“神さま、もう少しだけ一緒にいさせて…劇作家で俳優の宅間孝行が主催し、2012年をもって 解散した劇団「東京セレソンデラックス」の名作舞台を、堤幸彦監督、竹中直人、貫地谷しほり共演主演で映画化”
最初から最後まで同じ場所での会話劇なので、このまま舞台劇になりそうと思ったら、人気戯曲の映画化で、うーやん役の宅間孝行さんがその戯曲の作者で、脚本も担当していたとわかってビックリ!
J・リーの「海洋天堂」と似た設定ながら、こちらの父親の“究極の選択”の是非は判断の分かれるところだけど、知的障害者の自立支援グループホームや世間の反応など問題意識も投げかけられていて、子供を思う親の気持ちが切なかった。
貫地谷しほり、竹中直人、田畑智子さんたちの芸達者ぶりは文句なしだけど、橋本愛ちゃんのまっすぐな、明るめボーイッシュキャラが意外にハマっていて大収穫だった。
《知的障害のため、心は7歳児のままの女性 マコは、元人気漫画家の父親いっぽんに連れられ、知的障害者の自立支援グループホーム「ひまわり荘」にやってくる。無邪気で陽気な住人た ちに囲まれ、のびのびと日々を送るマコは、そこで出会った男性うーやんにも心を開いていく。ようやく見つけた理想の場所で娘が幸せになれば、いっぽんも漫画家として復帰できるかと思われたが、やがてひまわり荘の一同に厳しい運命がふりかかる》
◆CAST
貫地谷しほり、竹中直人、宅間孝行、田畑智子、橋本愛
123分
楽天地シネマズ錦糸町2 17:35〜観客15人程/165席


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