“足もとにある 幸せ…溢れる色彩とファンタジックな世界で繰り広げられる大人のためのラブコメディ”
というわけで、お楽しみの水曜日、今日は久しぶりにハシゴできそうなので有楽町に向かいました
今日はシネスイッチで上映中の2本に決めていたので、早く観たいと思っていた「ラスト、コーション」の前にまずこちらから…順序的には、気分よくなりそうなこの作品を後にしたかったんですが、上映回が限られていて、こちらは夕方まで、「ラスト、コーション」は最終回のみなので仕方ないんですが…観終わって、もうもう最高、やっぱりこちらを後にしたかったなぁ、と思うくらい心地いい作品で、笑えて泣けて可愛くて…久々に出会えたステキなヒロイン像に大満足でした
内容は…“夫に先立たれた平凡な中年女性と人気ロマンス作家の恋模様を綴る大人のラブ・コメディ”というものですが、主演のオデット役のカトリーヌ・フロがね、可愛いんですよ、といっても、いかにも主婦な感じの雰囲気なんですが、若作りしてるような無理なところがなくて内面的なものがにじみでてくるような…綺麗な女優さんはたくさんいるけど、彼女みたいな雰囲気の女優さんはそういないかも、彼女の作品をみんな観たわけではないけど、「家族の気分」や「女はみんな生きている」とか、どれも観た後に心地よさが残るのは彼女の持っている“癒し”オーラのせいかも
原題の“Odette Toulemonde”はヒロインの名前なんですが、ラストに集約されるテーマがなにげに「ペネロビ」と被るところがあるので、邦題は「オデット」でもよかったかも…というか、楽しげな邦題も悪くはないかも…何かにつけて歌いだすところはちょっとしたミュージカル仕立てなんですが、その場面がまたニヤニヤするくらい“幸せ感”に溢れていて、売り場の化粧品やらお掃除中の小物やらも一緒に動き出す…あ、せっかくのお楽しみを書いてしまうともったいないですね、4月11日までなので、興味ある方ぜひ観てみてください、邦題にも納得ですよ
12日からは、カトリーヌ・フロ主演の「譜めくりの女」が同じくシネスイッチで始まるようです、こちらはがらりと変わってシリアスな雰囲気の役柄になりそうですが、それはそれで楽しみです。
ちなみに、サントラにはジョセフィン・ベーカーの貴重な音源7曲が収録されているとのこと、“フランスを魅了したアメリカ黒人スター”である歌姫の声をじっくり聴いてみたいかも
シネスイッチ銀座2 16:30〜観客60人程/182席


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