“若年性アルツハイマーを患った女性と、支えようとする家族の葛藤と絆を描いたヒューマンドラマで、自分のアイデンティティを失っていく恐怖に怯えながらも、毅然とした態度で病魔に向き合おうとするヒロインを、あらゆるジャンルを飛び回る名女優ジュリアン・ムーアが熱演。『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートら共演陣も豪華”
地位も名誉もお金もある家族の話で切実感がなかったけど、だからこその本人や家族たちの戸惑いが感じられたというか、現実的にはこの映画で描かれている以上に大変なんだろうけど、記憶が抜け落ちていく様子がリアルで、年齢的にも近いところもあってか他人事には思えなくて胸が痛くなった。
アルツハイマー病や認知症を描いた映画はこれまでも観たことがあるけど、家族に遺伝する家族性アルツハイマー病というのは初めて知ったので興味深いものがあった。
難しい役を演じたジュリアン・ムーアの演技は確かにアカデミー賞も納得だけど、役柄で獲得したような気もしたりして、スタントなしのスキンヘッドでアクションをこなした「マッドマックス 怒りのデスロード」のシャーリーズ・セロンにあげたいのが正直なところかも、なんて思ったのはおいといて、娘役のクリスティン・スチュワートが美少女から美女へとますます綺麗になっていたのも目の保養だった。
ストーリー
名門大学で教鞭をとる言語学者のアリスは、50歳で若年性アルツハイマーと診断されてしまう。少しずつ記憶や知識が消えていく中、アリスは未来の自分のためにビデオメッセージを残す。自分自身を忘れる前のアリスが忘れてしまった自分に託したメッセージとは?
原題 STILL ALICE
101分
監督
リチャード・グラツァー
ウォッシュ・ウエストモアランド
出演
ジュリアン・ムーア
クリステン・スチュワート
アレック・ボールドウィン
ケイト・ボスワース
ハンター・パリッシュ
シネスイッチ銀座1 14:50〜観客6割程/273席


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