?《新鋭・堀貴秀監督が、ひとりで7年かけて完成させたストップモーションアニメ。環境破壊によって汚染された地球を舞台に、自我を持った人工生命体と絶滅の危機に瀕した人類の歩みを描く。コマ撮りとは思えないほど迫力のある映像に注目だ。ギレルモ・デル・トロ監督に激賞され、ファンタジア国際映画祭最優秀長編アニメーション賞を受賞した1作。》
なにこれ、凄いんですけど!
ストップモーションアニメというのはわかっていたので、時間と手間をかけた映像に圧倒されることは覚悟していたけど、まさかここまでとは思わなかったので、鳥肌ゾワゾワ。
これを7年かけてひとりで撮ったなんて、いい意味で堀貴秀監督の変態ぶりに拍手というか、終盤の生理的な気味悪さにデヴィッド・リンチ監督の「イレイザーヘッド」を思い出した。
人体キノコ?とか一度みたら忘れられない造形も多くて、それぞれの名前を知りたかったけど、パンフが売り切れていて残念。
TOHOシネマズ日比谷の旧スカラ座の大画面で観られたのもよかったと思いながらも、シアター・イメージフォーラムのような特別感のある劇場の方がより楽しめるような気がしたけど、観客動員数が続編を後押しすることになりそうなので、大ヒットして欲しい。
あらすじ
環境破壊で汚染された、近未来の地球。人類は地下開発の労働力として人工生命体“マリガン”を作り出すが、程なくして自我を持った彼らが暴走し地下を乗っ取られてしまう。1600年後、絶滅の危機に瀕した人類は、独自の進化を遂げたマリガンの調査を始め……
101分
監督
堀貴秀
TOHOシネマズ日比谷12 15:40〜観客40人程/491席


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