2022/1/18
《名匠クリント・イーストウッドの監督デビュー50周年記念となるヒューマンドラマ。N・リチャード・ナッシュの原作を基に、人生に失敗した男と愛を知らない少年の、メキシコ横断の旅を描く。イーストウッドが主演も務める他、少年役のエドゥアルド・ミネットが本作で長編映画デビューする。共演は、ナタリア・トラヴェン、ドワイト・ヨアカムら。》
妻に先立たれて失うもののない老人が少年を連れての逃避行という展開は少し前に公開されたリーアム・ニーソンの「マークスマン」と被るところがあるけど、え、結局そっち?な着地点は賛否分かれそうというか、老いて悲壮感を漂わせるよりは後味はよいのかも、少年役の子役も好演、マルタ役のナタリア・トラヴェンの味わい深い表情も印象的だった。
1930年生まれのクリント・イーストウッドが車を運転したり馬に乗ったり(スタントとはいえ)、女性にモテモテだったりとつい内容よりそこをつっこみたくなったりもするけど、元々は58歳の時に持ち込まれた企画で当時は若すぎると思ったイーストウッド監督はロバート・ミッチャムで撮ろうと考えているうちに映画化が流れて、アーノルド・シュワルツネッガーで再び映画化が動き始めたけど、シュワちゃんが州知事選に出馬したことで流れて33年後の昨年ようやくイーストウッド監督で映画化されたんだそうで、それを思えば、クリント・イーストウッド監督の全てが詰まっているといってもいいのかも、クリント・イーストウッド監督の瞳がいつもよりキラキラ輝いて見えたのも納得?(^^;
あらすじ
マイクは、かつてはロデオのスターとして華やかな生活を送っていた。しかし、今は落馬事故をきっかけに慎ましい生活を送っていた。そんなある日、彼は、元雇用主から、息子ラフォを誘拐してほしいと依頼される。マイクは、メキシコに向かいラフォと出会うが……
原題 CRY MACHO
104分
監督
クリント・イーストウッド
キャスト
クリント・イーストウッド
エドゥアルド・ミネット
ナタリア・トラヴェン
ドワイト・ヨアカム
フェルナンダ・ウレホラ
T・ジョイPRINCE品川4 18:00〜観客10人程/119席

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