《アーサー・C・クラークの原作を基に、S・キューブリックが映像化したSF映画の金字塔。人類の夜明けから月面そして木星への旅を通し、謎の黒石板“モノリス”と知的生命体の接触を、クラシックをBGMに色褪せることのない壮観かつ哲学的な映像で描いていく。
日本では1968年の初公開を皮切りに何度かリバイバル上映されており、製作50周年となる2018年には、10月6日から国立映画アーカイブでアンレストア70ミリ・ニュープリント版(クリストファー・ノーラン監修)のフィルム上映が行われ、同月19日からはIMAXシアターで2週間限定公開。》
最初に公開された時から名画座、そして2001年の「新世紀特別版」、40年後になる2008年と何度か観ているけど、IMAXで観るとまた格別、始まってすぐのあの音楽からもう鳥肌ぞわぞわ。
って、何度も観ているわりには未だにはっきりとした解釈ができないままでいるけど、何度観ても古さを感じることのない映像とまるでこの映画のためにあるような音楽との融合はまさに奇跡!
先月6日からの国立映画アーカイブでの70ミリ・ニュープリント版のフィルム上映を観たいと思いながら出遅れているうちに完売になってしまったのでIMAXで観られてよかった。
映画が終わっても鳴り止まない音楽をしっかり最後まで聴き届けて小さく拍手して席を立ったけど、明かりがついた時点で席を立ってしまう観客がけっこうたくさんいたのが残念、音楽が鳴り止むまで明かりはつけないで欲しかったかも。
月に人が住むようになった時代。月のクレーターの地中から謎の石碑が発掘され、宇宙評議会のフロイド博士が調査に向かう。それから18カ月後、最新型人工知能「HAL(ハル)9000型コンピュータ」を搭載した宇宙船ディスカバリー号は、デビッド・ボーマン船長、フランク・プールら5人のクルーを乗せて木星探査に向けて航行していた。しかし、その途上でHALが探査計画に対して疑問を抱いていることを打ち明ける。ボーマンとプールはHALの不調を疑い、いざというときはHALの回路を切断することを決めるが、それを知ったHALは反乱を起こす――。
原題 2001:A SPACE ODYSSEY
139分
監督
スタンリー・キューブリック
キャスト
ケア・デュリア
ゲイリー・ロックウッド
ウィリアム・シルベスター
ダニエル・リクター
レナード・ロシター
マーガレット・タイザック
ロバート・ビーティ
ショーン・サリバン
ダグラス・レイン
TOHOシネマズ日比谷4(IMAX)17:30〜観客6割程/341席


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