選挙悲喜劇  

本日は仕事の切れ目が良かったので、
映画を観るために舞浜で降りたところ、
改札を出たところに「意中の人」がいるではありませんか。

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拉致問題において、
優柔不断で卑怯な男たちの中に混じって、
敢然と筋を通している立派な女性。

↓は、そこで配っていたチラシ。
公職選挙法違反になるといけないので、
一部伏せてあります。(多分これでも違反)

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全国区ではこの人に沢山票を取ってもらわないと、
北朝鮮へのプレッシャーになりません。

↓この日の夕方の空。遠く月が見守っています。

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選挙といえば、
今事務局長がとりかかっているところが
昭和43年の『東京食肉新報』です。
その年の参議院議員選挙に、組合は副理事長 (全肉環連の専務) を擁立して戦いました
全国の食肉組合をバックに、
環境衛生の業界を味方につけ、
われわれの声を国政に届けよう、と団結、
1年間も準備期間をかけ、
自民党の公認も取り、
沢山の後援会と多数の支援団体に支えられて、
270万世帯と言われた全国の環衛業界の結束で、
楽々当選、
のはずでしたが・・・

結果はたったの17万票の65位。
最下位当選の51位が46万票ですから、
まったく手が届かない、惨敗でした。

選挙前に、当時の佐藤栄作自民党総裁が
「あれ (環衛)は駄目だよ、
いざとなると力 (票)にならない。
まとまらないんだ」
と言った発言があり、
「佐藤に侮辱されたままでいいのか」
団結を訴えて戦った結果がこれです。

さすがに東京は4万票近い票を出し、
全国的には食肉組合員数の数倍の票を出したのですが、
他の環衛の団体が全く動きませんでした。

ちなみに、この年の選挙は石原慎太郎が史上最高の300万票を得票し、
青島幸男や今東光、大松博文らが上位当選した、
タレント議員全盛の時でした。

「われらの仲間を国政に」と意気込んだ
食肉業界は意気消沈。
その上、
選挙慣れしていないために、
選挙違反で役員や支部長が警察に引っ張られ、
東京組合では全理事が辞任し、
役員選挙をやり直す、
という事態に発展します。

まさに選挙は勝てば天国、負ければ地獄
負けた候補者からはさっと人が引いていく音が聞こえるといいます。
自分を支えてくれる人はこれだけしかいなかった、
あの人もこの人も口ではうまいことを言っても、
本当は投票してくれなかった、
という悲哀はつらいものでしょう。

菊地寛「入れ札」という作品があります。
(以下、題名も含め、うろ覚えなので、
間違っていたら、ご容赦)

追われ追われて来た国定忠治が
このままでは逃走に不便なので、
少人数にすることを決定。
本当は連れて行きたい意中の子分はいるのですが、
古参の子分に配慮して、卑怯にも投票を提案。

その時、実力不足で後輩に追い越されていた
一番古参の子分は恐慌をきたす。
きっと、みんなはあいつとあいつを選ぶだろう。
しかし、自分も選ばれたい。
懊悩していると、
一人の後輩が来て、
「親分のやり方はおかしい。
俺は、兄貴に入れるから
安心しててくれ」
などと言って励ます。
投票する時には、これみよがしの微笑さえ送って来る。

その古参の子分は、
少しでも有利になるように、
と禁を破って、自分の名前を書いて投票する。

結果は、実力派の二人が選ばれ、
忠治はほっとして子分と別れる。

ところで、古参の子分に入った票は、たったの1票。
自分以外には誰も入れてくれなかった
なのに、あの後輩がやって来て、
「みんなはひどい。
兄貴に1人しか入れないなんて。
俺は兄貴に入れたぜ」
と言う。
その嘘を知っているのは当の古参の子分だけ。
自分の名前を書くのは、当時の美風に反するので、
それも言えない。
「あいつは、自分に入れたんだってよ」
とバカにされてしまう。
そういうがんじがらめの中で苦しむ話。

面白いでしょう。
こういう小説を書きたいな、
と思いましたね。

倉本聰のテレビドラマにもありました。
田舎の町会議員に立候補したフランキー堺が
家族全員(妻と娘の3人)で選挙戦にのぞむ。
しかし、結果はたったの2票。
まわりが支持してくれなかっただけでなく、
家族の中にさえ裏切り者が出た。
忠治の時代と違うので、
本人は自分に投票しているから、
裏切ったのは、妻か、娘か。
と悩む話。

そういうわけで、
選挙は負けたら悲惨ですね。

昭和43年、苦杯をなめた食肉業界はその後、
二度と統一候補を立てたことはなく、
政治に対しても距離を置くようになります。
平成17年9月、
安井潤一郎衆議院議員の誕生は、
そういう業界に
突然神様が下ろしてくれたようなめぐみでした。

さて、今日観た映画はディズニー・ピクサーの
「レミーのおいしいレストラン」

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パリのレストランを舞台に
おいしい料理に挑む新米シェフとネズミの物語。
まことに楽しく、面白く、
心がハッピーになる映画
おいしいものを食べると人間は幸福になりますからね。

ストーリー展開が巧みで、
全体的にはフランス映画のテイスト。
更に、
CGアニメが見事なことこの上ない。
わざわざ「モーション・キャプチャーは使っていません」
とエンドクレジットで宣言しています。
細部の再現性、スピード感、微妙な表情の描写、
CGはもう完成の域です。

本日(水曜)から先行上映ですが、
3日間続けた後で、土曜公開ですから、
今日が事実上の初日
最近こういう変則的な公開が増えました。

観客の95パーセントが女性
レディス・デーだから?
とは思いつつ、
やはり女の子が喜びそうな映画かもしれません。

5段階評価の「4」




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