えんぴつ仏画の絵具は水彩色鉛筆です。いろいろな使い方があります。
水彩画としての一般的な描き方は、水彩色鉛筆で描いた線を水を含ませ
た筆で延ばす方法を取りますね。
でも、水彩仏画としてのえんぴつ仏画の場合は、重要なお顔の色ムラを
防ぐ為に、
(1)*ゆびぱれっと*(又は絵皿や梅皿を使用)に数滴の水を置き、
(2)色鉛筆を筆で数回なぞり、筆に色をうつしとり、
(2)*ゆびぱれっと*上の数滴の水と筆の絵具を良く混ぜ合わせて、
必要な量の絵具を作っていきます。
絵具としては「しゃばしゃば」といった感じになります。
この時私が必ず気をつけている事は、
筆に残っている絵具を一度*ゆびぱれっと*に絞りきり、次に必要な量を
筆にもう一度含ませて下絵に色を入れる様にしています。
こうすると、絵具のボタ落ち(多すぎない)や粉っぽさを
避ける事ができます。
画面が大きくなったりバックに単色のぼかし等をする場合には、
多量の絵具が必要になります。
その場合は水彩クレヨン使用し、絵皿にグルグルと円を描きながら
塗り込み、それを水で延ばして絵具を作っています。
それほど時間のかかる事ではありませんので、勢いで泡立てないよう
気をつけてもいます。
*載方・ゆびぱれっと*を使って絵具を作る
