今日は長唄のお稽古に行ってきました。
手習子は最後まで習えたので、来週は最初からお浚いです。上手く唄えたら次の曲に進んでもらえるかなぁ

まだ満足に唄えてないのに、次は何を教わろうかとワクワクしている私です。
さて、一緒に習っている人のお話です。
今まで長唄に縁のない生活していた70代の人がお三味線を習いに来られて約二年。
もちろんそうやって興味を持って新しいことに挑戦されるのは素晴らしいことです。
ただ、唄を知っている私でもものすごく苦戦している長唄やお三味線ですから、曲や唄を知らない人にとってみたら、かなり難しいことだと思われます。
曲を知らない人にとっては譜にある数字を拾いながら指で抑えて右手で弾く・・・
その繰り返しですが、それでは面白くない。
踊りで聴く道成寺や鷺娘の好きなフレーズを弾けた?時ってすごく嬉しいですもん

やはり曲を弾けるようになるのが楽しいのだと思うのですが、元々の曲を聞かずにただただ数字を弾く練習ばかりされているようなのです。
先生にいつも注意されて、今日は「一日千回聴いてきなさい!」と言われてました。
確かに。
「知らない歌謡曲は歌えないのと一緒。知らない曲は弾けないよ!」耳にタコができるほど先生が仰る言葉です。
そのくらい聴いてどんな曲かが分からないと弾けないってことですよね。
終わってから「私は仕事してるから聞く時間なんかないわ。」って仰ってました

んー・・・

通勤中、お皿洗いながら、お風呂、聞こうと思えばどこででも出来るのになぁ。
頑張っておられるのでずっとみんなで励まし続けてましたが、ご本人がそういう考えだったらしんどいなぁ

ちょっと悲しい
お稽古は発表の場。
一週間の練習の成果を発表し、その上で間違えていたことを直したり新しいことを吸収するんです(って)

踊りにも共通したことが言えますね


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