“非人間的な状況の中で非人間的に生きる人間たちを凝視する大島渚監督の第3作”
《大阪小工場一角に立ち並ぶバラックのドヤ街を舞台に、愚連隊、血の売買をする元陸軍衛生兵が乱れての抗争と崩壊、貧民たちの悲劇を描く》
2本目のこの作品は舞台が変わって大阪のドヤ街、血を売る商売の男と愚連隊の話をモチーフに、助監督石堂淑朗との共同脚本を映画化したものでした、これは初めて観た作品かもですが、こちらはカラーで当時の世相など興味深いものがありました、少し前までの日本はまるで別の国のようだったんだなと、経済成長の凄まじさを思いました、もっとも、人間関係は今もそんなには変わらないんでしょうが…。
昔の映画は俳優さんの若い頃を観られるという楽しみもありますが、津川雅彦、佐々木功、川津祐介さんたち皆さん若いこと、伴淳三郎さんの姿もあって懐かしい思いでした。
銀座シネパトス2 15:00〜観客15人程/130席


0