映画3本立て  

本日は市場の会議のために島田副理事長が来訪。
芹田副理事長も独自な用件で来訪。
昨日の品川区4支部の統合総会は無事終了。

一昨日の江東ブロックの支部統合に関する会合は、
いろいろな意見が出たようですが、
何とか前向きな方向性は確認されたようです。
この問題、もう3年もやってますので、「時期尚早」は通じません。
「統合のメリットがない」という意見も出たようですが、
メリットは自分で作り出すものだし、
「時代の流れ」に乗ることは個々のメリット以上のメリットを産むと思います。
組合員が往時の3分の1にまで減っているのに、
今のままでいい、というのは、
やはり時代に逆らっているのではないでしょうか。

さて、では、約束の映画3本立て

あ、今の「3本立て」という言葉、なつかしいですね。
今はロードショー1本立て、というのが主流ですが、
昔は2本立ての「一般公開」というのがありました。
東宝、松竹、大映、東映などの日本映画の最新作公開はみんな2本立て。
黒沢明の「用心棒」を観にいくと、
もう1本、
森繁久弥の「社長漫遊記」なんて映画に付き合わされるわけです。
更に二番館になると、
3本立てというのがあって、
たとえば、オデヲン座で、
5時間くらいかけて3本観るわけです。
映画を観るのも一日仕事
今はせっかちになりましたので、
たいていは1本立てですが、
たまに3本立てもあります。
昔の東映は「大会」というのがあって、
「紅孔雀」「三日月童子」などのシリーズを3本立てでまとめて上映したりしました。
あっ、いつのまにか「想い出ボロボロ」になってしまった。

では、一本目。「パフューム ある人殺しの物語」

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もう一枚、この映画を象徴するチラシ。

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昔のパリは悪臭に満ちていて、
糞尿を窓から道路に捨てるので、
ハイヒールと香水が発明された、
というのは有名な話ですが、
その当時、悲惨な生まれながら、
超人的な嗅覚を持った男の物語
なにしろ、この男、鼻が目や耳の代わりをするというおそろしい特殊能力の持ち主。
捨てられたのを拾われて孤児院で過ごし、
皮なめし職人をしていますが、
ある香りを保存したいという願望に目覚め、
香水職人になって、その目標に突き進んでいきます。
そして・・・。

嫌いな方もいるでしょうが、
事務局長、この映画、大好きです
特に、
初めてパリの町に連れて行かれて、
嗅いだことのない匂いに魅かれて町中をさまよい、
香水の存在を知り、
少女の体臭に恍惚となるあたりの描写は、
素晴らしい演出力で堪能。
監督は「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ
20年も映画化が待たれていたベストセラーの映画化。
この最初の30分間で、この映画を観る価値はあります

その後、主人公は香水職人に弟子入りして才能を発揮し、
更なる香りを求めて修行をしつつ、
ある香りを作り上げるために殺人を重ねていきます。
このあたりで、そういうのが嫌いな人はついていけなくなるでしょう。
ついに香りを完成した直後に逮捕され、
処刑されそうになるのですが・・・。
ここから後の展開は観てのお楽しみ。
納得できない人もいるでしょうが、
この話は元々ファンタジーだという余裕が必要。
ちゃんと伏線も張ってありますしね。

嗅覚は人間の持つ最も原始的な感覚で、
誕生した赤子の最初の五感はこれ。
アラミスの香りを嗅ぐと腰が抜けたようになる女の人を事務局長は知っています。

華麗なホラ話を流麗なカメラワークで見せる、
まさに映画。
新人のベン・ウィショーが存在感たっぷりに演じます。
特に、目がいい。
それと音楽も見事で酔わせてくれます。

5段階評価の「4」

次の作品は「ラストキング・オブ・スコットランド」

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ウガンダの狂気の独裁者、イディ・アミンを描く。
アミンという人は粛清に粛清を重ねる恐怖政治を行い、
政敵を虐殺して食べたということで有名ですが、
この役をフォレスト・ウィテカーが演じて、アカデミー賞の主演男優賞を獲得。
この人、落語家の鶴瓶に似ており、
人の良さそうな、ちょっと間抜けな役をこなしていたのですが、
この映画は全くの別人。
鶴瓶になど、まるで似ていません。

最初は青年将軍として登場し、人間的魅力を発揮しながら、
どんどんエスカレートして狂気の世界に陥っていく姿を活写。
その人物を身近にいたスコットランドの青年医師の目から描く視点が秀逸。
監督が「プラック・セプテンバー/五輪テロの真実」で
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門を受賞した
ケヴィン・マクドナルドだから、
描写は臨場感たっぷり。
ハイジャック事件のエンテベ空港など、見事な再現。
裏切った妻の惨殺死体には、震え上がりました。
それにしてもユニークな殺し方を。

これもまた人間の真実と思いながら観て、
なんともやりきれなくなる映画。
いつの日か金正日の真実や北朝鮮の粛清など、
描く時代が来るのでしょうね。

5段階評価の「4」
暗い気持ちになりたくない人は観なくていいです。

最後は「ハッピーフィート」

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題名どおりハッピーな気分になる作品。

南極のペンギンたちは歌でハートを表現していたが、
その中に超音痴なペンギンが一人 (一匹? 一羽?) いて、
彼は歌の代わりにタップダンスで自分を表現していた・・。
という秀逸なアイデア。
あの短い足のペンギンにタップをさせたら、
さぞ面白かろう
、と考え、それを実現してしまうすごさ。
これも「モーションキャプチャー」という技術のたまものです。

(モーションキャプチャーというのは、
役者やダンサーの体に無数のセンサーを付け、
そのままの動きをアニメの登場人物に取り込む技術。
つまり、ペンギンたちの動きはダンサーの動きそのまま。
だから動きがなめらかで、
とても手書きのアニメで
あんなことはできるはずがありません。)

興味のある方は、↓をクリック。

http://www.motion-capture.jp/

こうしてペンギンたちが歌い、踊る場面が展開するばかりでなく、
海の中を疾駆するペンギンたちのスピード感あふれる描写が展開。
もはやCGにできないことはありません

後半、物語は思わぬ展開になるのですが、
この主人公が追放されたあとの話、
事務局長はとても興味を引かれました。

それだけに、
前半がやや長い
ペンギンたちの歌や踊りも
何回もやられると飽きますので。

前半を刈り込んで、
1時間半くらいにまとめたらもっと良かったですね。
それでも、アカデミー賞の今年の長編アニメ部門を獲得

映画のジャンルとしてのミュージカルは滅んだ、
というのは事務局長の持論ですが、
アニメでさえ、ミュージカルはやりません。
昔のディズニーは必ず歌のシーンがあり、
それがアカデミー賞主題歌賞の大量獲得につながったのですが、
CGアニメになってからはそれもなくなってしまいました。
このアニメのミュージカル・シーンは必然性があるだけに、
嬉しかったですね。

5段階評価の「4」




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