☆☆とりあえずの映画鑑賞メモ☆☆

?《大人気ゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を、ハリウッドで実写化。音速で走る青いハリネズミ、ソニックが、ひょんなことから出会った保安官と相棒となり、一緒に奮闘する様を描く。アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート経験のあるジェフ・ファウラーが初めて実写監督を務め、ジェームズ・マースデンやジム・キャリーらが出演する。》

セガのゲームは知らなかったので、ソニックがハリネズミとわかってビックリ！

思いがけない冒頭のエピソードからグイグイと引き込まれたというか、“音速”のスピードで移動できるソニックの動きについていけなくて、途中意識が遠くなりかけてしまったけど、お久しぶりのジム・キャリーの怪演もツボ、ジェームズ・マースデンが出ているのも嬉しかった。

時間で選んで吹替版になったしまったけど、ジム・キャリーの声も聴いてみたいので次は字幕版で観てみたいかも、音楽も大充実で楽しめた。

あらすじ
宇宙の果てにある平和な“島“で育った、青いハリネズミのソニック。音速のスピードで走ることが出来る彼は、砂浜や大きな滝、ループコースターも一瞬にして駆け抜けてしまう。そんなある日、ソニックのスーパーパワーが狙われ、彼はひとり地球に逃げることに。

原題　SONIC THE HEDGEHOG

100分

監督
ジェフ・フォウラー

キャスト
ジェームズ・マースデン
ティカ・サンプター
ジム・キャリー

声
中川大志
寺嶋眞秀
中村悠一
井上麻里奈

T・ジョイPRINCE品川8 18:45〜観客20人程/210(105)席

《当時の日本映画歴代興行収入第1位を記録した宮崎駿監督、原作、脚本の劇場用アニメーション作品で、アニメーション作品として初の日本アカデミー賞最優秀作品賞の受賞をはじめ、様々な国内の映画賞を受賞。》

荘厳な始まりかたの冒頭からすぐに画面に釘づけ。

とにかく生きること、そして憎しみからは何も生まれないというメッセージや、人間対自然、環境汚染など今に繋がるテーマ盛り込まれていて、映像の美しさもだけど、アシタカやサン、モロの君などキャラクターの作り込みも素晴らしくて、声の担当のキャスティングも良かった、特に美輪明宏さんの声は鳥肌もの。

ジブリ作品は自分の中では「風の谷のナウシカ」が最高と思っていたけど、今改めて観てみるとそれも揺らぎそう、というか、公開当時はどうしてもナウシカと比べたり、大量のCM投入や繰り返し流れる主題歌に少し斜に構えて観ていたところもあるので、正直なところちゃんと観てなかったのかもと思うと、この機会に観ることができて本当によかった。

室町時代の日本。タタリ神にかけられた呪いを解くため西方へ旅立った少年アシタカは、人間でありながら神々の側につくもののけ姫と呼ばれる少女サンと出会う…

133分

監督
宮崎駿

キャスト
松田洋治
石田ゆり子
田中裕子
小林薫
美輪明宏
西村雅彦
上條恒彦
森光子
森繁久彌

T・ジョイPRINCE品川9 15:20〜観客15人程/190(95)席

?《作画監督の安藤雅司、美術監督の武重洋二、音楽の久石譲など、宮崎アニメの常連が結集。宮崎監督の前作「もののけ姫」に続き、日本古来の土着神たちがユニークなデザインで登場し、国内興行収入は304億円で歴代1位。第52回ベルリン国際映画祭では、アニメーション作品として初の金熊賞を受賞し、第75回アカデミー賞でも長編アニメーション賞を受賞。国内でも第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞（今敏監督の「千年女優」と同時受賞）、第6回アニメーション神戸作品賞ほか映画賞を多数受賞した。》

これまた久しぶりの鑑賞だったけど、「風の谷のナウシカ」から15年経っているだけあって映像技術も格段に進化していて、千尋の目線で描かれる世界観が面白くて、湯婆婆、釜爺、カオナシとか懐かしいキャラが出てくるたびに旦那と顔を見合わせてニマニマ。

観終わって退場する時に目があった男性の方に声をかけたら、今回のジブリ再上映に自転車で駆けつけたそうで、なんと89歳とのこと。
奥さんに先立たれて、今はひとりで映画館通いをされてるそうで驚いたというか、89歳でも自力で映画館に行けることに映画以上に感動してしまった。

うちもどちらが先になるかはわからないけど、ひとりになっても映画館に行く楽しみで乗り越えられますように…とか映画の感想とは違うけど(^^;
　
《 あらすじ
10歳の千尋は、両親と地方都市に引っ越す途中、異世界に迷い込む。そこでは人間は、魔女＝湯婆婆が経営する神さまのための銭湯で働かない限り、ブタや石炭に変身させられてしまうのだった。ブタになった両親を助けようと、千尋はそこで働きはじめる…。

125分

監督
宮崎駿

キャスト
柊瑠美
内藤剛志
沢口靖子
夏木マリ
入野自由
菅原文太
小野武彦
我修院達也
神木隆之介
はやし・こば
玉井夕海
大泉洋
上條恒彦

T・ジョイPRINCE品川5　19:15〜観客30人程/210(105)席

?《　宮崎駿オリジナルの原作漫画を映画化した劇場用アニメーション。地球壊滅後の近未来を舞台に、“腐海”と呼ばれる毒の森に生きる人々の闘いを描く。文化論を躍動感溢れる娯楽作に昇華させた宮崎駿の手腕はさすが。また、鬱蒼とした腐海や数々の巨大な虫たちを具現化した美術も素晴らしい。》

初めて観たのは確か今のバルト9がまだ新宿東映だった頃で、ナウシカの幼い頃の回想シーンに涙が止まらなくて、あの“ランラーララ、ランランラン”のところで泣き声をたてないように持っていた手袋を口にくわえて大号泣したのを覚えているけど、その後も何度か観ているものの、最後に観たのがいつなのか思い出せないほど久しぶりのナウシカだったので、今観たらどうなんだろうとドキドキしながらの鑑賞だったけど、いや〜、やっぱりすごいのひとこと！

さすがに今どきの映像技術を駆使したアニメーションと比べると映像的な粗さはあるにしても、乗り物や生物などの造形もしっかり作り込まれた世界観に圧倒されたというか、コロナ禍の今に繋がる問題提起も織り込まれていて34年経った今観ても少しも古さを感じない面白さだった、ジブリの中ではやっぱりこれが一番好きかも。

あらすじ
海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日、虫に襲われた輸送飛行船が風の谷に墜落する。船内には、“火の七日間”と呼ばれる最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が積まれていた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し、風の谷の王妃ナウシカも陰謀渦巻く戦乱に巻き込まれてゆく。

116分

監督
宮崎駿

キャスト
島本須美
辻村真人
京田尚子
納谷悟朗
永井一郎
宮内幸平
八奈見乗児
矢田稔

T・ジョイPRINCE品川6 18:35〜観客8割程/210(105)席

?《シルベスター・スタローンが、最強の帰還兵を演じる人気アクションシリーズの完結編。愛する者を救うためにメキシコの凶悪な犯罪組織に立ち向かうこととなる主人公ランボーの死闘がドラマチックに描かれる。『キック・オーバー』などでメキシコの犯罪の世界を描いたエイドリアン・グランバーグが監督を務め、パワフルなアクションを演出している。》

これが最終章というわりには、これまでのような世界規模な舞台ではなくて、戦う相手も巨大組織とかではなくこじんまりした話だったのは意外だったけど、シリーズ物によくあるような元の作品とかけ離れたものになったり広げすぎたりせずに、シンプルなリベンジアクションに特化した作りになっているところがよかった。

悪行の限りを尽くす敵に立ち向かうランボーの姿が、たまたま前日に観た「イップ・マン外伝　マスターZ」と被るところがあっで、片や詠春拳、片や戦争で培った戦闘スキルというアクションの違いなどを比較できたのもよかったけどさすがにこちらはR15＋なだけあってかなりエグいところもあるので要注意。

このシリーズのファンというわけではないし、スタローンの大ファンというわけではないけど、これで終わりというのはやはり寂しい思いだった、お疲れさま、ランボー＆スタローン。

というか、深く刻まれたシワのひとつひとつに味わいがあって、まだまだこれからも頑張ってほしいかも。

あらすじ
故郷アリゾナで旧友の女性や、その孫娘ガブリエラと共に、家族のように暮らすランボー。しかし、ある日ガブリエラがメキシコの人身売買組織にさらわれるという事件が発生。ランボーは愛する“娘“を救うため、戦闘スキルをフルに発揮して強大な敵に挑むことに。

原題 RAMBO:LAST BLOOD

101分

R15+

監督
エイドリアン・グランバーグ

キャスト
シルヴェスター・スタローン
パス・ベガ
セルヒオ・ペリス＝メンチェータ
アドリアナ・バラーサ
イヴェット・モンレアル
オスカル・ハエナダ

TOHOシネマズ上野8 18:20〜観客8割程/201席(100)席

?《『パシフィック・リム：アップライジング』などハリウッド映画にも出演する香港のアクションスター、マックス・チャンが、名匠ユエン・ウーピンと組んだアクション。イップ・マンとの闘いに敗れ、一度は詠春拳を捨てた男が、ある事件をきっかけに再び立ち上がり、武術で悪に立ち向かう様を描く。共演は、デイヴ・バウティスタやトニー・ジャーら。》

ドニー・イェンの「イップ・マン」シリーズは観ているけど、本編に負けず劣らずの面白さ！

内容的には「イップ・マン　継承」でイップ・マンと闘って敗れたあのチョン・ティンチを主人公にしたもので、ティンチ役のマックス・チャンのキレッキレなアクションに大興奮。

チャンだけでなく、登場人物全員が格闘家みたいな武術アクションの釣瓶打ちで手に汗握りっぱなしの108分だった。
出番少ないけどトニー・ジャーも美味しい役で登場、ミシェル・ヨー姐さんも相変わらずの貫禄で出てくるだけで画面が引き締まるところはさすが！

アクションだけでなく、ティンチとその息子との親子の絆、1960年代の香港の様子や暮らしぶりなどもしっかり描かれていて、久しぶりに香港映画の面白さを堪能できた。

あらすじ
イップ・マンに敗れ、今は息子と穏やかな生活を送るティンチ。そんなある日、街を仕切るギャングのキットに追われている人々を救ったことで、彼は住み処を失ってしまう。やがてキットのさらなる悪行に怒りを爆発させたティンチは、悪の巣窟に乗り込んでいく。

原題　YE WEN HUI CHUAN:ZHANG TIANZHI


108分

PG12

監督
ユエン・ウーピン

キャスト
マックス・チャン
デイヴ・バウティスタ
ミシェル・ヨー
トニー・ジャー
リウ・イエン
クリッシー・チャウ
ケビン・チェン
パトリック・タム
シン・ユー

ん

?《ボリショイ・バレエ団による新プロダクション『ジゼル』を全国の映画館で上映する。恋人アルブレヒトに裏切られ、悲しみのあまりに息絶える村娘ジゼルだが、精霊たちに命を追われるその恋人を身を挺してかばう様を描く。古典舞踊の不朽の名作として名高い『ジゼル』に振付師アレクセイ・ラトマンスキーが新たな視点をもたらし、根源的な愛を問う。》

今年の3月にこのシリーズの『ライモンダ」という演目を観て、あまりにも美しくて、第3水曜日はこのシリーズを観る予定でいたのに自粛モードで映画館も休館になって観られなくなってがっかりしていたので、まずは再開に感謝。

今回の「ジゼル」も衣装から身のこなしからもうため息が出るような美しさで鳥肌立ちっぱなし、特に2幕目の、群舞からの亡霊になったジゼルの空中の舞いの素晴らしいこと！

ジゼルを演じたオルガ・スミルノワ、アルブレヒトを演じたアルテミー・ベリャコフの2人の相性もぴったりで、並んだだけでうっとり。

このシリーズの良いところは、開演前の会場の様子やリハーサル風景なども観ることができて、生の舞台とはひと味違う楽しみ方ができることで、こんな時間を味わうことができることに感謝、次の「ジュエルズ」も観られますように。

キャスト
オルガ・スミルノワ
アルテミー・ベリャコフ
デニス・サーヴィン
アンゲリーナ・ヴラーシネツ
ネッリ・コバヒーゼ
リュドミラ・セメニャカ
アナスタシア・デニソワ

T・ジョイPRINCE品川2 19:00〜観客40人程/190(85)席

?《人気俳優・中村倫也が、事故の後遺症で多重人格となった主人公を演じる風変わりなファンタジー。ひとりの男の身体に宿った7人の人格のうちのひとりが行方不明になったことで、日常のバランスが崩れていく様を描き出す。オリジナリティ溢れる脚本を執筆し、監督も手がけたのは、『君の名は。』にCGクリエイターとして参加していた吉野耕平。》

予告編のイメージから、中村倫也くんが曜日ごとに性格の違う人物を演じるのかと思ったら、主に“火曜日の僕”中心で、それほどの変化はなかったけど、上映前の中村倫也くんの観客へのメッセージがいい感じに導入部になっていて自然に引き込まれてしまった。

共演の石橋菜津美さんがちょっと上野樹里さんに感じが似ているので、中村倫也くんと出ている某CMからの気の弱い男の子と被って、時折現れるワイルドな別の顔にもドキドキ、切ない背景があるんだけど、無理に話を広げないところも良かった、エンドロールの付箋の文字もお見逃しなく。

あらすじ
7人分の人格が曜日ごとに入れ替わって暮らしている“僕“。一番地味で目立たない“火曜日“が、ある朝目覚めると、そこは目覚めるはずのない水曜日だった。“水曜日“がいなくなったことに戸惑いながらも新鮮な一日を謳歌するが、徐々に恐怖を感じ始める。

104分

監督

吉野耕平
キャスト

中村倫也
石橋菜津美
中島歩
休日課長
深川麻衣
きたろう

TOHOシネマズ日本橋3 18:30〜観客30人程/333席