休憩中、ベテラン保育士のAと、
新人保育士のBが話をしていました。
B「○○先生が、A先生のことを30代と思っていたようですよ」
A「ええ〜、ウッソー!」
A先生は私が生まれた時にはすでに、
保育士をしていたと思われるくらいのベテランです。
そんなわけないだろう、と思いながら黙って聞いていました。
B「いえいえ、本当にそう思っていたようですよ。」
A「また、そんな・・・
B「でも、A先生は本当に若く見えますよ。ね、アキラ先生?」
急に話をふられて飲んでいたお茶を吹き出しそうになる私。
そんな、女性の年齢について俺にふるなよ!
そう思いつつ、ここは慎重に受け答えせねばならないところ。
「ぼ、ぼくも・・・30代かと思ってました」
当たり障りのないよう、冗談っぽく言ったのですが、
A「ええ〜、アキラ先生までそう思っていたの?どうしましょう!」
い、いや、冗談っぽく言ったでしょう、私?
A「そんなこと言っても何も出ないわよ、もう」
どうしよう、冗談だって思っていない。
かといって前言撤回もできないし・・・。
そこへ別の保育士Cがやってきて、
C「何、どうしたの?」
A「いえ、○○先生もアキラ先生も私のことを30代だと思っていたって」
C「ええ!?それ本当?」
そんなわけないだろ!
大声で否定したい。でも否定できない。
C「アキラ先生も変わっているのねぇ」
だから、冗談で言ったんです!
俺の眼は節穴じゃない!!

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