FEDORA16にはsendmailがos導入時に採用されてるようですが今回はsmtpサーバーのpostfixとpopサーバーのdovecotをインストールしてセッティングをして行きたいと思います。
先ずはsmtpサーバーを利用するに当たり不正中継等の防止にユーザー認証機能を追加するsaslauthdとsendmailをpostfixに切り替えるsystem-swith-mailも導入して行きます。
先ずは端末を起動して管理者権限を得ましょう。
rootの方はそのままでおk。ユーザーの方はsuと入力してenter 管理者のパスワードを入力します。
次に yum install postfix cyrus-sasl system-switch-mail-gnome でenter
良ければyと入力。 インストール完了と出ればおK
次にdovecotもインストールしましょう。
yum install dovecot と入力してenter 後は同上です。
これでインストールは完了しました。次からは、それぞれのサービスの設定をして行きます。
postfixの設定から行きましょう。コンピューター

ファイルシステム

etc

postfix

main.cfと開きます。
76行目 頭の#を取り除きmyhostname = mail.server.com 等と各々のホスト名を入力します。
83行目 頭の#を取り除きmydomain = server.com 等と各々のドメイン名を入力します。
93行目 myorigin = $mydomain の行の頭の#を取り除きます。
113行目 inet_interfaces = allの行の頭の#を取り除きます。
116行目 #inet_interface = localhostの行の先頭に#を追記します。
164行目の先頭に#を追記して165行の#を取り除きます。
208行目 の先頭の#を取り除きlocal_recipient_maps = unix:passwd.byname $alias_maps とします。
264行目 mynetworks = 192.168.1.0/24 と入力します。
419行目 home _malibox = Maildir/ と入力します。
最後の行迄移動して画像のように#Enable SMTP Auth から全文を入力します。
(#訂正)画像1番下の列中程parmit_suth_destinationはparmit_auth_destinationの誤りです。suthをauthに変更して入力して下さい。
これでmain.cfファイルの編集は完了です。上書き保存で終了。
次に /usr/lib/sasl2/smtpd.confファイルを少しだけ編集します。
私の場合smtpd.confファイルが無かったので新規作成しました。
それでは、コンピューター

ファイルシステム

usr

lib

sasl2と開きます。この中にsmtpd.confが無かった方は右クリックで新規作成して下さい。
そして画像のように追記もしくは全文入力して下さい。
これでpostfixの設定は完了次はdovecotの設定となります。
設定ファイルが多くなってますね

先ずは、dovecot.confファイルから
コンピューター

ファイルシステム

etc

dovecot

その中にdovecot.confファイルが有りますので開きましょう。
20行目付近 protocols =imaps pop3 pop3s lmtpと利用される分を記入下さい。
今回はpop3とpop3sで動作チェックを行っております。
上書き保存して閉じましょう。
次は10-auth.confファイルを開きます。
9行目 disable_plaintext_auth = noをyesへ変更 #も取り除きます。
99行目 auth_mechanisms-plain の後にloginを追記
上書き保存で閉じましょう。
次は、10-mail.confファイルを開きます。
30行目 mail_location=の行に追記もしくは6行上のをコピペでもおK
画像の用に編集下さい

上書き保存して閉じましょう。
次は10-master.confファイルを開きます。
42行目 address =〜の行について
サーバー機以外のクライアントからメールソフトでアクセスされる方は先頭に#を記入して下さい。
localhostからのアクセス設定になってますので他のクライアントからアクセス出来るようにコメント化します。
次に88行目付近のpostfix smtp-authの下の行からです。
#unix〜と#mode〜の先頭の#を取り除きその下の行にuser = postfix 更に下の行にgroup = postfixと追記します。
dovecotの設定は以上になります。これでpostfixとdovecotの設定は終りました。
後はsendmailをpostfixにスイッチさせdovecotとsaslauthdの起動及びメールソフトのインストールと設定です。
更に必要で有れば他のクライアントからのpop3及びpop3sでアクセス出来るようにするのが必要となります。
それとsmtp送信は固定ipの契約をされてる方勿論、ドメイン名も取得されてると思いますが、その方は自サバこの設定マシンでご利用出来ますが、動的ipのでドメイン名をお持ちの方は、ispのsmtpサーバー経由587ポートでの送信設定が必須となっております。
まだドメイン名もお持ちで無い方は、ローカル内のみ利用可能となります。
(外部のメールアドレスへの送受信不可と言う事です。)
それではpostfixに切り替えましょう。
デスクトップ左上のアクティビティ

アプリケーション

その他と開くとその中にメール転送エージェントがインストールされていると思いますので起動させます。
postfixにチェックを入れ決定でpostfixに切り替えられました。
dovecotを起動させましょう
systemctl start dovecot.service と入力してenter
systemctl enable dovecot.dervice と入力してenter
起動確認は system startus dovecot.service と入力してenter
runningなら起動しております。

saslauthも起動させましょう
systemctl start saslauthd.service と入力してenter
systemctl enable saslauthd.dervice と入力してenter
同様にpostfixの起動確認も
systemctl startus postfix.service でenter
runningなら起動しております。

もし起動してないようであればsendmailが起動して出来ないのかも
systemctl stop sendmail.service と入力してenter
systemctl disable sendmail.serviceと入力してenter
systemctl start postfix.service でenter
これでもダメな方は今までのpostfixの編集に誤りの可能性があります。
再度設定を見直してみて下さい。
無事に全て起動できれば完成

次回はメールソフトのインストール設定と送受信のテストを行います。


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