今年もMETライブビューイング
大晦日の今日、
昨年同様、歌舞伎座に出かけました。
METライブビューイングを観るためです。
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の中継録画の
大画面上映。
前回の06〜07シーズンは6回だったのに対して、
今回の07〜08シーズンは8回。
今年は、↓のようなパンフレットを売っています。1000円。

8回というのは、↓のとおり。

07〜08シーズンの28作品のうち、
新演出が7作品。
そのうち4作品を観せてくれるのですから、ありがたいことです。
中でも、「ピーター・グライムズ」は、
以前、これを観たくて行きましたが、
新演出なので、期待します。
劇場も歌舞伎座や新橋演舞場、銀座ブロッサムではなく、
映画館が増えています。
元々世界的には映画館でやっていますので、
これが正しい上映方法。
品川のプリンスシネマでもやるので、
品川が職場の事務局長としては好都合、と言いたいところですが、
日曜夜・月曜昼の2回なので、
何のことはない、
日曜日に職場の側まで行く、ということになりそうです。
上映都市も、札幌・埼玉・千葉・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡と増えています。
前回が日本時間深夜に上演したものを
その日の夕方上映という、
生放送に近いものだったのに対して、
今回の上映日は上演の2週間後くらいに設定しています。
世界的には生放送なのですが、
時差の関係でいたしかたありません。
さて、本日の作品は、
↓グノーの「ロメオとジュリエット」

出演は今をときめくアンナ・ネトレプコとロベルト・アラーニャ。
加えて、指揮がプラシド・ドミンゴというのですから、観ざるをえません。
実際、素晴らしかった。
歌手たちは今更何を申しましょう。
ジュリエットが太ったおばさんでなく、美人でよかった。
演出(ギイ・ヨースチン)は正統的でありながら、斬新。
装置は円形の造作を廻しながら変化をつけていく。
いずれにせよ、音楽とドラマを邪魔しない演出と装置。
これでいいんです。
かなり熱いベッドシーンがあるのですが、
それはベッドが宙づりになった状態で行われます。↓

このライブビューイングの魅力の一つは、
舞台裏を見せてくれることで、
幕が閉じた途端に、アンナがカメラに向かっておどけてみせたりします。
装置の交換風景も見せてくれるし、
舞台監督(女性)の指示も音声で拾っています。
休憩時間の主役の二人やドミンゴへのインタビューも興味津々。
カメラ(ステディイカム)がドミンゴの後について、
オーケストラピットに入っていったりします。
舞台転換の間にドミンゴが椅子に座って待っている姿や
切ない表情や恍惚とした顔で指揮をするドミンゴの姿も見ることができます。
グノーの音楽はきれいきれい。
やはり音楽は耳に美しくないと。
ドラマ部分の盛り上がりもよく、
いつも感心することですが、
外国のオペラ歌手はどうしてこんなに演技がうまいのでしょうか。
堪能し、酔った3時間半。
大晦日にこんな楽しい思いをさせてくれて、
本当に感謝です。
昨年同様、歌舞伎座に出かけました。
METライブビューイングを観るためです。
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の中継録画の
大画面上映。
前回の06〜07シーズンは6回だったのに対して、
今回の07〜08シーズンは8回。
今年は、↓のようなパンフレットを売っています。1000円。

8回というのは、↓のとおり。

07〜08シーズンの28作品のうち、
新演出が7作品。
そのうち4作品を観せてくれるのですから、ありがたいことです。
中でも、「ピーター・グライムズ」は、
以前、これを観たくて行きましたが、
新演出なので、期待します。
劇場も歌舞伎座や新橋演舞場、銀座ブロッサムではなく、
映画館が増えています。
元々世界的には映画館でやっていますので、
これが正しい上映方法。
品川のプリンスシネマでもやるので、
品川が職場の事務局長としては好都合、と言いたいところですが、
日曜夜・月曜昼の2回なので、
何のことはない、
日曜日に職場の側まで行く、ということになりそうです。
上映都市も、札幌・埼玉・千葉・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡と増えています。
前回が日本時間深夜に上演したものを
その日の夕方上映という、
生放送に近いものだったのに対して、
今回の上映日は上演の2週間後くらいに設定しています。
世界的には生放送なのですが、
時差の関係でいたしかたありません。
さて、本日の作品は、
↓グノーの「ロメオとジュリエット」

出演は今をときめくアンナ・ネトレプコとロベルト・アラーニャ。
加えて、指揮がプラシド・ドミンゴというのですから、観ざるをえません。
実際、素晴らしかった。
歌手たちは今更何を申しましょう。
ジュリエットが太ったおばさんでなく、美人でよかった。
演出(ギイ・ヨースチン)は正統的でありながら、斬新。
装置は円形の造作を廻しながら変化をつけていく。
いずれにせよ、音楽とドラマを邪魔しない演出と装置。
これでいいんです。
かなり熱いベッドシーンがあるのですが、
それはベッドが宙づりになった状態で行われます。↓

このライブビューイングの魅力の一つは、
舞台裏を見せてくれることで、
幕が閉じた途端に、アンナがカメラに向かっておどけてみせたりします。
装置の交換風景も見せてくれるし、
舞台監督(女性)の指示も音声で拾っています。
休憩時間の主役の二人やドミンゴへのインタビューも興味津々。
カメラ(ステディイカム)がドミンゴの後について、
オーケストラピットに入っていったりします。
舞台転換の間にドミンゴが椅子に座って待っている姿や
切ない表情や恍惚とした顔で指揮をするドミンゴの姿も見ることができます。
グノーの音楽はきれいきれい。
やはり音楽は耳に美しくないと。
ドラマ部分の盛り上がりもよく、
いつも感心することですが、
外国のオペラ歌手はどうしてこんなに演技がうまいのでしょうか。
堪能し、酔った3時間半。
大晦日にこんな楽しい思いをさせてくれて、
本当に感謝です。