《インド映画としては世界興行収入歴代3位となった大ヒット人間ドラマ。お人よしのインド人青年と声を出せないパキスタンからの迷子の少女が、インドからパキスタンにある彼女の家を目指し700キロの旅にでる姿を描く。インド人青年を“3大カーン“のひとり、サルマン・カーンが、迷子の少女を超人気子役ハルシャーリー・マルホートラが演じた。》
“ゼロ”と父親に呼ばれるくらい愚直な男が、インドで迷子になった声の出せない少女をパキスタンに連れて行くという、ただそれだけの話なんだけど、愛と憎しみをテーマに、国の問題や宗教の違いなどが描かれていて、笑いあり涙あり、インド映画ならではの群舞や歌も楽しくて、砂漠や渓谷など美しい風景を眺めることのでいる旅の映画としても面白かった。
少女と出会ったことで人間として成長する主人公の“バジュランギおじさん”を演じたサルマン・カーンもよかったけど、なんといっても子役少女が可愛くて、声が出ないという設定からの想像通りのラストにわかっていても感動。
エンドロールで流れる歌がこの作品の解説そのものになっているようで、味わい深い歌詞も胸に響いた。
69席という小さな劇場にしてもほぼ満席でびっくり、
あらすじ
パキスタンの村に住むシャヒーダーは言葉をしゃべれない女の子。そんな彼女がインドのイスラム寺院を訪ねた際に母親とはぐれてしまう。ヒンドゥー教の熱烈な信者であるパワンは、シャヒーダーとの出会いを神の思し召しと考え、彼女を家に送り届けようとする。
原題 BAJRANGI BHAIJAAN
159分
監督
カビール・カーン
キャスト
サルマーン・カーン
ハルシャーリー・マルホートラ
カリーナー・カプール
ナワーズッディーン・シッディーキー
シャーラト・サクセーナ
オム・プリ
キネカ大森2 18:50〜ほぼ満席/69席


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