静かな職場と戦場のアリア  

本日の事務所は静かでしたよ。
8人のうち3人が休みでしたから。
中でも、業務のSさんは、
いつも電話で仕入れや受注をにぎやかにしているので、
その話し声がないだけでも、すごく淋しい。

表示関係の訪問者や業界紙の記者なども来て、
事務局長はいろいろやっていましたが。

事務局長は公正取引協議会の方も担当しているので、
表示の問い合わせが結構あります。
これには波があって、
たとえば、去年、フォルクスが公取委にあげられたりすると、
「成形肉」の問い合わせがどっと来たりで、世の中の動きが分かります
10月に加工食品の表示改正の猶予期間が終わるので、
加工度の低い食肉加工品の原料原産地の表示の問い合わせがちらほら始まっています。

帰りは、前から観るつもりだった映画が金曜日で終わるので、
帰宅途中、観ました。
作品は「戦場のアリア」

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1914年、第一次大戦下のフランス北部の村。
至近距離で対峙していた仏英独三国の兵士たちが、
クリスマス・イブの夜、
テノールの歌声とバグパイプの音色に誘われて、
一夜の休戦をし、交わりあう話。
さっきまで殺し合い、また明日には再び殺し合う相手と束の間の杯を交わし、
お互いの家族のことを聞き、
妻の写真を見せあう。
戦場で出会わなければ、
分かり合える者同志だったのに。
神父は宗派を超え、互いの敵のためのミサを執り行う。
そして、戦場に流れるソプラノの「アベ・マリア」の調べ・・・。
やがて、遠くに聞こえる砲声に、
兵士たちは宴を終えて、塹壕に戻っていく・・。

これは当時のヨーロッパ戦線でいくつもあった実話だといいます。

音楽がからむと点が甘くなる事務局長にとって、
これは至福の作品
深く感動し、涙が流れました。

一人一人の兵士の事情が上手に描かれ、
それぞれが故郷に戻って家族とクリスマスを祝いたい気持ちがよく伝わる。
戦争というものが
普通の人々の普通の幸福をいかに奪い取るか
ということがよく分かり、
声高でない反戦の祈りが響いて来る。

役者たちがみんなうまい
どうしてこんなに深い演技ができるんだろう。

描き方も甘くはなく、辛く、渋い。
そんな交流を認めない軍部によって、
関係者はみな別な前線に送られ、
事実は闇に封じられる。
群像ドラマが破綻なく進み、
長編2作目のクリスチャン・カリオン監督の手腕は見事。
5段階評価の「5」




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