ザ・ヒットバレード  テレビ番組

金曜・土曜のフジテレビのスベシャルドラマ、観ましたか?
「ザ・ヒットパレード」という、渡辺プロの渡辺晋さんの半生を描くもの。

事務局長はまさにその時代のテレビをリアルタイムに観ていた世代ですので、
興味深く観ました。
なにしろ、高校生の頃の月曜日の話題は、
土曜夜NHKの「夢で逢いましょう」
日曜夕方の「てなもんや三度笠」「シャボン玉ホリデー」
なんかが話題になっていましたからね。

今回のドラマで、
へえ、「大人の漫画」はそういういきさつで出来たのか、とか、
そうか、ザ・ピーナッツは「ザ・ヒットパレード」がデビューだったのか、
などと初めて知ることも沢山ありました。

脚本が矢島正雄ですから、しっかりした出来ですが、
いただけないのは、演技陣
渡辺晋役の柳葉敏郎、渡辺美佐役の常盤貴子、
どちらも時代を反映させないワンパターンの演技でへきえき。
常盤貴子って本当にヘタだねえ。
主役のコンビがこの出来の上に、
そのまわりの重要な役、すぎやまこういち役の原田泰造も
演技以前の問題。
青島幸男やハナ肇や植木等など随分現実とかけ離れたキャラに見えました。
中で伊東四朗演ずる植木等の父親の住職が一番よかった。
「スーダラ節」の歌詞を聞いて、ふ〜む、とうなるところなど、さすが。

後、時代とのからませ方が映像でさっさとすませるとはお手軽。
「フォレスト・ガンプ」を見習って下さい。
昭和20〜30年代の描写も
商店街、看板、オート三輪、市電など、
「三丁目の夕日」の影響を受けたワンパターン

「大人の漫画」を観る人々が腹を抱えて笑う描写などがあるから
リアリティがなくなります。
あれは、くすりと笑ったり、たまに吹き出すものもあったけれど、
全員が口を押さえて笑うようなものではなかったはずです。
タレビ創成期の時代の幼稚な産物でしかありません。

前に、古い番組のコントを観て
「いや〜、今観ても面白いですねえ」
などとコメントしているのに対して、
松本人志が「笑いは進化し、時代と共に変遷するんだから、
今観たら面白いはずがないじゃないか」
と噛みついていたが、
これは松本の言い分の方が正しいでしょう。
クレージーキャッツもドリフもコント55号も、タケチャンマンも
今観たらおよそ幼稚です。
(私は、シャボン玉ホリデーでやっていた、
「お父っつぁん、お粥が出来たわよ」という
コント好きですけどね)
エバーグリーンに笑えるのは
チャップリンとバスター・キートン位です

あれは体を本当に張って鍛練しているから、時代を超えてしまっています。

というわけで、
4時間もかけたわりには大味で、
その時代を知っている人間には興味深かったですが、
日本の役者の演技のレベルというか、質に
絶望した事務局長でした。



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