大切な人との最後のお別れには、どうかお花を贈らせてください。
これまでにご縁があり許される場合は、
写真の中のその人へ生花を贈ってお別れをしてきました。
花が好きなのか?というと、決してそうではありません。
実際今、家の中を見渡して見ても、
花は仏さんに供えられた一対の花だけです。
私の生家は米作農家でした。
田舎のおかげで家の敷地だけは広かったので、
りんご、なし、柿、葡萄、いちご・・等の果物に恵まれ、
華やかではないけれど、水仙やチューリップ、小菊やこでまり、
ツツジやダリア等が庭にあることがあたりまえで、
季節毎の土に根ざす花々をながめながら育ってきました。
そんなあたりまえの花が特別なモノに一転したのは、仕事の現場へ入って2年目のことです。