《メル・ギブソンが10年ぶりにメガホンを執り、第89回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞を含む6部門にノミネートされた戦争ドラマ。第2次世界大戦時、“武器を持たない兵士“としてアメリカ史上初の名誉勲章を受けたデズモンド・ドスの実話を描く。主演は『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールド。》
これまでも戦争映画はたくさん観てきたけど、舞台となったハクソー・リッジのあの崖の脅威とこれでもかのリアルな銃弾線の凄いこと!
戦う相手が日本人というところもあって目をそらしたくなる部分もあったけど、どちらの国がどうとかよりも銃を持たずに戦いに参加する主人公の姿と信念の強さに感動、戦争の虚しさ、愚かさが伝わってきて最後は震えてしまった。
主役のアンドリュー・ガーフィールドは「沈黙−サイレンス−」がまだ記憶に新しいけど、あちらでの抽象的な神の視線に比べて、こちらの方はより具体的で、信仰と信念の違いみたいなものを感じてより共感できたのは、幼い時からの家庭環境や父もまた戦争で深く心まで傷ついたという背景がしっかり描かれていたからかも。
「ジーサンズ はじめての強盗」とハシゴしての鑑賞だったけど、いやはや先にこちらを観ていたら「ジーサンズ〜」の方は頭に入らなかったかも、というか、こんな志の高い作品を撮ったメル・ギブソンが「ブラッド・ファーザー」ではショットガン片手の親父役だったりして、やっぱりこれを観る前に先に観ておいてよかった、順番って大事(笑)
あらすじ
人を殺めてはいけないと強く心に決めたデズモンドは、軍隊でもその意志を貫こうとしていた。家族の助けを借り、銃を持たずに戦場に行くことを許可された彼は、激戦地“ハクソー・リッジ“での戦闘に参加。しかし敵の攻撃は凄まじく、一時撤退を余儀なくされる。
原題 HACKSAW RIDGE
139分
PG12
監督
メル・ギブソン
出演
アンドリュー・ガーフィールド
サム・ワーシントン
ルーク・ブレイシー
テリーサ・パーマー
ヒューゴ・ウィーヴィング
レイチェル・グリフィス
ヴィンス・ヴォーン
T・ジョイPRINCE品川2 18:40〜観客50人程/190席


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