?《アカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされた『ブレンダンとケルズの秘密』『ソング・オブ・シー 海のうた』に続くケルト3部作の完結編にあたるアニメ。中世アイルランドの町を舞台に、人間とオオカミがひとつの体に共存した“ウルフウォーカー“と出会った少女の運命を独創的な世界観で描く。トム・ムーアとロス・スチュアートが監督を務めた。》
これは人間とオオカミがひとつの体に共存するのが“ウルフウォーカー“という世界観が面白くて、中世のアイルランドを舞台に、オオカミと人間、自由と牢獄、などの対比や人間側でいうと父と娘、オオカミ側では母と娘の絆が、美しい色彩のアニメーションで描かれていて、人間のロビンとオオカミのメーヴが少しずつ距離を縮めていく様子も感動的で、何度も涙が出そうになってしまった。
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アニメといえば快進撃中の「鬼滅の刃」では鬼と人間、「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」では妖精と人間、そしてこの作品ではオオカミと人間の戦いになるというのも興味深いものがあった。
観ているうちにジブリ映画のナウシカやもののけ姫を思い出したりしたけど、よく考えると、先にアイルランド神話ありきだったのかも。
今回は字幕版で観てみたけど、吹替版は主人公のロビンを新津ちせちゃんと知って、吹替版も観たくなった。
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あらすじ
オオカミハンターの父を持つ少女ロビンは、森の中で“ウルフウォーカー“のメーヴと出会う。魔法の力で傷を癒やせるヒーラーでもあるメーヴと友だちになったロビンは、彼女とある約束を交わしてしまう。しかし、その約束はロビンの父を窮地に陥れるものだった。
原題 WOLFWALKERS
103分
監督
トム・ムーア
ロス・スチュアート
キャスト
オナー・ニーフシー
エヴァ・ウィッテカー
ショーン・ビーン
サイモン・マクバーニー
マリア・ドイル・ケネディ
ヒューマントラストシネマ有楽町1 18:45〜観客6割程/161席


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