今年から、毎月起こったスポーツニュースで印象に残ったものを上位5傑として発表していく。掲載するのは各月終了後(=翌月)でもいいのだが、このくらいの月末日に載せることになるだろう。
上位10傑でやってみてもいいが、これから10個もねえや、っていう月も出てきそうだから5個で固定。一応、1競技1つずつに絞っておく。
ただ、惜しくも漏れたトピックスを「次点」として毎月1〜3個挙げてみる。
1、長島圭一郎が日本人8年ぶりの世界スプリント表彰台となる総合2位に
2日間に渡って500m、1000mを2本ずつ滑って総合成績で争う「スピードスケート短距離王座決定戦」となる世界スプリント。今年度の大会で長島が1日目2位に立つと、2日目500mを滑り首位に立つ。ライバルのイ・ギュヒョク(韓国)が棄権し、総合首位が見えたが1000mで失速、トリノ五輪金メダリストデービス(米国)に首位を明け渡すが、日本人として01年の清水宏保以来の表彰台となった。
2、第81回選抜高校野球出場校全32校決定
3月21日から行われる同大会出場校が1月23日に決定した。主な所では早稲田実(東京)、慶應(神奈川)の早慶アベック出場がメディア的には注目か。懐かしい面々では18年ぶりに箕島(和歌山)が帰ってくる。今年から3枠に増えた21世紀枠では利府(宮城)、彦根東(滋賀)、大分上野丘(大分)が登場。ちなみに入場行進曲は「キセキ by GReeeeN」に決定した。
3、東洋大悲願の箱根駅伝総合優勝
半世紀以上に渡って同大会に出場しながら優勝からは縁のなかった東洋。そんな中今年は怪物1年生柏原を山登り5区に置く。すると、彼が「山の神」と謳われた今井(元順天堂大)の記録を上回る走りで早稲田大を抜いて、逆転の往路初優勝を果たす。復路でも早稲田大とのデッドヒートを見せ、終盤に勝負を決める。大会前に部員の不祥事で出場が危ぶまれたが、チームが結束して優勝に辿り着いた。
4、横綱朝青龍が、引退危機の強行出場から圧巻の初場所優勝
左肘の痛みに長期間悩まされ、3場所連続休場していた朝青龍。今場所前も稽古不足から出場が危ぶまれた。それでも、そんな中意地の出場に踏み切った。だが、序盤の負け相撲を何とか制すると、徐々に調子を出して14連勝を果たす。もう1人の横綱白鵬が1敗となっており単独トップで千秋楽へ。千秋楽の本割こそ白鵬に敗れるも、優勝決定戦を制して周囲の不安を吹き消す見事な復活劇となった。
5、大迫勇(鹿児島城西)が全国高校サッカー選手権個人得点記録更新
ユースチームに有力人材が引き抜かれ、少しずつ存在感が無くなりつつある同大会。そんな大会に今年、1人のストライカーが現れた。それが大迫勇である。初戦の対青森山田(青森)の逆転勝ちに貢献するゴールを決めると、毎試合得点&アシストを挙げていく。すると敗れはしたものの決勝の対広島皆実(広島)で最多個人得点記録10点を記録。チームメイトの野村・平原らも多く得点を挙げ、チーム最多得点記録も更新した。
何だかアマチュアスポーツばかりに偏ったねえ(汗)本来なら、高校野球ファンの自分にとしては高校野球関連を1位にするはずだった。ただ、トリノ五輪で大惨敗となった日本スピードスケート勢の復活を願う思いが、その方程式を変えさせた。同五輪に参加しながら注目を浴びることなく終わった長島のエース格への成長。そしてプレ五輪シーズンでこの成績を評価。次回の世界距離別選手権への期待を込めて・・・。
次点
一、石川遼が日本人最年少、世界歴代2位の若さでマスターズ出場
去年最年少の1億円プレーヤーとなり、世界ランキングを60位にまで上げた石川。彼が出場を願っていたマスターズは同ランク50位以内が条件となり、今年の出場はないかに見えた。だが、主催者推薦枠ということで奇跡的に出場決定。20歳でマスターズ優勝を掲げる彼にとって、大きな財産になるだろう。
二、サッカー日本代表試合生中継が11年ぶりに消滅
現在アジア杯の予選に挑んでいる日本代表。先週の対イエメン(ホーム)に勝利し、次に臨むは本日1月28日深夜に行われる各予選恒例(笑)の対バーレーン(アウエー)。当然生中継されると思っていたが、最近の視聴率低迷、莫大な放映料という2点で、ついに生中継を断念。これは現在の岡田監督第1次体制の親善試合対オーストラリア以来の事となる。同予選のアウエー残り2戦も生中継なしになりそうだ。
三、青野令がスノーボード世界選手権男子HP(ハーフパイプ)優勝
18歳の若武者青野が同大会日本人初優勝を果たした。米国などの強豪選手は賞金が高額なXゲームなどに出場するために例年通りの欠場。そのため、是非とも優勝していきたかった大会で見事結果を出した。トリノ五輪でW杯優勝者を送りながら、上記の強豪選手達相手に大惨敗した経緯があり素直に五輪表彰台とは言えないが、最低限の結果を残した。

0