コンサートとナイロビの蜂  

あさっての理事会の準備を1日いたしました。
2年に1度の役員改選で、
理事長・副理事長・専務理事・常務理事が決まります
組合の執行部が決まるということは、
つまり、組合の方向性が見えて来るということ。
これも人間模様で、
事務局のところを情報が交錯し、
もう結果は分かってしまいましたが、
職務上、口外できないのがつらいところ。

土日はブログ休みましたが、
新聞の原稿を7本も書いたので、
ブログまでは手が回りませんでした。
日曜日はかみさんと一緒に上野の文化会館でコンサート。

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モーツァルト生誕250年の行事の一つ。
オペラの序曲「魔笛」「イドメネオ」「フィガロの結婚」。
これに交響曲第40番。
演奏は川本統脩指揮の東京ニューシティ管弦楽団。
なにしろ40番は私の「クラシック好きな曲第4位」ですので、ニコニコ。

一方、バーバラはわずか4曲+アンコール3曲。
それもマイナーな曲ばかり。
オペラ中の曲でなく、コンサート用に作られたアリア、なんて知りません。
アンコールで歌った「フィガロ」の伯爵夫人のアリアくらい。知っていたのは。
バーバラの声質はキンキラキンのソプラノではなく、
深みのある声なので、
もしやアンコールで「愛の喜びは露と消え」(魔笛の中の素晴らしい曲)
をやってくれないかな、と思っていたのに、残念。
最後に歌った黒人霊歌は絶品でした。

今日は8時すぎまで残業で、
帰りに舞浜で「ナイロビの蜂」を観ました。

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予告編はアフリカの自然を背景にした夫婦愛の物語、という売りなので、
かみさんが「観たい」と言っていたが、
中年女性が観て「よかったわ〜」というような作品ではなく、
ずっとビター。
「シティ・オブ・ゴッド」の監督がそんな大甘の映画を作るはずがない。

庭作りが趣味の温厚な英国紳士の外交官が、
アフリカの救援活動で不慮の死をとげた妻の軌跡を辿ってみる話。
愛し合ってはいたが、その活動の中までは踏み込まなかった彼は、
初めて妻が何を求め、何と闘っていたかを知る。
大手製薬会社のアフリカでの人体実験、
横行する汚職と暴力と陰謀。
巨悪に立ち向かった妻の道をたどりながら、
彼もまた、妻と同じ運命へ向かっていく・・・。
という、大変ハードな内容で、スケールも大きい。

時間軸を変幻自在にずらしながら、
分かりやすく、かつ心境も上手に描く脚本が見事。
アフリカの自然を捕らえたカメラが、
人間に迫る時は、手持ちカメラで臨場感を出す。
役者も素晴らしく、
夫のレイフ・ファインズは英国紳士が妻への愛によって
変貌していく姿をしっかり演ずる。
妻のレイチェル・ワイズは、妊娠中の腹ボテヌードまで見せる体当たり演技。
この作品でアカデミー賞の助演女優賞を受賞
他に脚色賞・編集賞・作曲賞でもノミネート。
一種の夫婦の心中物語と言ってもよく、
深い感動をおぼえる。
こういう映画を観ると、日本映画の甘さが際立つ。
なぜだろうなあ。
5段階評価で4.5




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