《『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が、直木賞受賞作家、小池真理子の同名小説を映画化。1969年の仙台を舞台に、ひとりの女子高生の成長と切ない恋の行方を描く。成海璃子が少女から大人の女性へと変化していく主人公の響子を熱演。響子が恋する渉役を若手演技派の池松壮亮、渉の友人、祐之介役を出演作が相次ぐ斎藤工が務める。》
“無伴奏”といえばバッハのバイオリン組曲のシャコンヌが思い浮かぶけど、こちらは実際にあった喫茶店の名前なのだとか。
ジャズ喫茶には行ったことがあるものの、バロック喫茶というのは知らなかったけど、大学に入学したのがこの映画の2年後くらいで、当時は学生運動の名残がまだあったので、まずは懐かしかった。
時代に感化されて過激な運動に走るヒロインを演じた成海璃子ちゃんは頑張っていたと思うけど、あの見せ方では中途半端で可哀想というか、脱がなくてもよい演出を工夫するか、いっそ思いきって脱いだ方がいやらしさもなくて自然だったかも、或いは無名でも脱げる女優さんにするとか?
なんて、内容に関係ないところで思ったりしたけど、池松壮亮くんと斎藤工さんの絡みにびっくり、それだけでも大収穫だった(^^;
内容的には消化不良なところもあって居心地悪さも感じたけど、着地点はよかったというか、繰り返し流れるパッヘルベルのカノンも心地よくて、ある意味この映画の主役のひとつともいえるのかも?
ストーリー
学生運動が全盛の時代、仙台で暮らす女子高生の響子は情勢に感化され、制服廃止闘争を展開するなどして日々を過ごしていた。そんなある日、彼女は友人に連れられて喫茶店“無伴奏“を訪れる。そこで偶然席が隣り合わせになった渉に響子は強く心惹かれていく。
132分
R15+
監督
矢崎仁司
出演
成海璃子
池松壮亮
斎藤工
遠藤新菜
松本若菜
酒井波湖
仁村紗和
斉藤とも子
藤田朋子
光石研
松嶋亮太
中村無何有
海音
関本巧文
田中貴裕
池浪玄八
丸の内TOEI 2 18:30〜観客40人程/350席


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