? 《アナログな世界観の中で静かに感動を紡ぐ、ギリシャからの新しい才能》
これは大野くんの個展狙いで久しぶりに六本木ヒルズに行っての帰り、行列に並んだりで疲れたので映画館の椅子でひと休みしたくてちょうどいい時間始まり、というだけで選んだけど、まずは“国際”とつけられるイベントが開催されているということに感無量。
人もかなり集まってはいるけど、館内の至るところに消毒スプレーが設置されてあって、トイレに行くためだけにも検温という徹底したコロナ対策で安心できた。
肝心の内容の方はというと、ギリシャ、ポーランド、スロベニア合作映画というのも新鮮だったというか、記憶を失った男がなぜリンゴを食べ続けるのかよくわからないながらも、不思議な魅力のある映像で、タイトルの意味を考えながら最後までスクリーンに引き込まれてしまった、一般公開されたらまた観てみたいかも。
521席もある大スクリーンなのにかなりの観客で埋まっていたのに驚いたけど、作品のスクリーンサイズが、ちょうどIMAXのフルサイズで観ているような感覚で、誰もいない最前列のリクライニングシートで楽しめたのもよかった。
リンゴを食べ続ける男の魂の行方
茫然自失の男が医師の診断を受けるが、何が起きたか分からない。男の人生の空白を、ミニマルな演出と個性的な映像で描く美しい愛の物語。
原題 Mila
90分
監督
クリストス・ニク
キャスト
アリス・セルヴェタリス
ソフィア・ゲオルゴヴァシリ
アナ・カレジドゥ
アルギリス・バキルジス
TOHOシネマズ六本木ヒルズ7 18:00〜観客7割程/521席


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