北京五輪華々しく終了。個人的に自己満足な表彰を。
MVP:北島康介(競泳男子 平泳ぎ2大会連続2冠&メドレーリレー銅)
優秀選手賞: 吉田沙保里(レスリング女子フリースタイル55 今年大型連勝記録途切れるも、問題なしの連覇)
上野由岐子(ソフトボール投手 2日間3連投完投 同競技初制覇の原動力)
内柴正人(柔道男子66 不調のシーズンを乗り越え、意地の連覇)
殊勲賞:末綱&前田(バドミントン女子ダブルス 中国ペアを下し4位入賞)
太田雄貴(フェンシングフルーレ男子 格上を倒して日本人初メダリスト)
松永共人(レスリング男子フリースタイル55 格上を倒して銀メダル)
敢闘賞:女子サッカー(なでしこJAPAN 強豪相手に健闘しながらの4位入賞)
永井清史(自転車トラック男子ケイリン 日本発祥種目で意地の銅メダル)
男子&女子卓球団体(共にメダルには届かなかったが、男子の独逸戦、女子の香港戦での戦いは素晴らしかった)
技能賞:塚原・末續・高平・朝原(陸上男子400mリレー 強豪が自滅する中、磨かれたバトンパスで銅メダル獲得)
谷本歩実(柔道女子 オール一本で連覇達成)
中村礼子(競泳女子 女子としては72年ぶりの2大会連続メダリスト)
最優秀新人賞:石井慧(柔道男子100超 初の五輪出場で見事男子柔道2人目の金メダル獲得)
優秀新人賞:内村航平(体操男子 団体&個人総合にて銀メダリスト)
鶴見虹子(体操女子 団体5位入賞に貢献、個人総合出場と期待の新星)
北川麻美(競泳女子 8年ぶりに個人メドレー200m日本記録更新や準決勝でスイムオフ経験するなど、3種目に出場し、全て決勝まで泳ぎ切った)
功労賞:谷亮子(柔道女子48 3連覇逃すも、5大会連続のメダリスト)
今大会の日本選手団は金9・銀6・銅10の合計25個のメダルを獲得した。アテネの記録を大幅に下回るものとなったのだが、まあアテネの時は柔道で「出来すぎ」なくらいにメダルを量産。近年の世界選手権の柔道勢の成績を見れば妥当。さらに、今年度急速に高速化した競泳でも多くメダルを獲得していた。それを差し引きすれば十分な数ではないかと。ただ、気になるのは、アテネ五輪出場者が続けて獲得したメダルが多かったこと。その内訳は、
金メダル(9個中6個):北島×2、伊調馨、吉田沙、内柴、谷本、上野雅(全て連覇)
銀メダル(6個中2個):伊調千、塚田(前回金メダル)
銅メダル(10個中4個):谷(前回金メダル)、湯元、浜口、中村礼
となっている。北島の後継者になるでろう日本人平泳ぎ泳者はそうそう出てこないだろう。中村礼も今大会を集大成と位置付けており、事実上の第一線から退くことに。女子レスリングに至ってはアテネと同じ人が同じ色のメダルを獲得するという異例の事態。今回の4人が他者を圧倒する強さであったことの反動はおそらくやってくる。伊調姉妹は引退を公言しており、浜口・吉田沙の現役続行も浜口に関しては34歳になる次回大会、吉田沙くらいしかメダル獲得の期待が現段階で期待できない。レスリングは男子に関しても、シドニー・アテネより好成績だった今大会だが五輪に送り込める階級が少ないのは相変わらずで、綱渡り状態であることは間違いない。柔道も内柴が現在30歳、上野雅が29歳と若くない。谷本が27歳、塚田が26歳とギリギリなくらい。谷も現役続行を示しているが、果たして・・・。
さらに、団体競技では、体操団体男子(銀)、ソフトボール(金)、競泳男子400mメドレーリレー(銅)が前回と同じ面子を含めて獲得したメダル。よって25個中18個が当てはまる形に。体操団体男子は内村を筆頭に若手がおり次回も楽しみだが、ソフトボールは連覇は既に断たれた状態、競泳男子400mメドレーリレーはエース北島の参加が事実上「ない」とみていい。もし出場するにしても、果たして29歳の年齢で世界トップの実力を維持できているかどうか・・・。あと、悲願のトラック種目メダル獲得となった男子400mリレー(銅)も朝原は第一線から退くだろうし、末續も次回は30代突入し、ただでさえ強豪の自滅に救われた種目であり、連続獲得は厳しい。
デュエットではメダルを維持したがチームで敗れたシンクロも正直危ない。今回デュエットはアテネと違うコンビで挑み、次も挑めるかもしれないが、西班牙に中国にやられてきている現在、今後行われる世界選手権次第では赤信号に変わる。
とはいえ、競泳には入江(男子背泳ぎ)、北川(女子平泳ぎ&個人メドレー)、金藤(女子平泳ぎ&自由形)佐藤久&内田(男子自由形)、加藤&星(女子バタフライ&自由形)、上田&山口(女子自由形)、春口(女子個人メドレー)、種田(女子平泳ぎ)といった次回大会に期待できる人達がいるので伸びしろ次第だが・・・、一気に高速化した世界レベルにどう合わせられるか??柔道では今回銅メダルの中村美、メダルを逃した平岡、佐藤愛には次回大会も第一線でいられるだろうし、一応次世代も他におり「JUDO」に日本がいかに対応するかにかかってくる。もちろん今大会頂点に立った石井も代表候補に挙がってくる。あと、若手が元気な男女卓球だが、どうにもこうにも中国・シンガポール・韓国・香港といった強豪がズラリとおり、将来期待できるがメダル獲得には大きな大きな壁がありそうだ。
次は正直「期待外れ」だった方々
内柴・石井以外の男子柔道勢:2人以外は全て準々決勝以前で敗退、中には敗者復活にも回れずに終わった。挙句の果ては五輪選手団主将の鈴木ですら1度も勝てずに畳を去ることに
男子サッカー(反町JAPAN):厳しいブロックに入り、グループリーグ突破は難しいと言われており、3戦全敗というのはある程度予想できるものだったが、意地を見せるとかそれ以前の試合内容で、日程終了後のコメントもしょうもなかった。
野球(星野JAPAN):金メダルを獲ってくると言いながら、メダルにすら届かない4位、メダルを獲得した上位3カ国に1度も勝てず、力を見せつけることなく力負けし終戦。試合内容も采配含めギクシャク。
男女マラソン:直前の欠場・棄権、さらには入賞者ゼロという、これまでの戦績を考えると完全に屈辱的な結果。日本で陸上を教わったケニア人ワンジルが男子マラソンで優勝したことが、ある意味威厳を保ってくれたというくらいで切ない結果。
ちなみに各局テーマ曲があったけど、どれがお気にかな??何度か聞くと印象が変わったりするよね。
NHK(ミスターチルドレン「GIFT」)
http://jp.youtube.com/watch?v=ZLc6c7oeQu0
日本テレビ(嵐「風の向こうへ」)
http://jp.youtube.com/watch?v=TGHWgnS0LF0
TBS(SMAP「この瞬間、きっと夢じゃない」)
http://jp.youtube.com/watch?v=I-7sbg7tJhE
フジ(レミオロメン「もっと遠くへ」)
http://jp.youtube.com/watch?v=jHPm33J1kCA
テレビ朝日(福山雅治「HIGHER STAGE」)
ゆーちゅーぶにフル音源なし。
テレビ東京(EXILE「Fly Away」)
古い曲だし対象外。

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