写仏会会場について
中之坊さんの水彩写仏会には静かなお部屋をご用意いただき、落ち着いた雰囲気になりました。皆さん穏やかな気持ちで筆を進めているようにお見受けしました。
お寺さんの冬は寒い!の予想でしたが、頃合いを見て暖房を入れていただき解消。
これは絵の具の乾きの心配も解消したという事です。今後、晩秋や冬に写仏会が開催になった場合の、最大の私の不安は一掃されました。
採光は自然光が左右から入り、
(夕方には終了ですので、11月には全く問題ありません)写仏場所としては最高だと思いました。
可能であれば
(お寺さんの他の行事とぶつからない限りは)、今後もこの場所で是非にと思います。
写仏講習の進行について
準備の段階も含め、当初は完成可能と見ていたのですが、実際は時間不足で終わりました。
皆さん、丁寧な筆の運びで
(写仏のこころで)すばらしく良くついてきてくださいました。絵の具の乾き具合の様子を見ながら予定を前後し進行もしましたが、「午前中の肌色部分を完成させる」目的は順調、髪の部分にも墨色が入りました。
ペースは非常に良いと見ていましたが、午後の暈かしは完成度をあげようと思えば、幾らでも手をかけるれる部分です。この辺りで進行に差がついたのと、私が肌色の修正指示を出した方がその為に進行が遅れた事が
完成に至れなかった大きな原因と思います。
(肌色は慣れるまでこちらで基になる絵の具(赤・白・黄色)を準備し、黄色や白で調子を整えるのみとしました。)
計画段階で、はじめに阿弥陀如来さんをとも思いましたが、皆さんの第一回目の水彩写仏ですので、華やかな菩薩さんの方が良いかなと、勢至菩薩さんに決めた訳です。
(観音さんはすでに色紙で写仏参加者のお手元にありますので)
肌色をしっかり!が、美しい仕上がりとなりますので、阿弥陀さんで肌色と手順を知り、完成させる方法も良かったかもしれないと今感じています。
次回、3月の課題に観音菩薩さんを予定にしていましたが、阿弥陀さんに変更したいと思います。
継続の方にはもう一度繰り返しながら覚えていただき、今回の勢至菩薩さんの仕上げの検分と共に双方を仕上げ完成させたいと思います。
加わる新しい参加の方にも、ゆっくり手順を覚えていただこうと思います。