役人の寝言  

台湾参加者はまだ増えています。
今からの人はBコース (遅く行って、早く帰る便) をお願いしていますが、
みなさん快く承諾して下さっています。
問題はAコースの方の足りない分ですが、
詳しい旅行関係者にいろいろ聞いてみたら、
何とか取れそうですね。
9カ月も前に大きな飛行機の席が一杯のはずがない、
と前向きに対処しつつあります。

今日はあまり変化がなかったので、
先日の法務局の話に続く役人ネタ第2弾

事務局長は公正取引協議会の仕事もしていますので、
表示の問題について各方面から相談を受けます。
その日は牛肉の原産地表示についての問いあわせでした。

ここでおさらいしますと、
肉の場合、輸入品は「アメリカ産」などと原産国を表示、
国内産のものは「国産」など、
「国産である旨」を表示することになっています。
しかし、もう少し詳しい原産地を表示したい場合は、
「主たる飼養地」が属する都道府県名や市町村名などを表示することができます。
たとえば、「宮城県産牛肉」「茨城産ローズポーク」などがそれです。
「松阪牛」「鹿児島黒豚」など、地名を付けた銘柄名でも可です。

「主たる飼養地」とは、2箇所以上の飼養地で飼養した場合に、
飼養期間が最も長い飼養地のことをいいます。
たとえば、茨城県で生まれた牛が1年で群馬県に移り、
そこで2年育てられれば、「群馬県産」になるわけです。

さて、その日の質問は、
「2つの県で育った期間が全く同じなのですが、
どちらを書いたらいいですか」
というもの。
実はこのケース2回目で、前回は「国産」と表示しましたが、
今回は県名を書きたいので、ということです。

で、その管轄省庁に聞くと、
「肉に対する影響が大きいという意味で、
後の方の県でしょう」
ということでした。

その結論を質問者に答えてから少したつと、
再びその省庁の人から電話。
「あの後、担当に聞いたら、飼養期間が同じということはありえないと言っています」
「でも、これ、実例で、2回目だそうですよ」
「時間とか比べれば、全く同じということはないだろうと」
「でも、移動の記録に月日はありますが、時間までは出て来ませんよ」
「私もそう思うのですが・・・」
「分かりました。お役人としてはそういう答を言うのでしょうが、
現実的にはそういうことは検証できませんから、
我々の方で責任持って対処します」

で、質問者に電話をかけて、その見解を伝えた後、
「これ、寝言ですから。
お役人は税金で給料もらって、
真っ昼間から寝言を言いますが、気にしないで下さい」
と説明しました。

昔、補助金事業で、指標価格で売れ、という事業がありました。
1週間ごとに各店舗が仕入れた牛肉の価格の平均を出し、
これに対応した販売価格を算出して、
その価格で売れば補助金を出す、というのです。
平均はどうやって出すんですか、
と聞くと、各店舗から電話で報告させろ、といいます。
「参加店が1000店もあるのに、そんなことできますか?
1店3分でも50時間かかります。
そんな集計している間に、商品は全部売り終えてしまいますよ」
と言うと、担当の方は、ああそうか、なるほど、という顔をしました。
この時が、お役人の寝言を聞いた初体験です。
別名、「机上の空論」といいます。
やれやれ。




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