《『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督が手がけ、第91回アカデミー賞で3冠に輝いたNetflixオリジナル映画。1970年代のメキシコ、ローマ地区を舞台に、ある中産階級家族の日々を家族に仕える家政婦の視点から描くと同時に政治的混乱に揺れるメキシコ社会をも映し出す。全編を彩る美しいモノクロ映像が特徴的な1作。》
これはNetflix配信という珍しい形式の作品で、アカデミー賞受賞してなかったら観る機会もなかったかもなのでまずは劇場で観ることができて感謝、調布か吉祥寺で観ようと思っていたけどシネスイッチ銀座でも上映されてよかった。
内容的には1970年代の中産階級の家庭を淡々と描いたもので、当時の政治的混乱も絡めてあるものの、正直なところ最初のうちは何を描きたいのかわからなかったけど、その家族に使える家政婦さんが妊娠したあたりから物語が動き出して、何か上質なドキュメンタリーを観ているような感覚で一気に引き込まれてしまった、モノクロ映像の鮮烈な美しさも印象的。
それほどエロエロな場面もバイオレンス描写もないのに何故R15+なのかと思ったら、男性のナニがボカシなしだったからということに思い当たって複雑な気持になったのは内緒(^^;
下手にボカシがあるとかえってわいせつ感が増すけどボカシなしだと目のやり場に困るというのも考えものかも、というかそんな風に意識するのも変なんだけど。
あらすじ
70年代初頭のメキシコシティ。医者の夫アントニオと妻ソフィア、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女性クレオは、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていた。そんな中、クレオは同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミンと恋に落ちる。一方、アントニオは長期の海外出張へ行くことになり……。
原題 ROMA
134分
R15+
監督
アルフォンソ・キュアロン
キャスト
ヤリツッァ・アパリシオ
マリーナ・デ・タビラ
シネスイッチ銀座2 16:55〜観客3割程/182席


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