しょんぼり男  政治関係

今日は保険会社が来たり、
東京都の人がパワーポイントのレクチャーを受けに来たりで、
その合間に常務会の資料作り。
特に書くことがないので、
「しょんぼり男」というお題で。

この数カ月の間に、威勢が良かったのに、突然しょんぼりしてしまった男を立て続けに見た。

一人は、ヒューザーの社長
参考人招致では「国交省もいいかげんにしてほしいよ!」と怒鳴ったりしていたのに、
証人喚問では、
弁護士と相談してボソボソ。

一人は東横インの社長
最初の記者会見では、スピード違反程度だと意気軒昂だったのに、
次の会見では、頭を下げたまま、涙声で「みんな私が悪いんです」。

そして最後は永田議員で、頭を下げること十数回。
でも、「辞める」とは決して言わない。

三者三様で、
ヒューザーの社長は視線を上げられない。
東横インの社長は顔さえ上げられない。
ところが永田議員は顔を上げ、目を開いている。
確信犯なら確信犯で、
「よく調べもしないで攻撃したのは悪かったが、
政治の闇を追及しようとした姿勢は間違っていない。
国会を空転させたことは、迷惑をかけたので謝るが、
私がしようとしたことが正しかったのは、
いつの日か明らかになるだろう」
などと言ってさっとやめていれば、
もし万一、武部幹事長に問題が発生した時、
浮かばれる道もあっただろうに。
自らその道も閉ざし、
出処進退も自分で決められずに、
懲罰委員会の決定を待っている。

懲罰委員会の方も
小泉首相が「選挙民が選んだ議員を国会がやめさせられるのか」などと
甘やかしをを言ったりして、「除名」はない雰囲気で動いている。
国会議員をやめたくない気持ちは痛いほど分かるので同情的になるのでは、
馴れ合いのそしりを免れないだろう。
「わが国会はこのような議員を拒絶する」
毅然として対応する厳しい処断が、
国会の信用回復につながる
のだが。

いずれにせよ、「潔くない」「往生際が悪い」というのは
国民全体の認識。
今日のサンケイ新聞のコラム「断」で、
作家の吉井潮さんがおもしろいことを書いていた。

時代劇なら、若侍は蟄居閉門(党員資格停止)になる前に自ら切腹(議員辞職)するだろう。上司の大目付(野田委員長)と家老(鳩山幹事長)はお役御免、殿様(前原代表)は隠居するはず。
現実よりも時代劇のほうが分かりやすい。

話は戻るが、
東横インの社長の涙声の会見は、
演技的にはへたで、
すぐ嘘泣きと分かるシロモノだった。
唯一面白かったのは、
「自分は高級な人間だと思っていましたが、そんなことはありませんでした」
というセリフ。
どういう経緯で、
いかなるメンタリティーであのセリフが出たのかきいてみたいものだ。

そうそう、昔もいましたね。
石原伸晃は、道路公団の総裁と面談した後のことを
威勢良く語っていたが、
数日後、とたんにトーンダウンしてしょんぼり。
誰の横やりに屈したのか知らないが、
私はあのとき以来、
石原伸晃を全く信用していない。

とにかく、男がしょんぼりしてはいけない。
男がしょんぼりしてもいのは、
カミさんを亡くした時だけだ




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