【漫画家の大友克洋が1982年から「ヤングマガジン」で連載した同名コミックを、大友自らが監督を務めて1988年にアニメーション映画化。近未来の東京を舞台に超能力者と暴走族の少年たちや軍隊が繰り広げる戦いを描き、製作期間3年、総製作費10億円という当時としては破格の歳月や労力をつぎ込んで生み出された濃密でハイクオリティなアニメーションが4Kリマスターと音楽監督の山城祥二指揮のもとで行われた5.1ch音源のリミックスを施した「AKIRA 4Kリマスターセット」として4月23日にブルーレイ発売。それを受けてIMAXシアターで4Kリマスター版が劇場公開。】
昨年5月にキネカ大森で何十年ぶりに観て以来だったけど、今回は格段に大きなスクリーンでしかも4Kリマスター版ということで音も迫力満点。
昨年は何も考えずにただただ30年以上前の作品なのにオリンピックを控えた東京があまりにもタイムリーに描かれていて驚くばかりだったけど、今の東京の現状を考えるとどうしても、“AKIRA”をコロナに置き換えてしまって怖さ倍増で、改めてこの作品の凄さに感服。
なかなか映画館に行きづらいこの時期、マスクはもちろん、観る前、観た後、帰宅後の消毒スプレー欠かさずの用心しながらでの鑑賞なのであまり大きな声では言えないけど、IMAX版で観ることができてよかった。
1988年7月、関東に新型爆弾が落とされて第3次世界大戦が勃発。それから31年が過ぎた2019年、東京湾上に築かれた新たな都市=ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、繁栄を取り戻しつつあった。ある夜、職合訓練校に通う不良少年の金田と仲間の鉄雄らは、閉鎖された高速道路でバイクを走らせていたが、そこで26号と呼ばれる奇妙な男と遭遇する。その男は、軍と対立するゲリラによって、「アキラ」という軍事機密と間違えてラボから連れ出され、軍に追われていた。そこへ現れた軍によって、26号と接触して負傷した鉄雄が連れ去られてしまい……。
124分
監督
大友克洋
キャスト
岩田光央
佐々木望
小山茉美
玄田哲章
大竹宏
北村弘一
渕崎由香里
大倉正章
荒川太郎
T・ジョイPRINCE品川11(IMAX) 18:40〜60人程/300席


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