《『凶悪』の白石和彌監督が綾野剛を主演に迎えて描く実話を基にした衝撃作。“日本警察史上の最大の不祥事“と呼ばれる、2002年の稲葉事件を描いた稲葉圭昭の著書を原作に、“黒い警部“の異名を残す北海道警察・警部の壮絶な26年間を描く。綾野演じる警部と捜査協力者とのバディムービーの要素も加わったクライム・エンタテインメント。》
タイトルや予告編の感じから、もっとノーテンキなドタバタ警察物かと思ったら、原作が実在の刑事の手記を基にしているだけあって、かなりシリアスな警察内部の暴露もので、北海道警察本部がよく映画化を許したなと驚きながらも、主役の刑事役の綾野剛くんのなりきり演技にもビックリ!
やることはワルだけど、自分なりのルールでどこか憎めない優しさを感じさせるところは同じく主演した「新宿スワン」のスカウトマンに通じるところがあるかも。
共演者も魅力的で、ピエール瀧さんや中村獅童さんが途中でいなくなってしまったのは残念だったけど、YOUNG DAISさんも好演、昭和から平成にかけての時代感からも目が離せなくて、監督の目指す“警察官だけどギャングの一代記みたいな映画”として面白かった。
ストーリー
北海道警の刑事・諸星要一は、強い正義感を持ちながらもうだつの上がらない日々を過ごしていた。ある日、敏腕刑事の村井から“裏社会でS(スパイ)をつくれ“と刑事のイロハを叩き込まれる。諸星は言われるままに“S“を率いて規格外の捜査を遂行していく。
135分
R15+
監督
白石和彌
出演
綾野剛
YOUNG DAIS
植野行雄
矢吹春奈
瀧内公美
田中隆三
みのすけ
中村倫也
勝矢
斎藤歩
青木崇高
木下隆行
音尾琢真
ピエール瀧
中村獅童
白石糸
楽天地シネマズ錦糸町4 17:20〜観客20人程/307席


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