文楽劇場にて幸志郎師匠の舞踊の会が開催されました。
私は風流陣の桜の精を踊らせていただきました。
朝、九時過ぎに楽屋入りしてご挨拶して舞台へ。
三人での主な立ち位置を確認してから、最初の合方でその立ち位置までたどり着くかを何度かやってみました。本番はこれに草履を履いて、すーっと中央までたどり着くんだろうか・・・三人とも不安です。

開演前には舞台に師範や名取が揃ってお清めをし、一日の舞台の無事を祈ります(写真左上)私は後ろに座ってます。
それからすぐにお化粧屋さんから呼ばれて大慌て

おにぎりを一口かじって浴衣に着替えスッピンになりお化粧してもらました。一旦自分の部屋に戻り準備をして・・
そろそろかな?と見てみるともう梅と桃の精さんが衣裳つけてる

私呼ばれてない〜

またまた大慌てでお衣裳つけてかつらもつけて

そしたら顔屋さんが顔を直しに・・・
もう他の皆さんは写真に向かってるのに遅れちゃってる〜

とりあえず形も何も構ってる間もなく全員で写真を撮っていただき、あっという間に一つ前の母の踊りが終わってました
さぁ、出番です。
心配していた最初の出は、かなり走りましたが真ん中までたどり着きました。
下合わせより落ち着いて踊り始めましたが、すぐに裾がかぶってきて動きにくく、座るたびに何度も直しましたが、やはり折り返しがかぶってしまいました

その上、途中で頭ガンガン

ヤバいと思って座っていたものだから、私の動きだし遅れてしまいました。決まるところになんとか間に合いましたが・・・、皆さんごめんなさい。
後でお友達に「やらかしました」ってラインしたら「にんげんだもの、何かやらかしてしまいます」って返事がきました(笑)
お稽古中にいろいろと心配していたこともなんとかクリアして、最後の決まるところも合ってたようで

数人で踊ると合わせるのが大変ですが、みんなで作り上げる楽しさや合った時の嬉しさは格別です!
梅の精さん、桃の精さんは本当に優しい方たちで、とても仲良くさせてもらったので、終わってしまうのは寂しいですが、みんなで頑張ったことは大切な思い出として残ることと思います。
たくさん書きたいことはあふれてきますが、今日はこのあたりで・・・

お写真は左真ん中は出番直前に綱をかける練習をしながら鈴が上過ぎたらドラえもん・・とか言ってるところ。右上は本番中に舞台袖から撮ってくださったもの。
今回もまたいい経験をさせていただきました。
お忙しい中観に来てくださった方々、きれいなお花などたくさんのお心遣い、本当にありがとうございました

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