パブリック・コメント  

食品安全委員会に対するパブリック・コメントの募集が、
本日午後5時をもって締め切られた。


これは、プリオン委員会の、
米国が日本向けに輸出する牛は、
@生後20ヵ月齢以下に限定し、
A脳や脊髄などの危険部位を取り除くことを徹底する
など、
一定の条件が守られれば、日本産牛と比べ、リスクの差は非常に小さい。

という審議結果に対する意見を国民から広く募集するもの。
持って回った言い方でわかりにくいが、
要するに、
「2年前、アメリカでBSEが発生したんで、
アメリカからの牛肉の輸入を禁止してきたんじゃけんど、
いつまでもそうはいかんのでな、
ちゃんと危ない部位を取り除いて、
検査しても病気かどうかはどうせ分からない
20ヵ月齢以下の牛については、
輸入を再開してやろうと思うんじゃがね、
どない思う? 意見を聞かせろや」

というものだ。
緑色の部分、ぞんざいな言い方にしたのは、
そういう表現がふさわしい、国民を馬鹿にしたものだからだ。

それでも、プリオン委員会の結論に対しては、
反対の意見がどっと出るだろうから、
負けないように、支持する意見を出すように組合員に呼びかけた。

少なくとも近藤理事長は長文の意見を出している。
私も出した。
以下は、私の意見。

☆ ☆ ☆

「10月31日に食品安全委員会のプリオン委員会が出した審議結果の案を支持し、
米国産牛肉の輸入を早急に再開していただきたい。

しかし、プリオン委員会の審議結果はごく当然すぎて、
このような当たり前の結論を出すのに何故かくも時間がかかったかについては疑問を呈したい。
民主主義が時間のかかる制度であることは先刻承知だが、
それにしても遅すぎる。
その間に食肉業界の疲弊は進み、国民は食文化を奪われた。

そもそも平成13年にBSEの患畜が日本で初めて発見された当初から
農林水産省は「牛肉、牛乳及び乳製品は安全」と宣言し、
それは今だに撤回されていないはずだ。
その宣言が消費者の「安心」にまで到達しないのは、別な問題であり、
農林水産省は肉の「安全」を根気強く浸透させなければならず、
最近はその努力を放棄しているように見える。

今後、食品安全委員会は、
@20ヵ月齢を線引きとした理由
ASRM除去が最も有効な安全対策であること
Bもともと肉は安全である根拠
の3点について、
消費者に浸透させる努力をすべき
で、
今後も「月齢の判定」や「SRMの除去の実効性」についての
ゼロリスク論者の声高な主張に負けてはならない。
一定の基準を定めて、それを守らない者を厳しく処罰する、
ということをしなければ、何も前に進まない。

今回、時間がかかったにせよ、一定の基準を定めたことは評価できる。

☆ ☆ ☆

夕方、安井潤一郎衆議院議員が事務所を来訪。
記事カテゴリが違うので、明日書きます。




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