“この橋を渡れば、またきみに会える”
これは1月26日に観た作品ですが、今週金曜日に殆どの劇場での上映が終わってしまうので終わる前にもう一度観ておきたくて、大和駅→大森でお姑さまの様子見してから品川に向かいました
2度目の鑑賞なので感想は以前を遡って読んで頂くことにして…やっぱりこの映画大好きです、今回は結末が分かっているので最初のうちから涙、涙で困りましたが、至福の時間でした、この回が通常料金でのプレミアムスクリーンで上映というのも嬉しかったかも、観客は少なめでしたが、後ろの方には会社帰りと思われるサラリーマン風の男性もポツリポツリと見られて、思わず声かけてしまいそうでした、数ある映画の中からこれを選んだあなた、きっといい仕事してますね、なんて(笑)
今回改めて思ったのは、想像力、書くことの素晴らしさ…昨日観た「潜水服は蝶の夢を見る」で主人公が、左目以外にまだ機能するものがあった、それは想像力と記憶だ、という台詞がありましたが、まさに、この映画も想像力と記憶の映画なんですよね
そして、この映画の原作が書かれたきっかけもこの映画の“ヘソ”になっていて…つまり、事故で友人を亡くした子供を慰めるために書いたものだけど、書くことで慰められたのは自分だった、と原作者が語るように書くことの昇華作用も昨日観た「潜水服は蝶の夢を見る」と被るところがありました。
あと、私好みのツボといえば、まだまだ甘えたい年頃なのに年下の兄弟(この作品では妹ですが)に父親の愛をとられてしまっているという設定で、ふと思い出したのが「天使の詩」という映画でした、もう40年以上も前になるのに、アンドレアとミーロという役名まで覚えているこのイタリア映画でも、そういえば、肝試しの木があったし…なんかいろいろな意味で似てるかも、どちらもあらすじを読んだだけで涙が出てしまうし
まあ、泣けるからいい映画というわけでもないけど、涙を流すのって大事かも、ほんとはまだまだ何度でも観たいけど、次はDVDでの再会になりそう、また出会える日までさよなら、そして、ありがとう
品川プリンスシネマ10[プレミアム]20:35〜観客20人程/96席


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