことで、
圧迫要因を排除しようというものです。

しかし、それは発行者の都合であって、
店頭では問題が生じます。

たとえば、期限を過ぎたものをお客様がもって来た場合、
「これは使えません」と言うと、
お客様は「恥をかかされた」と感じて、店に来なくなります。
また、お店は持って来た券を期限内か期限過ぎかをいちいち確認しなければなりません。
お客様が10枚持って来て、
その中に4枚期限過ぎのものがあって、
「これは使えません」とお客様に突っ返したら、
やはりお客様は不愉快な思いをして、
お店はお得意様を失うことになります。

間違って受け取ってしまうこともあるでしょう。
その時、本部が「換金しません」と言ったら、
今度はお店が「じゃあ、加盟店やめるよ」
ということになります。

更に、県肉連が組合員から知らずに受け取って換金してしまったり、
取り扱い金融機関が扱ってしまえば、
あとで、
「期限を過ぎたものが混じっていたので、
戻します。お金を返して下さい」
というわけにはいきません。

それを全肉連が「換金しない」となったら、
今度は県肉連が負担することになります。

このように、
事務的には名案でも、
現場ではトラブルの元
となります。

当初全肉連は「期限過ぎてから2ヶ月くらいは換金に応じる」
と言っていましたが、
それくらいでは解決できない問題です。

そのことは事務局長も既に全肉連に申し上げていたのですが、
今日の説明では、
期限過ぎの券でも
換金に応じるということになりました。
店頭段階でも、
期限過ぎたものでも商品と取り替えていいので、
つまり、今までと同じ

券面に期限を書いた段階で、
商品交換の促進と
消費者自身の自己規制
という目的は達成しているわけですから、
仮に、期限を過ぎたものを持って来た時でも、
お客様優先で受け取ろう、
とういうことになり、
現場的にも
問題が起こらないようになりました。

イベント事業の方は、
公益性ある事業にしなければならないということで、
今までのような試食中心の行事ではなく
食肉に関する情報提供的な行事にしてくれ、ということでした。

組合はずっと新宿でのイベントをしてきましたが、
少し軌道修正する必要がありそうです。

その後、事務局長は
彩の国さいたま芸術劇場へ、
蜷川幸雄演出・平幹二朗主演の「リア王」を観に行きました。
終わったのが10時10分で、
与野本町から埼京線で新木場まで1時間、
それから京葉線に乗り換えて12時頃帰宅となりました。
そのことは、また明日。




ほう、そんなことが  

今日は部会3連発の資料がほぼ完了し、
ゆったりした気持ちで終わることができました。

実は本日、
全国団体の会議・新年会があったのですが、
自分の中で優先順序の変更があったため、
今年から出席しないことにしました。

そんな中、ほう、と思うようなことが。

一つは
切手収集業界(そういう業界があれば、ですが)大手の会社から電話があり、
組合の創立記念切手をまとめて買いたいとのこと。
インターネットで調べていて、
行き当たったそうです。

在庫が50弱ありましたので、
20シートなら、
というと、
それでは困る、40シートは欲しいとのこと。
どうやら
こういうプライベート切手の収集家が一定程度いて、
需要が確実に見込めるようです。

組合員には全員配りましたし、
記念誌の郵送でも使用し、
永久保存の分も確保してありましたので、
40シート販売することにしました。

この記念切手は大変きれいに出来ており、
日本郵政公社の担当者からは、
「自分が今まで手がけたもので、
一番の出来」

という評価をいただいており、
シートも立派ですから、
案外人気が出るかもしれません。
そういえば、
記念誌130ページには
「将来価値が出る?」と書いてあります。

いずれにせよ、
切手収集家の間で
この記念切手が流通し、
話題になると思うと、
少々わくわくします。

そういうわけで、
沢山作った記念切手、
いよいよ在庫は数シート
希少価値が出て来ました。

もう一つは数日前の話。

関係団体に用事で電話。
その事務局長が昨年8月に交代してから
初めての連絡だったので、
軽く挨拶して、
用件を告げたところ、
途中で相手の口調がくだけたものになり、
「やっちゃんでしょう?
マー坊がね〜」

と話し始めます。
何だ何だ何だ、俺はヤクザか、
この人、気が狂ったかと、
????????を重ねていたら、
何と、彼は事務局長が田舎の小学校にいた頃
(事務局長は小学校4年まで某県にいた)
の同級生ではないか。
顔はぼんやりだが、名前には確かに記憶がある。
お家に遊びに行ったこともあるという。
「マー坊」とは同じクラスの「〇〇正夫」君のことで、
マー坊から事務局長の新人賞作品のコピーももらっており、
共通の「モモちゃん」「〇〇くん」の名前も出る。

先方は就任時、
食肉組合に知っている名前を見つけて、
接触の機会を探していたらしい。
このブログも読んだことがあるという。
今度、事務所を訪問してくれるそうで、再会が楽しみ。

五十年も前に
机を並べていたクラスメートが
はるかな歳月を越え、
巡り巡って
関係団体の事務局長同士になっているとは。
人生は面白い



市場協会新年会と鈴々舎馬風  

口内炎ができ、唇も荒れています。
一体何のストレスなのか。
諸事業は順調に進み、
来年の事業計画・予算も着々まとまりつつあるというのに。
人間の深層心理は分かりません。

夕方から市場協会の新年会へ。
例年、公式カメラマンをやらされるのですが、
今年は別な方がしてくれているので、楽。
以下の写真はブログ用に撮ったものです。

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会場は東京会館ローズルーム
皇居が見下ろせる会場。

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安井潤一郎衆議院議員。

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昨年まではもう一人、参議院議員が挨拶したのですが、
落選したので、安井議員一人になりました。
大学の先輩でもある
あの方は今はどうしているのでしょうか。

↓協会役員の紹介。

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↓近藤理事長の左隣は潟Xターゼンの鶉橋社長。
同じ靴を共有した関係。

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↓鏡開き。

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時間の都合で挨拶はしていただけないが、
来ていただいたことは示さなければならない重鎮の方々を
まとめて紹介する
日本人の知恵の産物

事務局長も昔、
地方の組合の祝賀行事でやらされたことがありますが、
妙な法被を着せられて
妙な木槌を持たされて、
「よいしょ、よいしょ」などという
妙な掛け声と共に、
木の蓋を叩く、
妙な行動をさせられて、
相当恥ずかしい
本気で蓋を叩くと、
中の酒に蓋が落ちて
しぶきが飛ぶので、
本気で叩いてはいけません。
ちなみに、市場協会の行事では、
司会の田中さんの好みで、
「エイエイ・オー」という
鬨の声をあげます。

他の行事で来賓挨拶が延々と続く時は、
料理を前に1時間くらいおあずけをさせられることがありますが、
ここのは短くて、30分で乾杯。
事務局長の経験では、1時間半待たされたことがありました。
挨拶の内容は似たりよったりなので、
「以下、同文」で済ませたらいいようなものですが、
そうはいかないのが、全ての人の顔を立てなけれはならない
これも、やさしい日本人の知恵。

芸能界のパーティーでは梅宮辰夫は乾杯要員。
なぜ指名されるかというと、
「それでは、乾杯の前に一言申し上げます」
などとは言わず、必ず
「それでは。乾杯 ! 」
で終わるからだそうです。
前に乾杯の挨拶で15分やられたことがあります。
その頃は「KY」などという言葉はありませんでした。

こういう会合の良いところは、
まとめていろいろな人に会えることで、
毎年、ここでしか会わない人がいます。

記念誌が送った人のところに届いていない、
などということも判明。
ある報道関係に出したものは
見てもらいたい本人に届かず。
農林水産省畜産部長の名前を明記して出した記念誌は、
本人の目に触れていませんでした。
あの記念誌は農水省の歴史とも重なるのですが。

東京会館ですから、料理は大変おいしく、
体重を気にしながら
一応一通り食べてしまいました。

時間も予定より早く終わったのですが、
その後が大変。
下の喫茶室で組合の役員との打ち合わせ(?)が
2時間以上。
実際は近藤理事長の独演会です。

本日判明したのは、
近藤理事長、昔落語家を志したことがあったそうです。
目指した師匠は三遊亭円生。
芸風はむしろ四代目鈴々舎馬風(れいれいしゃ・ばふう)だと思いますが。
馬風を知らない人は、
↓をクリック。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E3%80%85%E8%88%8E%E9%A6%AC%E9%A2%A8#4.E4.BB.A3.E7.9B.AE.EF.BC.88.E8.87.AA.E7.A7.B09.E4.BB.A3.E7.9B.AE.EF.BC.89

これ、相当面白いですから、読んでください。
それでも、クリックしない人のために、さわりを。

「エーッ、よく来たなァ」という前口上は多くの落語家に物真似され、
とりわけ次代は当代と生き写しと評されるほどだという。
そのあと
「どこから来るのか知らねえけど、よくあすんでられるなあ。
よっぽど家にいられない事情があるんだろうなあ。
お帰りよ!」と言って
「嘘だよ。ひでえこと言っちゃったねえ。どうも」
と頭を下げるのに何とも言えぬ愛敬があった。

刑務所の慰問に行って受刑者を前に開口一番
「悪漢どもよよく来たなあ」と毒舌を吐き
「手前らいい所に住んでやがるなあ。
三食ついているしテレビもある。
俺なんか見てみろイ。
テレビなんか家にあるもんか。
いつも電気屋ン前に立って見てるンだ」と続けた。
この時昼食に出されたカレーがあまりにも不味いので、
同行した桂文楽らが辟易していると、
馬風は一口食べて「うまい!」と叫んで全部平らげた。
「粋なもんだねえ。なかなかできませんよ」と文楽は感心した。
また、「友よ、サラバ」というフレーズをよく使っていたが
戦前は女学生が使って問題となるという逸話がある。

前夜は3時頃起きて夜なべ仕事。
アカデミー賞のノミネートが発表されたので、
映画のサークルのアカデミー賞予想大会の投票用紙を作るためです。
今年は知らない映画ばかり、
と思っていたら、
意外と知っている映画でしたね。
浅野忠信の「モンゴル」は、おかげで公開されそう。


ヒトラーの贋札とシルクとアース  

昨夜はダウン。
アクセスして下さった方、失礼いたしました。

3つの部会の資料作りは順調に進み、
どんどん次年度の様子が見えて来ています。
バラバラなジグゾーパズルのコマが
寄せ集まって一つの絵が見えて来る、
その過程が事務局長は大好きです。
映画や本の編集とかに進めばよかったのかもしれませんが、
組織運営も似たものがありますね。

そうしたさ中、
帰宅途中、「ちょっと一杯」の感じで、
「ちょっと一本」
せっせと映画を観ています。

[映画紹介]

一本目は↓「ヒトラーの贋札」

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ドイツとオーストリアの合作。

第2次大戦のさ中、
イギリスとアメリカの経済混乱を狙って
ナチスはポンドとドルの贋札作りを計画。
強制収容所内に作られた印刷工場に
技術を持ったユダヤ人たちが集められる。
生き延びるためにナチスの犯罪行為に加担させられ、
それが同胞への裏切りになること、
自分たちの優遇待遇の外で
仲間たちが過酷な生活をさせられていることに
強い罪悪感を覚えながら、
彼らはわざとその作戦の遅延を企む・・・。

強制収容所内の情景、
彼らの恐怖、
リチス将校の残虐性、
その中で人間としてあろうとするユダヤ人たちが
すさまじいリアリズムで描かれると、
人間の二つの本性を見せられた気がして慄然とする。

ドイツ軍が逃げ出した後の収容所の中の
悪鬼のようなユダヤ人の姿は、
まさに悪夢。

「ヒトラー最期の12日間」もそうだが、
ドイツ国民はナチスのあの悪夢の時代を
文化として昇華する成熟まで到達したようだ。

こういうナチスの悪業を描かせたら、
ドイツ人の右に出る者はいない。
それが安易な過去の批判ではなく、
確かな人間描写になっているところが見事。

中心人物である稀代の贋札作りを演ずる
カール・マルコヴィクスの演技は素晴らしい。
周りの役者たちもみんないい。
映画の9割が狭い印刷工場の中。
そこでの群像ドラマを
作り上げたステファン・ルツォヴィッキー監督に拍手。

「ヒトラー最期の12日間」や「善き人のためのソナタ」などが
お好きな方は、間違いなく感動するだろう。
発表されたばかりのアカデミー賞の外国語映画賞にノミネート。
当然。

5段階評価の「5」

次は↓「シルク」

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こちらは、日本・カナダ・イタリアの合作。

19世紀のフランス。
絹工場で成り立つ村が
蚕の疫病で存亡の危機に陥ったため、
健康な蚕の卵を求めて、
一人の青年が極東の地・日本に旅立つ。
そこで美しい娘に魅せられてしまい、
帰国後もその面影を追い続け、
再三、日本を訪れる。
しかし、日本は幕末の変化の時代を迎えており・・・

というわけで、
東西の文化の相剋の中に落ち込んだ青年とその妻の苦悩が描かれるのだが、
原作や監督の意図したものが
うまく織りなされたかというと、
そうは言い難い。
原因は道具立ての割に俳優の力が弱すぎるからだ。

青年を演ずるマイケル・ピットがまず弱い。
異文化の落とし穴に落ちていく感性など感じられない。
妻を演ずるキーラ・ナイトレイは、
夫の心の中に植えられてしまった
東の国の少女の面影に
苦しんでいる様など全く分からない。
終わりの方で、ある秘密が明らかにされるのだが、
えっ、そういう話だったのか、
と驚いてしまった。
そうならそうで、
ちゃんと描写しておいてくれないと。


肝心要の少女を演ずる芦名星は、
外人にはどう見えるのか知らないが、
一人の西洋人が魂を奪われるほどの魅力が感じられない。
露天風呂でカメラが迫った時の背中が
ごく健康そうな肌の色で困った。
あそこはやはり「絹のような」きめ細かい
白い肌でないと
話そのものが成り立たないだろう。

中谷美紀はなかなかの貫祿。

映像は大変きれいでていねいに撮っており、
それは見所があるが、
日本の描写は結局「神秘の国・ニッポン」だし、
工場経営者や町長、少年との関係の描写もおざなり。
せっかくの奥深くなる題材を
棒に振って、残念。

5段階評価の「3」

最古は↓「アース」

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とにかく、
「どうやって撮ったんだ」
の驚愕の連続。
一体何台のカメラなんだ。
この時、カメラはどこにいたんだ。
微速度撮影でカメラが移動するって、どうやるんだ。
どんな幸運が働いて、こんな現場に遭遇したんだ。
等々。

まさか、CGなどということはあるまいね、
と疑いが起きるほどだ。

北極から南下、赤道を経て、南極へ向かうという
旅のコンセプトもわかりやすくていい。
何度も息を飲んで、声をあげた。
「見たこともないものを見せてもらう」
というのは、まさに映画の喜び。
子供の頃、「砂漠は生きている」をはじめとする
ディズニーの「大自然の驚異」シリーズで育った人間としては、
今もこういう映画が作られ続けていることは嬉しい。
やはり劇場の大画面で観るべき作品。

「WATARIDORI」も「皇帝ペンギン」もそうだが、
とにかく作り手たちの気の遠くなるような粘りに感動。

地球は広く、
大宇宙の中で奇跡の星なのがよく分かる。
半村良が「妖星伝」を書いたくらいだ。
無理して地球温暖化の話につなげなくても
よかったのではないか。
ベルリン・フィルの音楽もいい。

5段階評価の「4」





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